国連安保理 新たな停戦案支持、イスラエルとハマス双方に履行するよう求める決議採択

AI要約

国連安保理は、ガザ地区の停戦案を支持し、イスラエルとハマスに履行を求める決議を採択した。

アメリカが提案した3段階の停戦案に基づき、安保理はイスラエルとハマスに無条件な履行を要求した。

安保理は決議を採択し、日本を含む14か国が賛成し、ロシアは棄権した。

国連の安全保障理事会は10日、パレスチナ自治区ガザ地区をめぐる新たな停戦案を支持し、イスラエルとイスラム組織ハマス、双方に履行するよう求める決議を採択しました。

パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐり、アメリカは先月、人質の解放やイスラエル軍のガザ地区からの撤退、恒久的な敵対行為の停止などを含む3段階の停戦案を公表しました。アメリカが提案した安保理決議では、イスラエルとハマス、双方に対し、この停戦案を受け入れるとともに、無条件かつ完全に履行するよう求めています。

アメリカ・トーマスグリーンフィールド国連大使「すべての理事国が本決議案への賛成票、つまり平和への賛成票を投じることを強く求める」

採決では、理事国15か国のうち日本を含む14か国が賛成し、決議は採択されました。ロシアは棄権しました。

採決後、アメリカの国連大使は、すでにイスラエルは新たな停戦案を受け入れているとした上で、「安保理はハマスに明確なメッセージを送った。戦闘は今日にでも止められる」と述べました。