ベラルーシ、ロシアの戦術核演習の第2段階に参加

AI要約

ベラルーシ軍がロシアの戦術核兵器の使用を想定した演習に参加していることが発表された。

演習は、ロシアによるウクライナ侵攻に対するプーチン大統領の警告信号とされており、報復兵器の使用に対する準備態勢を強化するためのものだとされている。

ベラルーシはNATO加盟国と国境を接しており、プーチン氏とルカシェンコ大統領は昨年、ベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表した。

ベラルーシ、ロシアの戦術核演習の第2段階に参加

[モスクワ 10日 ロイター] - ベラルーシ国防省は10日、ロシアの戦術核兵器の使用を想定した演習の第2段階にベラルーシ軍が参加していると発表した。

ロシアのプーチン大統領の命令に基づく演習の第1段階は先月、ロシア南部で実施された。ロシアによるウクライナ侵攻に対する西側諸国の深入りをけん制するプーチン氏の警告信号だとアナリストらは指摘していた。

ベラルーシのフレニン国防相は、演習は「いわゆる報復兵器の使用に対する準備態勢を強化する」ための先を見据えた措置であるとし、いかなる脅威にも毅然として対応すると表明した。

フレニン氏は演習の場所や使用された兵器の種類には言及しなかった。ベラルーシは、北大西洋条約機構(NATO)に加盟している3カ国、ポーランド、リトアニア、ラトビアと国境を接している。

プーチン氏とベラルーシのルカシェンコ大統領は昨年、ロシアがベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表した。