今年のフィリピン成長率予想、6%に下方修正=IMF

AI要約

IMFはフィリピンの経済成長率予想を下方修正し、2024年は6%に、25年は6.2%に維持した。

成長は消費需要と公共・民間投資、輸出の回復により回復する見込みだが、地政学的緊張や気候関連のショック、金利上昇によるリスクもある。

政府目標の成長率6.0─7.0%の下限となる見込み。

今年のフィリピン成長率予想、6%に下方修正=IMF

Mikhail Flores

[マニラ 10日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は10日、フィリピンの2024年経済成長率予想を4月時点の6.2%から6%に下方修正した。国内需要の回復を背景に昨年の5.5%は上回る予想だが、政府目標である6.0─7.0%の下限となる。

25年の成長率予想は6.2%に据え置いた。

IMFは「成長は、消費需要と公共・民間投資の増加、輸出の回復を背景に回復すると見込まれる」と分析。ただ、地政学的緊張、気候関連のショック、金利上昇により、見通しに下振れリスクがないわけではないと指摘した。