ゴミ風船飛来の韓国、北朝鮮批判の宣伝放送実施へ…２０１８年以来で「責任は全面的に北朝鮮に」
AI要約
韓国政府は北朝鮮の風船によるゴミ散布に対抗し、拡声機で宣伝放送を再開することを決定した。
北朝鮮が挑発行動を取る可能性があり、宣伝放送は北朝鮮の体制批判やKポップを流すことで、北朝鮮兵士らを動揺させる狙いがある。
北朝鮮は３３０個のゴミが入った風船を飛ばし、韓国に向けて送ったという。
【ソウル＝小池和樹】韓国政府は９日、北朝鮮が風船によるゴミの散布を行ったことへの対抗措置として、拡声機で北朝鮮の体制批判を行う宣伝放送を同日中に実施すると発表した。北朝鮮もさらなる挑発を行う可能性がある。
宣伝放送の再開は、同日午前に開かれた緊急の国家安全保障会議（ＮＳＣ）常任委員会で決定した。韓国政府は「今後の緊張の高まりの責任は全面的に北朝鮮にある」としている。宣伝放送は北朝鮮の体制批判やＫポップを大音量で流し、北朝鮮兵士らの動揺を引き起こす狙いがある。放送は１８年に中断していた。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は８日から９日にかけ、ゴミをぶら下げた風船約３３０個を韓国に向けて飛ばした。
