# 葬儀・告別式

【骨になるまで・日本の火葬秘史】志村けんさんはひとり、コロナ禍の厳戒態勢の中で骨になった
2024.06.25

【骨になるまで・日本の火葬秘史】志村けんさんはひとり、コロナ禍の厳戒態勢の中で骨になった

【女性セブン連載『骨になるまで 日本火葬秘史』第2回】「弔い」は、人間生活の終着点であり、人間社会の実情に多大な影響を受ける。新型コロナウイルスのパンデミックが社会を襲ったとき、火葬もまた、大きな岐路に立たされた。家族や知人に囲まれての別れから、たったひとり、「非透過性の袋」に入れられての旅立

斎藤栄さん死去 作家
2024.06.24

斎藤栄さん死去 作家

 斎藤 栄さん(さいとう・さかえ=作家)15日午前8時23分、老衰のため横浜市の自宅で死去、91歳。 東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。 横浜市役所に勤めながら執筆活動を始め、63年に「機密」で宝石中編賞、66年には「殺人の棋譜」で江戸川乱歩賞を受賞。代表作に「奥

引き取り手のない「無縁遺骨」 栃木県内に少なくとも308柱 10年で3倍に増加、対策急務に
2024.06.24

引き取り手のない「無縁遺骨」 栃木県内に少なくとも308柱 10年で3倍に増加、対策急務に

 栃木県内25市町が2023年度に公営墓地などで保管した引き取り手のない「無縁遺骨」は少なくとも308柱あり、10年前の3倍に増えたことが23日、下野新聞社の調査で分かった。増加の背景に家族、地域関係の希薄化、生活困窮などがあるとみられる。高齢化による多死社会を迎え、無縁遺骨は今後も増えると見

「ご遺体処置用品のAmazon」を目指して 葬儀を支える会社が事業開拓で売り上げ3倍に
2024.06.23

「ご遺体処置用品のAmazon」を目指して 葬儀を支える会社が事業開拓で売り上げ3倍に

 東京都江戸川区のイワタは、葬儀業のプロが遺体を生前の姿に近づけるために使う薬剤や脱脂綿などの企画や卸売りを手がけています。3代目の岩田壮一郎さん(44)は2015年、苦境にあえぐ家業に入社。商品の製造元となる地元町工場との関係を深め、除菌消臭剤の開発、エンバーミング(遺体衛生保全)を支える海

詩画作家・星野富弘さんお別れの会 群馬・富弘美術館
2024.06.21

詩画作家・星野富弘さんお別れの会 群馬・富弘美術館

 今年4月に亡くなった群馬県みどり市出身の詩画作家、星野富弘氏をしのぶ「星野富弘お別れの会」が21日、同市東町の富弘美術館で行われた。山本一太知事をはじめ、須藤昭男みどり市長、友人代表の渡辺護さんら関係者約160人が参列した。 会場は祭壇を白い花であしらわれ、正面には星野さんの遺

72歳男性が号泣…「突如この世を去った従兄弟」の悲しすぎる最期とは?彼を救った「優しい嘘」
2024.06.21

72歳男性が号泣…「突如この世を去った従兄弟」の悲しすぎる最期とは?彼を救った「優しい嘘」

私は葬祭コーディネーターとして、葬儀社で働く従業員の育成に努めています。そのため、一般の皆さまから葬儀費用などにまつわる相談を受けることがあります。 今回の相談者は、杉山欽二さん(72歳、仮名=以下同)。前編記事〈「突如この世を去った従兄弟」の葬儀に、親しかった72歳男性が呼ばれ

【専門家が疑問に回答】家族の死後、銀行口座が凍結される前に預金を引き出してもよいのか?
2024.06.20

【専門家が疑問に回答】家族の死後、銀行口座が凍結される前に預金を引き出してもよいのか?

 今や日本の全世帯(5191万世帯)の3割以上を高齢者(65歳以上)の「一人暮らし」「夫婦のみ」世帯が占めている(合わせて1568万世帯)。そうした親と離れて遠方に暮らす現役世代を待ち受けているのが、親の死去に伴う「葬儀」「遠距離相続」だ。亡くなった親の入院費用や葬儀費用の支払いに、親のお金を

「突如この世を去った従兄弟」の葬儀に、親しかった72歳男性が呼ばれなかった「本当のワケ」
2024.06.20

「突如この世を去った従兄弟」の葬儀に、親しかった72歳男性が呼ばれなかった「本当のワケ」

 私は葬祭コーディネーターとして、葬儀社で働く従業員の育成に努めています。そのため、一般の皆さまから葬儀費用などにまつわる相談を受けることがあります。 今回、ご相談いただいた内容は、とても辛い気持ちになるものでした。大好きだった故人の見送りの場に呼ばれなかったという、ある男性のご

憂歌団ベーシストの花岡献治さん死去、70歳、晩年は熊本市に
2024.06.19

憂歌団ベーシストの花岡献治さん死去、70歳、晩年は熊本市に

ブルースバンド「憂歌団」のベース、花岡献治(本名・花岡憲二=はなおか・けんじ)さんが、17日午後2時58分に亡くなった。70歳だった。19日、花岡さんの事務局が発表した。事務局によると、葬儀・告別式は近親者で営まれたという。7月下旬に、拠点にしていた熊本市などでお別れの会を開く予

毎日書道展審査会員・三浦白鷗さん死去 79歳 書道振興に尽くし
2024.06.18

毎日書道展審査会員・三浦白鷗さん死去 79歳 書道振興に尽くし

 毎日書道展審査会員・毎日書道会参事で、毎日書道展四国展最高顧問の三浦白鷗(はくおう)(本名・征紀(せいき))さんが15日、79歳で亡くなった。18日に松山市内で営まれた葬儀には県内外の書道関係者ら約160人が参列。書道文化の振興に尽くした三浦さんの多大な功績をたたえ、感謝の気持ちを共有した。

【訃報】俳優 山田昌さん(94) 肝細胞がんのため死去  CBCテレビ「やっとかめ探偵団」にも出演
2024.06.17

【訃報】俳優 山田昌さん(94) 肝細胞がんのため死去 CBCテレビ「やっとかめ探偵団」にも出演

愛知県出身の俳優、山田昌(やまだ まさ)さんが、16日に亡くなったことが分かりました。94歳でした。山田さんは、愛知県常滑市出身で名古屋弁が話せる俳優として知られ、CBCのテレビドラマ「やっとかめ探偵団」や舞台、映画などで活躍。夫で去年亡くなった、俳優の天野鎮雄(あまの しずお)

ささやななえこが小細胞肺がんのため74歳で死去、代表作に「おかめはちもく」など
2024.06.17

ささやななえこが小細胞肺がんのため74歳で死去、代表作に「おかめはちもく」など

ささやななえこが、6月8日に小細胞肺がんのため死去したと共同通信が報じた。74歳だった。北海道出身のささやは、1970年に「かもめ―GULL―」がりぼんコミック(集英社)に掲載され、ささやななえ名義でマンガ家デビュー。自らの夫婦生活をモデルに描いた「おかめはちもく」は、第19回日

家族葬で200万円は高すぎない?基準のプランにオプションつけたら、どんどん増額!葬儀場は早めに決めておくべき【著者に聞く】
2024.06.17

家族葬で200万円は高すぎない?基準のプランにオプションつけたら、どんどん増額!葬儀場は早めに決めておくべき【著者に聞く】

祖父が亡くなり、親族は悲しみを抱えたまま安置室に移動。そこで言われたのは「ご遺体を病院に置いておけるのは3時間まで。その間に葬儀場を探してください」という言葉だった…。カゲワサビ(@AoiKageyama)さんのルポ漫画「ドタバタで葬儀場を決めて超お金がかかった話」を紹介しよう。

《24回目の命日》「亡くなった日もお見舞いに」幼い佳子さまの思い出に刻まれた曽祖母・香淳皇后
2024.06.16

《24回目の命日》「亡くなった日もお見舞いに」幼い佳子さまの思い出に刻まれた曽祖母・香淳皇后

「6月に香淳皇后の崩御がありまして、その後に宮殿においていろいろな行事があったわけですが、その中で例えば殯宮の祇候とかですね、それから、これは斂葬の儀の当日になりますけれども轜車発引の儀のときに、玄関のところでお見送りをした。 このようなことは、本人たちにとっても貴重な経験ではあ

「残骨灰」が昨年度173万円の市財源に 新たな取り組みも自治体間で温度差
2024.06.15

「残骨灰」が昨年度173万円の市財源に 新たな取り組みも自治体間で温度差

 京都府福知山市は、市斎場(同市長田野町)で火葬・収骨後に残る「残骨灰」に含まれる貴金属を売却する取り組みを進めている。府内では京都市に次いで2例目。貴金属の価格が高騰しており、厳しい財政状況の市は、新たな財源確保につなげたい考えだ。 火葬場で遺族が収骨した後の残骨灰には、遺骨だ

桂ざこばさん葬儀・告別式 喪主は次女まい 父のように慕った師匠米朝さんと同じ斎場で営まれる
2024.06.15

桂ざこばさん葬儀・告別式 喪主は次女まい 父のように慕った師匠米朝さんと同じ斎場で営まれる

 ぜんそくのため、12日に76歳で亡くなった落語家桂ざこばさん(本名・関口弘)の葬儀・告別式が14日、大阪・吹田の公益社千里会館でしめやかに営まれた。 くしくも、斎場はざこばさんが父のように慕った師匠米朝さんと同じ。喪主は次女のまいが務め、親族やざこば一門の弟子と孫弟子11人、桂

「おひとりさま」の最期に備え 喪主不要の葬儀プラン、70万円から
2024.06.14

「おひとりさま」の最期に備え 喪主不要の葬儀プラン、70万円から

 高齢者の単身世帯は今後も増えると予測され、人生の最期を迎えた後に不安を抱く人は少なくない。「誰に頼めばよいのか」「周囲に負担をかけたくない」といった切実な思いに応えようと、葬儀の施行や納骨、公的手続きなどをセットにした「おひとりさま」向けの葬儀プランが登場した。 全世帯に占める

門倉有希さん葬儀・告別式 「ラストステージ」に参列者涙 棺は氷川きよしの手紙も
2024.06.14

門倉有希さん葬儀・告別式 「ラストステージ」に参列者涙 棺は氷川きよしの手紙も

 乳がんのため6日に死去した歌手の門倉有希さん(享年50)の葬儀・告別式が13日、東京都大田区の臨海斎場で営まれた。 式には大石まどか(51)、岩本公水(49)ら歌手のほかファンら約200人が参列した。植田勝教ビクターエンタテインメント社長に続き、彼女を発掘、育成した「親代わり」

駒宮幸男氏死去 東京大名誉教授
2024.06.13

駒宮幸男氏死去 東京大名誉教授

 駒宮 幸男氏(こまみや・さちお=東京大名誉教授・素粒子物理学実験)5日死去、71歳。 神奈川県出身。葬儀は近親者で済ませた。 52年生まれ。東京大大学院博士課程修了後、同大素粒子物理国際研究センター長などを務めた。 

「身寄りのない高齢者の葬祭費」が行政を圧迫…避けて通れない「自分が死んだら誰が葬るのか」という社会問題
2024.06.13

「身寄りのない高齢者の葬祭費」が行政を圧迫…避けて通れない「自分が死んだら誰が葬るのか」という社会問題

独居老人などの身寄りのない人の葬儀費の行政負担が過去最大となっている。名古屋学院大学准教授の玉川貴子さんは「自治体や社会福祉協議会頼みのサービスではいずれ限界が来る。その時には『葬式税』の導入が議論されるかもしれない」という――。 ※本稿は、玉川貴子『葬儀業』(平凡社新書)の一部