ハマス、ガザ停戦案に回答 修正提案にイスラエルが反発

AI要約

ハマスが最新の停戦案に回答し、修正を提案したが、イスラエルはハマスを"拒否"と批判

ハマスは恒久停戦やイスラエル完全撤退に関する修正を提案し、交渉は続く見通し

バイデン大統領の停戦案が国連で決議され、イスラエルも同意。ハマスも交渉への前向きな姿勢を示す

ハマス、ガザ停戦案に回答 修正提案にイスラエルが反発

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区をめぐる停戦交渉で、イスラム組織ハマスが最新の停戦案に回答し、修正を提案した。これに対してイスラエル側は、ハマスが停戦案を「拒否した」と批判している。

交渉の動向に詳しい関係者が11日、CNNに語ったところによると、ハマスは同日までに、仲介国カタールに回答を提出。この中で、恒久的な停戦やガザからのイスラエル完全撤退などに関する修正を提案した。

同関係者は、停戦に向けた交渉がさらに続くとの見通しを示した。

一方、イスラエル当局者の1人はCNNのアナリストに対し、「ハマスの回答を受け取った。ハマスはバイデン氏が演説で公表した人質解放案を拒否した」と述べた。

ガザでの恒久停戦と人質解放に向けた最新の案は、バイデン米大統領が先月末に公表した。国連安全保障理事会では10日、同案の履行を求める決議が採択された。イスラエルはこの案に同意しているとされ、11日の声明では戦闘継続の余地を残しつつ、停戦計画を正式に承認する意向を示唆していた。

ハマス側も停戦案に前向きの反応を示し、合意に向けて積極的に交渉する用意があるとの声明を出していた。