# 認知症介護

13年間、祖母を介護した「ヤングケアラー」を待つ過酷な運命…母は倒れ、仕事が1年も続かない生活で発覚した「生きづらさ」の正体
2024.09.01

13年間、祖母を介護した「ヤングケアラー」を待つ過酷な運命…母は倒れ、仕事が1年も続かない生活で発覚した「生きづらさ」の正体

都道府県や市町村が指定した無料相談所で、幅広い障がいの相談や必要なら障がい福祉サービスにつなぐお手伝いをするのが「相談支援事業所」。筆者が勤務する「大阪市旭区相談支援事業所Kaveri」に届いた問題の事例を、前編記事〈小学生から「認知症の祖母」を介護し、ついには高校中退…13年もの過酷な「ヤン

記憶を失っても、感情は残り続ける。脳科学者・恩蔵絢子が認知症の母から 教えてもらった“自分らしさ”とは
2024.08.24

記憶を失っても、感情は残り続ける。脳科学者・恩蔵絢子が認知症の母から 教えてもらった“自分らしさ”とは

『脳科学者の母が、認知症になる』(河出文庫)、『ドーパミン中毒』(翻訳、新潮新書)などの著書で知られる脳科学者・恩蔵絢子さんが、映画監督・信友直子さんとの対談本『認知症介護のリアル』を刊行。認知症の母を近くで見つめてきたという共通点を持つ二人はどのような対話を交わしたのでしょう?  また、恩蔵

「俺は聞いてない!」 認知症の父が妻の介護ベッドを壊すほど怒ったワケとは。在宅ケア医が答える認知症と「すぐキレる」症状との関係と対処法
2024.07.14

「俺は聞いてない!」 認知症の父が妻の介護ベッドを壊すほど怒ったワケとは。在宅ケア医が答える認知症と「すぐキレる」症状との関係と対処法

6年後の2030年、認知症の患者数が推計523万人に上るとされる。これは高齢者のおよそ14%、およそ7人に1人に当たる数で、増加する認知症患者をどう支えるかが大きな課題となっている。これまで1000人を超える患者を在宅で看取り、「最期は家で迎えたい」という患者の希望を在宅医として

「もう終わりだ…」夜中の2時「今すぐきてください!」救急隊員からの電話がなる現実。認知症の両親を看取るという生き地獄
2024.05.25

「もう終わりだ…」夜中の2時「今すぐきてください!」救急隊員からの電話がなる現実。認知症の両親を看取るという生き地獄

高齢化社会が進むにつれ、増えている認知症。公益財団法人生命保険文化センターによると2025年には65歳以上の5.4人に1人が認知症患者になると予想されている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。「認知症は加齢による物忘れとは異なり、脳の病気です。私自身認知症患者の両親を