エヌビディア時価総額527兆円、マイクロソフト抜き世界首位に

AI要約

米半導体大手エヌビディアが時価総額で世界首位に躍り出た。

エヌビディアの株価急騰は人工知能関連のチップ製造によるもので、株価は過去1年半で174%も上昇した。

テクノロジー大手の争いの中で首位に立ったエヌビディアは、今後も成長が期待される。

エヌビディア時価総額527兆円、マイクロソフト抜き世界首位に

ニューヨーク(CNN) 米半導体大手エヌビディアの時価総額が18日、米マイクロソフトを抜き、世界首位となった。

エヌビディアの時価総額は約3兆3400億ドル(約527兆円)に達し、マイクロソフトの3兆3200億ドルを上回った。米アップルは時価総額3兆2700億ドルで3位につけている。

エヌビディアの株価は18日、3.5%上昇して引けた。マイクロソフトの株価は0.5%下落、アップルの株価は1.1%下落した。

エヌビディアの株価は過去1年半にわたり急騰している。同社のチップは、オープンAIのChatGPT(チャットGPT)を支える生成AI(人工知能)を含む、AIシステムを動かすプロセッサーの製造において圧倒的な存在感を示している。

同社の株価は今年、約174%上昇し、2023年にはS&P500指数銘柄で最も高い上昇率を記録した。

同社はテクノロジー大手がトップの座を争う中、首位に立った。アップルは13日、年次世界開発者会議でiPhone(アイフォーン)向けの生成AI機能などを発表。株価が上昇し、時価総額1位となったが、翌日にはマイクロソフトを下回った。

エヌビディアは7日、10対1の株式分割を完了した。先月には24年2~4月決算を発表。売上高は前年比262%増、利益は462%増だった。