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イスラエル、国連「子どもの人権侵害」リスト入りに猛反発
国連の年次報告書によると、イスラエルが紛争下で子どもの人権を侵害している国としてリスト入りしたことで、同国は猛反発している。
イスラエルの国連大使は報告書のリスト入りを非難し、ハマスの活動に対する批判も行われている。
イスラエル政府は国連事務総長の決定に対し、自国の軍隊の道徳的性質を主張し、激しい反発を示している。
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【AFP=時事】国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長による年次報告書「子どもと武力紛争(Children and Armed Conflict)」で、紛争下で子どもの人権を侵害している国家や軍のリストにイスラエルが含まれているのが分かり、同国は7日、猛反発した。
報告書は今月18日に公表される予定だが、イスラエルのギラド・エルダン(Gilad Erdan)国連大使は、同国のリスト入りを内々に通達され、「恥ずべき決定に大きな衝撃を受け、嫌悪感を抱いている」と反発の声を上げた。
「きょう、ブラックリスト入りしているのは事務総長だけだ」とグテレス氏を名指しで非難。「(イスラム組織)ハマス(Hamas)は事務総長の恥ずべき決定に調子づき、今後ますます学校や病院を利用するだろう」と述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相もX(旧ツイッター)で、国連は「ハマスのばかげた主張をうのみにし、自らを歴史のブラックリストに加えた」と糾弾。
「イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊だ。国連事務総長が『地球平面説』的な(誤りであることが証明されている)決定を下しても、その事実は変わらない」と反発した。
外交筋がAFPに明らかにした情報によると、このリストには、ハマスとパレスチナ武装組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」も加えられている。【翻訳編集】 AFPBB News