マクロン氏、有志国からウクライナ兵の訓練要員派遣を表明…ゼレンスキー氏とパリで会談

AI要約

フランスのマクロン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナ兵の訓練要員を派遣する考えを表明した。

ゼレンスキー氏は訓練の短期間化に感謝し、マクロン氏は有志国での調整を進めていると述べました。

ウクライナへの部隊派遣に関して懸念が広がったが、バルト3国などは理解を示していた。

 【パリ=梁田真樹子】フランスのマクロン大統領は7日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とパリで会談した。マクロン氏は会談後の共同記者会見で、ウクライナ兵を訓練する要員を有志国から派遣する考えを表明した。

 マクロン氏はウクライナ側から訓練要員派遣の要請があったと明らかにし、要請は「正当なものだ」との認識を示した。すでに複数の国が同意して調整を進めていると説明し、「今後数日で『有志連合』をまとめる」と述べた。ゼレンスキー氏は「(訓練が)より短期間で実戦的なものになる」として謝意を示した。

 マクロン氏は2月にウクライナへの部隊派遣について「排除されない」と発言した。ロシアを過剰に刺激し、戦闘をエスカレートさせかねないとして米欧各国に懸念が広がったが、バルト3国などは理解を示していた。