# 飛行士

三上延さんがすり切れるまで読み返したサン=テグジュペリの『南方郵便機』
2024.07.04

三上延さんがすり切れるまで読み返したサン=テグジュペリの『南方郵便機』

 私の手元にある新潮文庫のサン=テグジュペリ『夜間飛行』は、すっかりすり切れてカバーもなくなっている。10代の頃に買ったものだ。表題作の『夜間飛行』も好きだけれど、より多く読み返してきたのは併録された『南方郵便機』の方だった。『星の王子さま』で有名なこの作家のデビュー作である。 

宇宙キッズジャーナリストが「古川宇宙飛行士ミッション報告会」を現地取材–SPACE KIDS STATION
2024.07.03

宇宙キッズジャーナリストが「古川宇宙飛行士ミッション報告会」を現地取材–SPACE KIDS STATION

国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在ミッションを終えて、2024年3月に地球に帰還した古川聡宇宙飛行士が、6月23日に東京大学安田講堂で行われたミッション報告会に登壇した。 子どもだけで構成される宇宙プレスセンター「SPACE KIDS STATION」(SKS)では、スペ

スターライナー、想定日数以上の宇宙滞在は可能–帰還に向けたテスト期間を確保
2024.07.03

スターライナー、想定日数以上の宇宙滞在は可能–帰還に向けたテスト期間を確保

米Boeingの宇宙船「CST-100 Starliner」(スターライナー)が、当初想定されていた45日という制限を超えて軌道上にとどまることができる可能性が高いと、米航空宇宙局(NASA)が明らかにした。 Starlinerは有人飛行試験(Crew Flight Test:C

軍事誌発の「伝説の航空機本」が“復刊”で、いま「静かなブーム」なワケ
2024.07.02

軍事誌発の「伝説の航空機本」が“復刊”で、いま「静かなブーム」なワケ

 航空ファン必見のイラスト作品集がこのほど復刊され、静かな話題を呼んでいる。『Nobさんの飛行機画帖 イカロス飛行隊』(潮書房光人新社)がそれだ。 「ヒコーキ画伯」として戦後の航空機イラストを牽引したNob(ノブ)さんこと、下田信夫氏(1949~2018年)が、その持てる愛情とウ

運用終了のロシア衛星が分解、宇宙ゴミが発生–ISSクルー、スターライナーに避難
2024.06.28

運用終了のロシア衛星が分解、宇宙ゴミが発生–ISSクルー、スターライナーに避難

ロシアの衛星が地球低軌道上で分解したことで、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士がドッキングしていた宇宙船に避難していたことが分かった。 ISSの発表によれば、7人の第71次長期滞在クルーは、26日に米Boeingの宇宙船「Starliner」を含む3機の宇宙船に一

米NASA、宇宙服の不具合で再び船外活動中止
2024.06.25

米NASA、宇宙服の不具合で再び船外活動中止

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は24日、宇宙飛行士の1人が着用していた宇宙服の冷却服から水漏れが発生したため、船外活動を取りやめた。水漏れは、NASAの宇宙飛行士トレイシー・ダイソン氏の着用していた宇宙服がバッテリー電源に切り替わった直後に発生した。国際宇宙ステーション(I

スターライナー、帰還は7月2日以降–ヘリウム漏れとスラスターの性能を見極め
2024.06.24

スターライナー、帰還は7月2日以降–ヘリウム漏れとスラスターの性能を見極め

米航空宇宙局(NASA)は米国時間6月21日、米Boeingの「CST-100 Starliner」(スターライナー)の地球への帰還を7月2日以降に延期すると発表した。 Starlinerは6月5日に「Atlas V」ロケットで打ち上げられ、2人の宇宙飛行士は6日から国際宇宙ステ

古川聡氏、2度目の宇宙滞在から帰還 子どもたちに向け「色々なことに興味持って」
2024.06.23

古川聡氏、2度目の宇宙滞在から帰還 子どもたちに向け「色々なことに興味持って」

 宇宙飛行士の古川聡氏が23日、東京大学安田講堂で「古川聡 宇宙飛行士 ミッション報告会」に出席した。第69/70次長期滞在ミッションとして、23年8月から199日間国際宇宙ステーション(ISS)に滞在。第28次/29次長期滞在をした11年以来12年ぶり2回目。 この日はJAXA

火星の「謎の穴」の話題が再燃…地球外生命体がいる?宇宙飛行士の住居になる?(海外)
2024.06.23

火星の「謎の穴」の話題が再燃…地球外生命体がいる?宇宙飛行士の住居になる?(海外)

「火星の穴」については、以前から科学者たちは把握していたが、2022年に撮影された画像が最近話題になり、人々の関心を集めている。もしかしたらこうした穴で、地球外生命体の証拠が見つかるかもしれない。また、将来の宇宙飛行士たちの避難所になる可能性もある。だが、これらの穴

ローカルから誕生!未来を変える宇宙仕様の「医療と食」
2024.06.22

ローカルから誕生!未来を変える宇宙仕様の「医療と食」

米国主導の有人月面探査「アルテミス計画」で近い将来、日本人の宇宙飛行士も月へ行く時代がくるだろう。宇宙での長期滞在を見据えて、日本発の新技術が注目されている。3つの先端事例を紹介しよう。■患者を救う、小さな人工呼吸器 宇宙開発で乗り越えた「地上の壁」1. MICRO

ヴァージン・ギャラクティック、現行機「ユニティ」最後の商業宇宙飛行の動画公開
2024.06.21

ヴァージン・ギャラクティック、現行機「ユニティ」最後の商業宇宙飛行の動画公開

米Virgin Galacticは米国時間6月8日、宇宙船「VSS Unity」による最後の商業宇宙飛行の動画を公開した。 準軌道(サブオービタル)を飛行するVSS Unityは、航空機「VMS Eve」で空中から打ち上げられ、自力で滑走路に帰還できるスペースプレーンだ。7回目の

中国、宇宙飛行士候補10人を新たに選抜–2030年までに月への有人着陸を目指す
2024.06.21

中国、宇宙飛行士候補10人を新たに選抜–2030年までに月への有人着陸を目指す

中国は2030年までに月に宇宙飛行士を送るという目標の一環として、新たな宇宙飛行士候補者10人を選抜して、訓練を行っていると中国有人宇宙機関(CMSA)が明らかにした。中国メディアのChina Dailyなどが報じた。 中国有人宇宙飛行プログラム室(CMSEO)によれば、選ばれた

トラブル続きのボーイング宇宙船、宇宙飛行士2人の帰還2度延期
2024.06.20

トラブル続きのボーイング宇宙船、宇宙飛行士2人の帰還2度延期

(CNN) 米ボーイングが開発した宇宙船「スターライナー」で国際宇宙ステーションに到着した宇宙飛行士2人の帰還が遅れている。2人は再びスターライナーに搭乗して地球に戻る予定だが、出発が2度にわたって延期され、宇宙ステーション滞在が長引いている。米航空宇宙局(NASA)のベテラン宇

古川聡宇宙飛行士「気持ちは30代で」宇宙開発への思い語る 月面着陸については「月を目指す仲間の支援をしたい」JNN単独インタビュー
2024.06.19

古川聡宇宙飛行士「気持ちは30代で」宇宙開発への思い語る 月面着陸については「月を目指す仲間の支援をしたい」JNN単独インタビュー

今年3月、自身2度目となるISS=国際宇宙ステーションへの滞在を終えて帰還した古川聡宇宙飛行士がJNNの単独インタビューに応じ、アルテミス計画や日本の宇宙開発などについて思いを語りました。およそ半年間のISS滞在を終え、今年3月、地球へと帰還した古川聡宇宙飛行士(60)。

古川聡宇宙飛行士、宇宙での生活などについて語る 日本テレビ単独インタビュー
2024.06.19

古川聡宇宙飛行士、宇宙での生活などについて語る 日本テレビ単独インタビュー

自身2度目となる国際宇宙ステーション滞在から今年3月に帰還した古川聡宇宙飛行士が、日本テレビの単独インタビューに応じ宇宙での生活などについて語りました。古川さん「(1回目の飛行と比べると)違うとこで宇宙酔い」「それが今回は驚くべきことにほとんどなかったんです。もしか

宇宙飛行士のすべてを楽しく解剖–「宇宙ステーションおしごと大図鑑」発売
2024.06.18

宇宙飛行士のすべてを楽しく解剖–「宇宙ステーションおしごと大図鑑」発売

児童書「宇宙ステーションおしごと大図鑑」(河出書房新社)が6月20日から発売される。税込価格は3190円。宇宙飛行士の野口聡一氏が監修した。 同書は、宇宙ステーションの成り立ちから、そこで働く宇宙飛行士にはどうしたらなれるのか、宇宙で働く人々はどんな暮らしをしているのか、宇宙飛行

ISS長期滞在から帰還した古川宇宙飛行士 「宇宙探査の未来を担うことができた」
2024.06.18

ISS長期滞在から帰還した古川宇宙飛行士 「宇宙探査の未来を担うことができた」

 2024年3月に半年にわたる宇宙での滞在から帰還した古川聡宇宙飛行士が、「宇宙探査の未来を担うことができた」と喜びを語りました。「未来を拓き続けている『きぼう』の運用に、チームJAPANの一員として、それを担えたことをとても嬉しく思います」(古川宇宙飛行士) 古川

古川聡宇宙飛行士が帰国後初のミッション報告–民間企業に移った若田光一氏へのコメントも
2024.06.17

古川聡宇宙飛行士が帰国後初のミッション報告–民間企業に移った若田光一氏へのコメントも

約半年にわたり国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在し、さまざまなミッションをこなしたJAXAの古川聡宇宙飛行士は6月17日、日本帰国後初となるミッション報告会を開いた。ISS滞在中のミッションや過ごし方について語ったほか、報道陣からの質問にも答えた。 約12年ぶり2度目のIS

「バトン、次の飛行士に」 ISS滞在、帰国の古川さん会見
2024.06.17

「バトン、次の飛行士に」 ISS滞在、帰国の古川さん会見

 国際宇宙ステーション(ISS)に半年余り長期滞在後、地球に帰還し、リハビリを終え帰国した古川聡さん(60)が17日、東京都内で記者会見した。 滞在中、日本人宇宙飛行士も参加する国際月探査計画に向けた技術実証なども行った古川さんは、「今回のミッションは、まさに近い将来の探査につな

「宇宙服が不快」、国際宇宙ステーションでの船外活動が直前で延期
2024.06.14

「宇宙服が不快」、国際宇宙ステーションでの船外活動が直前で延期

国際宇宙ステーション(ISS)の外で6時間半の重労働をするのであれば、宇宙服は快適なものであってほしい。6月13日に開始予定だった2人のNASAの宇宙飛行士による船外活動が直前になって中止された。船外活動は「宇宙服の不快感の問題のために予定どおりに行われなかった」とNASAは声明で語っているが