男女平等、日本118位 「大幅進展」も先進国最下位 国際調査

AI要約

世界経済フォーラムはジェンダーギャップ指数の2024年版を発表し、日本が前年から順位を上げたものの、政治や経済分野での遅れが目立つことが指摘された。

ただ、政治分野では女性閣僚の増加が評価され、総合順位の向上につながった一方で、経済分野では依然として男女格差が顕著であると報告された。

日本はG7諸国の中でも最下位となり、改善の余地があることが改めて示された。

 【ロンドン時事】世界経済フォーラム(WEF)は12日、世界各国の男女平等度を示す「ジェンダーギャップ指数」の2024年版を発表した。

 日本は総合ランキングで146カ国中118位と、過去最低だった前年(125位)から順位を七つ上げた。ただ、引き続き政治や経済の分野で遅れが目立ち、先進7カ国(G7)では最下位だった。

 WEFは日本について、「大幅な進展があった」と評価。閣僚の4分の1を女性が占めるなど、政治分野(113位、前年は138位)での改善が総合順位の上昇に寄与した。経済分野(120位、同123位)もわずかに改善したものの、幹部職の占有率や賃金面での男女格差は「引き続き顕著」だった。