EUトップ人事、結論先送り 月内合意目指す 非公式首脳会議

AI要約

EUは、フォンデアライエン欧州委員長の任期切れを迎えるに当たり、トップ人事について協議を行った。

フォンデアライエン氏の続投が有力視されているが、具体的な合意には至らず、月内のEU首脳会議で決着を目指す。

欧州委員長の選出は欧州議会により行われ、今回の会議では合意には至らなかったが、進展があるとみられている。

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで非公式首脳会議を開き、今秋に任期切れを迎えるフォンデアライエン欧州委員長らのトップ人事について協議した。

 フォンデアライエン氏の続投が有力視されているが、今回の会議では具体的な合意に至らなかった。月内に予定されるEU首脳会議での決着を目指す。

 欧州委員長は、6~9日に行われた欧州議会選挙の結果を踏まえ、EU首脳会議で指名され、欧州議会が多数決で承認する。EUのミシェル大統領は17日の会議後、「正しい方向に向かっていると思うが、合意しなかった」と記者団に述べた。