H5N1型鳥インフルのヒト感染、豪で初確認 インド帰りの女児 WHO

AI要約

インドからオーストラリアに帰国した2歳半の女児がH5N1ウイルスに感染

女児はインドで感染した可能性が高い

WHOがインド当局に通知し、疫学調査が進行中

H5N1型鳥インフルのヒト感染、豪で初確認 インド帰りの女児 WHO

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は7日、インドからオーストラリアに帰国した2歳半の女児が高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに感染していることが判明し、国内で集中治療を受けたと明らかにした。豪州でH5N1ウイルスのヒトへの感染が確認されたのは初だとしている。

 WHOは、感染源は今のところ不明だが、女児は旅行先のインドで感染した可能性が高いと指摘している。

 女児は2月12日から29日までインド・コルカタ(旧カルカッタ)に滞在。病人や弱った動物への接触は確認できていないという。

 3月1日に帰国し、翌日、ビクトリア(Victoria)州内で入院。4日から症状が悪化し始めたため、メルボルンの病院の集中治療室(ICU)に移され、2週間半後に退院した。入院中にH5N1の陽性反応が出た。

 WHOによれば、インド当局には通知済みで、同国で疫学調査が進められているという。【翻訳編集】 AFPBB News