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三井物産、インドの金属リサイクル市場に進出…MTC社に出資
三井物産は6月17日、インドの大手金属リサイクル事業者のMTC社へ出資すると発表した。出資完了後、MTC社は三井物産の持分法適用会社となる。MTC社はインド全土に30か所以上のスクラップ選別・加工拠点を展開する大手金属リサイクル事業者。鉄・非鉄スクラップの集荷、選別、加工、輸送、
超高張力鋼板の曲げ返り抑制…JFEの技術、車骨格に採用
JFEスチールが開発したプレス成形時に超高張力鋼板のスプリングバック(曲げ返り)を抑制する技術が、ロッカーインナーと呼ばれる自動車の車体骨格部品に採用された。1180メガパスカル(メガは100万)級の超高張力鋼板をプレス成形する際、前工程の形状を最適化し、曲げ返りの要因応力を相殺する応力を付与
4月普通鋼鋼材受注288万トン 産機・船舶用で大幅減
日本鉄鋼連盟が17日に発表した用途別受注統計によると、4月の国内向けの普通鋼鋼材受注量は288万トンと前年同月比0・7%減り、2カ月連続減少した。自動車用は4カ月連続減少し、産機用、船舶用はそれぞれ2桁の大幅減となった。建設用は人手不足や資材高の影響から依然振るわず、品質・認証不正問題で自動
5月中国粗鋼生産9000万トン超え 鋼材輸出、過去最高ペース
【上海支局】中国の5月の粗鋼生産量は前年同月比2・7%増の9286万トンと10カ月ぶりに9000万トンを超えた。1日当たりは299万5500トンと前月に比べ4・6%増加。政府による不動産支援策や超長期国債の発行などの景気対策を見込み、高炉メーカーが高水準の生産を続けた。不動産不況の影響により
愛知製鋼 Ni系ステンレス鋼材 6契10%値上げ
愛知製鋼は17日、ニッケル系ステンレス鋼材(形鋼・丸鋼)について、6月契約分から10%程度の値上げを実施すると発表した。主原料のニッケル価格高騰と円安の進行によるコストアップ分を販売価格に転嫁する。
ベトナム、韓国製と中国製の亜鉛めっき鋼板に反ダンピング調査着手
ベトナムが韓国製と中国製の亜鉛めっき鋼板製品に対する反ダンピング調査に着手した。ベトナム国営通信社のVNAは17日、ベトナム産業貿易省が韓国と中国の一部亜鉛めっき鋼板製品がダンピング販売され自国の産業に深刻な損害を及ぼしているという現地製造業界の主張が出ていることから関連企業など
愛知製鋼、ステンレス鋼材を値上げ
愛知製鋼 <5482> は17日、ニッケル系ステンレス鋼材(形鋼・丸棒)の販売価格について、6月契約分から10%程度値上げすると発表した。今年2月契約分からも値上げを実施したが、主原料のニッケルが高騰するとともに、円安が進行しているため、コスト上昇分を自助努力だけで吸収することが難しいという
大福メタルエイト、国内初の長尺対応 門型ピッキング機導入
福岡県の鋼板加工業者、大福メタルエイト(本社=朝倉市、福岡期徳社長)は長尺サイズに対応した国内初となる門型ピッキング機を導入し、きょう17日から稼働を開始する。世界に先駆けて導入した日酸TANAKA製のファイバーレーザー切断機「FMR3」初号機が乗る同一レール上に設置し、切断から切断部品の取
日鉄ステンレス、独自二相鋼JIS登録 圧力容器構造
日鉄ステンレスは14日、独自二相ステンレス鋼SUS821L1が、日本産業規格(JIS)の圧力容器構造規格に登録されたと発表した。「JIS B8265圧力容器の構造一般事項」で、規格が定める圧力容器の規格材として、先月25日付で追加された。
ヤマサ、本社と倉庫集約移転 BCP対策強化
高知県の老舗鋼材流通、ヤマサ(本社=高知市、山下元行社長)は、2026年をめどに高知市内の産業団地に本社と倉庫を集約、移転する。高台にある産業団地内の敷地を取得するめどが立ち、計画を加速させる。津波などBCP対策を強化するほか、在庫ラインアップの拡充や同社初となる鋼材一次加工の設備導入も検討
中国鋼材市況が続落 粗鋼生産・在庫とも高水準
【上海支局】中国の鋼材市況が先週に続落した。熱延コイル市況は上海地区で先週末にトン3790元(約8万2000円、増値税込み)と1週間で10元、3週連続合計140元下落。北部や中部など一部で記録的な猛暑となっていることや建設を中心とした需要が低調なことから3月末以来の安値となっている。粗鋼生産
プライメタルズ、インドに納入 厚板用断続冷却システム
プライメタルズテクノロジーズは13日、インドで厚板ステッケルミル向けの多目的断続冷却システム「MULPIC」を納入し、据付および試運転を完了したと発表した。このほど最終検収証(FAC)に署名した。納入先の鉄鋼メーカーについては非公表だが、納入先は厚板ステッケルミルで生産できる製品範囲を拡大し
【速報】元中日・笠原祥太郎がオイシックス新潟に入団 台湾リーグ挑戦も6月に帰国
プロ野球2軍イースタンリーグに参戦しているオイシックス新潟アルビレックスBCは17日、元中日ドラゴンズの笠原祥太郎投手の入団を発表しました。笠原祥太郎投手は新潟市秋葉区出身で、2016年に新潟医療福祉大学からドラフト4位で中日ドラゴンズに入団。1年目にプロ初勝利を挙げると、2年目
アイ・テックがコラム・形鋼の流通コスト5000円転嫁徹底
建築需要の停滞により条鋼建材製品の上げ足が鈍る中、鋼材流通大手のアイ・テック(本社・静岡市、社長・大畑大輔氏)は14日、ロールコラムと形鋼類で流通コスト上昇分に当たるトン5千円の価格転嫁を徹底する方針を改めて表明した。大畑社長は「『2024年問題』への対応を含めた物流費や労務費の上昇は自社で
【初夏の箱根旅行】ギャラリーで出合う一期一会のアートとスイーツ
豊かな風土に彩られた日本には、独自の「地方カルチャー」が存在する。そんな“ローカルトレジャー”を、クリエイティブ・ディレクターの樺澤貴子が探す連載。山間を染める桜や藤を見送ったころ、訪れたのは新緑を迎えた箱根。好奇心をくすぐるアートとの出合いが箱根の旅を締めくくる 多くの文人墨客
父の想いに涙…漫画に登場する「不仲だった父子が和解した感動シーン」3選
本日6月16日は「父の日」だ。いつも家族のために奮闘しているお父さんに「ありがとう」を伝えるにはもってこいの日だ。 一方、漫画の世界の父と子は感謝どころか、いがみ合う例が多い。コミュニケーションがうまく取れていなかったり、互いの信念や立場が相容れなかったり、分かり合えない父子の
日本製鉄のTWB技術 「溶接注目発明賞」を受賞
日本製鉄は13日、アルミめっきホットスタンプ鋼板のテーラードブランク(TWB)に関する特許で2023年度日本溶接協会「溶接注目発明賞」を受賞したと発表した。
JFEスチール、UO鋼管で水素輸送用ラインパイプ開発へ。海底使用想定・厚肉高強度材活用
JFEスチールは13日、複数の資源メジャーと共同で進める高圧水素輸送用ラインパイプの開発事業で、研究対象とする鋼管品種を広げると発表した。従来の電縫鋼管だけでなく、新たに厚肉高強度のUO鋼管(大径鋼管)も加え、海底パイプラインを想定した実用化研究に取り組む。 開発は、欧米メジャ
宝山鋼鉄販価 鋼板据え置き 7月積み
【上海支局】中国薄板最大手の宝山鋼鉄は7月積みの鋼板類の販売価格をほぼ全品種据え置くと11日に発表した。前月は5カ月ぶりに上げたが、不動産市場が低迷していることや大雨などの天候不順により、需要の回復が鈍い状況を考慮したとみられる。
野村鋼機 前橋支店を拡張移転
特殊鋼流通大手、野村鋼機(本社=東京都江東区、湊義明社長)は、前橋支店(群馬県前橋市)の拡張移転を決めた。前橋市江木町の工業団地内に移る。まずは土地購入などに5億円を投じる予定だ。総投資額や開設時期などは未定。