# 漁業

たった10年で漁獲高が半分に…サケ漁“日本一”北海道斜里町による「絶望からの逆襲」
2024.06.27

たった10年で漁獲高が半分に…サケ漁“日本一”北海道斜里町による「絶望からの逆襲」

 世界遺産で知られる「知床」のお膝元で、日本有数のサケの漁場として知られる北海道斜里町(しゃりちょう)。日本各地の一次産業が衰退していると報道されるように、同町でも漁獲高が10年で半分以下になるなど厳しい状況に立たされている。そして、その明確な原因も特定できていない。そこで始めたのが「スマート

北海道のソウルフードが消えた!?スルメイカ&ウニ危機「もう最悪です」
2024.06.26

北海道のソウルフードが消えた!?スルメイカ&ウニ危機「もう最悪です」

あふれんばかりに盛られた旬のウニに、新鮮なスルメイカの踊り丼。どれも観光客に人気の北海道の名物ですが、いまピンチです。黄金色に輝く海の宝石が、これでもかというほど、たっぷりのったウニ丼。生きたままの超新鮮なスルメイカを取り出し、丸ごと1杯のスルメイカを、そのまま贅沢

佐渡市で200kg級クロマグロ4本が一挙水揚げ 漁師たち歓喜【新潟・佐渡市】
2024.06.26

佐渡市で200kg級クロマグロ4本が一挙水揚げ 漁師たち歓喜【新潟・佐渡市】

大漁に、港が活気づきました。佐渡市で水揚げされたのは〝大型のクロマグロ〟。200kg近い大物が一度に4本あがるのは異例で、漁師からは驚きの声が上がりました。両津湾の定置網にかかった大型のクロマグロ。漁船から運び出す前に、急きょ大きな木箱を作って対応します。つり上げられたのは、20

北海道・根室に初夏訪れ 野付湾でホッカイシマエビ夏漁始まる
2024.06.26

北海道・根室に初夏訪れ 野付湾でホッカイシマエビ夏漁始まる

 北海道の道東に初夏の訪れを告げる根室海峡・野付(のつけ)湾のホッカイシマエビ夏漁が26日始まり、白い帆を張った打瀬舟(うたせぶね)20隻がたゆたった。 夜明け過ぎは鏡のように静かな湾で、帆で受けた風の分だけ網にエビを取り込む昔ながらの漁法にとってはあいにくの条件とみられたが、次

八代海の赤潮、養殖シマアジ1200匹被害 県内で今年初 
2024.06.26

八代海の赤潮、養殖シマアジ1200匹被害 県内で今年初 

 熊本県は22日、天草市沖の八代海で、有害プランクトンによる赤潮で養殖シマアジ1200匹が死んだと発表した。赤潮で漁業被害が出るのは今年初めて。被害額は236万円。 県は現在、有害プランクトン「シャットネラ」「ヘテロシグマ アカシオ」「コクロディニウム ポリクリコイデス」の3種が

白老町がホッケ陸上養殖 道内初の実証実験 新たな名産に
2024.06.26

白老町がホッケ陸上養殖 道内初の実証実験 新たな名産に

 白老町は25日、陸上の閉鎖空間で海水を循環させて魚を育てる「閉鎖循環型陸上養殖」の試験導入事業を町虎杖浜で開始した。タラコ加工場に水槽を設置し、ホッケの親魚約30匹を放流した。町によると、2027年度に見込んでいる出荷を実現できれば同養殖の道内初事例になるという。生食用ホッケの安定供給も可能

クロマグロ漁獲枠2.3倍に 資源回復踏まえ水産庁提案
2024.06.25

クロマグロ漁獲枠2.3倍に 資源回復踏まえ水産庁提案

 水産庁は25日、太平洋クロマグロの漁獲枠を協議する7月の国際会議に向け、30キロ以上の大型魚の漁獲枠について、全体で現行の約2.3倍に拡大するよう求める提案を行ったと発表した。 資源量の回復などを踏まえたとしている。ただ、大幅な増枠となり、厳しい協議が予想される。

「焼き魚」のイメージ覆るかも 白老町でホッケの「陸上養殖」実証実験始まる 江別では温泉水でフグ
2024.06.25

「焼き魚」のイメージ覆るかも 白老町でホッケの「陸上養殖」実証実験始まる 江別では温泉水でフグ

ホッケといえば焼き魚が定番ですが、その常識を覆すかもしれません。25日、北海道の白老町で「陸上養殖」の実証実験が始まりました。きつね色の香ばしい皮に、脂がのったホクホクの身が美味しいホッケ。このように焼いて食べるのが一般的ですが…坂詰怜記者)「珍しいホ

大型マグロ2.31倍増枠を 水産庁提案、7月国際会議
2024.06.25

大型マグロ2.31倍増枠を 水産庁提案、7月国際会議

 水産庁は25日、太平洋クロマグロの資源管理を話し合う7月の国際会議に向け、大型魚の漁獲枠を2.31倍に増やすことを提案したと発表した。資源への影響が大きい小型魚は30%増とした。資源量が回復傾向にあることを踏まえた提案で、実現すれば日本の枠も増える見通しだ。 全体の増枠幅は大型

ついに「近大マグロ」より味もコスパも良いマグロが登場か…養殖魚の大学間開発競争と「愛媛大スマ」の実力
2024.06.25

ついに「近大マグロ」より味もコスパも良いマグロが登場か…養殖魚の大学間開発競争と「愛媛大スマ」の実力

養殖マグロといえば近畿大学の近大マグロが有名だが、エサ代がかかる、出荷まで3年かかるなど、課題もある。経済学者として水産業を分析する山下東子さんは「愛媛大が完全養殖に成功したマグロの一種スマは、出荷まで8カ月。味はクロマグロに似ておりトロ風味。しかも養殖で魚を選抜することで味を改良できる。ここ

養殖コンブ漁、支える北海道福島商業高生 生徒増が人手不足解消の一助に
2024.06.25

養殖コンブ漁、支える北海道福島商業高生 生徒増が人手不足解消の一助に

 【福島】福島沖の養殖マコンブの水揚げが18日から始まり、福島商業高の生徒が早朝からコンブ干し作業に取り組んでいる。町青少年交流センター「新潮学舎」(にいじおがくしゃ)で暮らす26人のうち半数が従事。人口減少と高齢化で慢性的な担い手不足が言われて久しい基幹産業を道内外から集まった若い力が支え、

養殖コンブで短期就業体験 函館市が参加者募集 担い手確保へ
2024.06.25

養殖コンブで短期就業体験 函館市が参加者募集 担い手確保へ

 函館市は、市内での漁業就業を希望する人に短期間の漁業体験の機会を提供する事業で、参加者1人を募集している。養殖コンブ漁が最盛期を迎える7月下旬~8月上旬に最長2週間の座学や現場研修が受けられる。募集は7月10日まで。 今年度の新規事業で、市内での深刻な担い手不足に対応し、参加者

志摩・波切漁港にUFOに似た形をした大量の物体 磯焼き問題解消へ
2024.06.24

志摩・波切漁港にUFOに似た形をした大量の物体 磯焼き問題解消へ

 6月24日は、1947年に米国内で初めてUFOが目撃された日として「UFO記念日」と制定されているが、志摩の波切(なきり)漁港の一角で、UFOに似た形をした物体が大量に生産されている。(伊勢志摩経済新聞) 物体は六角形の錐(すい)台で、下部の一辺は約2.6メートル、上部の一辺は

【50代が選ぶ】刺身がマジでうまいと思う「都道府県」ランキング! 第2位は「北海道」、1位は?
2024.06.24

【50代が選ぶ】刺身がマジでうまいと思う「都道府県」ランキング! 第2位は「北海道」、1位は?

 ねとらぼでは、2023年12月29日から2024年1月5日までの間、「『刺身』がマジでうまいと思う都道府県は?」というアンケートを実施していました。 本記事では「50代」と回答した人の投票1406票を基にした結果を紹介します。50代の多くの人から「刺身がおいしい」と思われている

新漁船に祖父の思い...孫にバトン 福島・南相馬の漁師一家、進水式
2024.06.24

新漁船に祖父の思い...孫にバトン 福島・南相馬の漁師一家、進水式

 真野川漁港(福島県南相馬市)の漁師桑折亮佑さん(26)は漁船「第三長栄丸」(6・6トン)の進水に合わせ、船長として船を仕切り、祖父武夫さん(74)ら親族4人と共に漁に臨む。亮佑さんは「じじたちに仕事を教えてもらいながら頑張りたい」と意気込む。 亮佑さんは、武夫さんと武夫さんの兄

ロシアに北朝鮮との軍事協力巡り懸念伝達=日ロ高官協議で官房長官
2024.06.24

ロシアに北朝鮮との軍事協力巡り懸念伝達=日ロ高官協議で官房長官

Rie Ishiguro[東京 24日 ロイター] - 林芳正官房長官は24日午前の記者会見で、外務省の中込正志欧州局長が21日にモスクワでロシア外務省のボロビヨワ・アジア第3局長と会談し、プーチン大統領の北朝鮮訪問を含めロ朝が軍事協力を進めていることに対し日本の「懸念や

マグロの刺身はなぜこんなに高くなったのか…高級料理屋・大衆向け・養殖の3市場が価格を上げる悪循環
2024.06.24

マグロの刺身はなぜこんなに高くなったのか…高級料理屋・大衆向け・養殖の3市場が価格を上げる悪循環

総務省「消費者物価指数」によると、マグロの価格は2年間で1.3倍に(2021年と23年の比較)。大東文化大学特任教授の山下東子さんは「日本ではマグロの家庭内消費量がサケに次いで2番目に多い。しかし、日本人が好む高脂質のクロマグロなどは資源が足りなくなる恐れがあり、漁獲制限がかかって価格を高騰さ

白糠大漁まつり、海の幸満喫
2024.06.24

白糠大漁まつり、海の幸満喫

海の幸を満喫する「第28回港in白糠大漁まつり」(白糠ふるさと振興協会、同実行委主催)が23日、北海道の白糠漁港特設会場で開かれた。町内外から家族連れなど約7000人が訪れ、新鮮な海産物を使ったグルメや、郷土芸能「白糠駒踊り」などのステージイベントを楽しんだ。 会場では白糠漁協が

なぜ北の魚サケが香川の特産品に? 「ご当地サーモン」が養殖率の低い日本漁業で起爆剤と期待されるワケ
2024.06.23

なぜ北の魚サケが香川の特産品に? 「ご当地サーモン」が養殖率の低い日本漁業で起爆剤と期待されるワケ

日本漁業はこの30年、生産量と生産額が右肩下がり。他国に買い負け、輸出も遅れている。経済学的観点から水産業の研究をする山下東子さんは「そんな中、サケは最も人気のある魚で、香川県の讃岐サーモン(オリーブサーモン)など『ご当地サーモン』として各地で養殖されるように。養殖の占める割合が23%と少ない

23年度水揚げ量、震災後初5000トン超 相双漁協、水揚げ額は減少
2024.06.23

23年度水揚げ量、震災後初5000トン超 相双漁協、水揚げ額は減少

 相馬双葉漁協の2023年度の水揚げ量は5064トン(前年度比417トン増)で、東日本大震災後初めて5千トンを超えた。ただ、水揚げ金額はタチウオなど高単価の魚種の不漁が影響して30億円を割り、29億7千万円(同1億4千万円減)にとどまった。震災前の水準に比べると数量は25.3%、金額は42.5