ウクライナ・米供与の兵器でロシア領内攻撃か

AI要約

ウクライナ軍がアメリカから供与された兵器を使用し、ロシア領内にあるミサイルシステムを攻撃したと報じられています。

アメリカのバイデン大統領は自国が提供した兵器によるロシア領内への攻撃を一部認め、これに先立ちウクライナ当局者が攻撃を認めたことは初めてとされています。

ウクライナ軍はロシアの地対空ミサイルシステムを攻撃し、ウクライナのゼレンスキー大統領も攻撃が「時間の問題だ」と発言していました。

ウクライナ・米供与の兵器でロシア領内攻撃か

ウクライナ軍がアメリカから供与された兵器を使いロシア領内にあるミサイルシステムを攻撃したとアメリカのニューヨーク・タイムズが報じました。ウクライナの国家安全保障委員会幹部が明らかにしたとしています。

ニューヨーク・タイムズは4日ウクライナ軍がアメリカから供与されたロケット砲システムで、ウクライナ国境からおよそ30キロのロシア西部ベルゴロド州にあるロケット発射装置を破壊したと報じました。ウクライナの国家安全保障委員会の副委員長を務めるチェルネフ議員が明らかにしたということで使用されたのは、アメリカの高機動ロケット砲システム「ハイマース」だとしています。

アメリカのバイデン大統領は先月末、これまでの方針を転換し自国が提供した兵器によるロシア領内への攻撃を一部に限り認めていました。

この後に、ウクライナ当局者がアメリカの兵器でロシア領内への攻撃を認めたのは初めてだとニューヨーク・タイムズは伝えています。

チェルネフ副委員長によると破壊されたのはロシア軍の地対空ミサイルシステム「S300」と「S400」で、数は明らかにされていないということです。

ゼレンスキー大統領は先月31日、アメリカなどから提供された兵器でロシア領内を攻撃するのは「時間の問題だ」と発言していました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は今月1日か2日、ウクライナ軍によってベルゴロドにあるロシアのS300などが攻撃されたとしています。