# 歴史・記念日

語り部デビューは70代 100歳迎え「命ある限り福島を語り続ける」
2024.09.06

語り部デビューは70代 100歳迎え「命ある限り福島を語り続ける」

 東日本大震災の被災体験や地域の民話を伝える語り部として活動してきた、福島県新地町の小野トメヨさんが8月に100歳を迎えた。大津波で自宅も家財も流されたが、丈夫で話し好きな身一つ残り、家族や仲間に支えられて迎えた百寿。大正生まれの語り部は「命ある限り語っていたい。それが私の生きがい」と決意を新

「東大より格上だった!」…日本軍「エリート海軍士官養成機関」の”教本復刊”で話題騒然、その「すごすぎる中身」を明かす!
2024.09.06

「東大より格上だった!」…日本軍「エリート海軍士官養成機関」の”教本復刊”で話題騒然、その「すごすぎる中身」を明かす!

米国のアナポリス、英国のダートマスと並ぶ世界三大兵学校と称された広島・江田島の海軍兵学校。明治から太平洋戦争の敗戦まで、1万人以上のエリート士官を育成した“世界最高の教育機関”として知られる。「兵学校を落ちた者が一高(東大)に行く」ともいわれたゆえんだ。そんな海軍兵学校について、

ブラジル日系社会『百年の水流』再改定版 (4) 外山脩
2024.09.06

ブラジル日系社会『百年の水流』再改定版 (4) 外山脩

南樹のこだわり ところで、南樹が筆者の最初の取材の折、強調したかったのは、叙勲のデタラメさもさることながら、それ以上に「水野、上塚、平野に関する通説の間違い」であったと思われる。筆者が「咀嚼できなかった」部分である。 あの時、南樹はどう間違っている、と言いたかったの

韓国軍、抗日運動関連内容を大幅に削除した精神教育教材で物議
2024.09.06

韓国軍、抗日運動関連内容を大幅に削除した精神教育教材で物議

 韓国国防部が先月新たに補完した軍の精神戦力教育の教材で、抗日義兵運動と関連した内容を過去より大幅に縮小したことが確認された。特に、国権侵奪過程を説明する際、日本は「短期間に富国強兵を成し遂げた国」とする一方、朝鮮は「富国強兵どころか治安さえ維持できない国」と記述し、「自虐史観」という批判の声

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(3)
2024.09.06

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(3)

 筆者は南樹を、その一人ではないか、と疑ったのである。さらに(先人たちに対して無礼ではないか!)という不快感を、心中、覚えてもいた。 そういう次第であったが、どういうわけか、この時のことが、以後、気になり続けた。 その内、何かの機会に、古い資料類に目を通している時、

《ブラジル》寄稿=地球をまたぐ絆=奄美大島宇検村とブラジルの百年=在東京 池田泰久(元ニッケイ新聞記者)
2024.09.06

《ブラジル》寄稿=地球をまたぐ絆=奄美大島宇検村とブラジルの百年=在東京 池田泰久(元ニッケイ新聞記者)

 2021年7月、ユネスコの世界自然遺産に登録された鹿児島県奄美大島。この島には、特別天然記念物に指定されるアマミノクロウサギをはじめ、数多くの固有種が息づく。沿岸に広がる白浜は、まるで遥かブラジルの風景を思わせるかのように美しい。「7色の青がある」と称される海は、浅瀬のエメラルドグリーンから

沖縄県、米独立記念日式典に不参加 米兵の性的暴行事件に抗議
2024.09.06

沖縄県、米独立記念日式典に不参加 米兵の性的暴行事件に抗議

 米海兵隊の男が5日、沖縄県内の女性に性的暴行を加えけがをさせたとして不同意性交致傷容疑で書類送検された事件を巡り、沖縄県は同日、6日に予定されていた在沖米国総領事館主催の独立記念日式典への参加を見送ることを決めた。 県関係者への取材で分かった。 県によると、式典に

文化を軽視し文字を嫌った軍事強国スパルタが、ライバル・アテナイの民主政を恐れた意外な理由。
2024.09.06

文化を軽視し文字を嫌った軍事強国スパルタが、ライバル・アテナイの民主政を恐れた意外な理由。

古代ギリシアの歴史の舞台、ポリス(都市国家)として有名なのは、アテナイ(アテネ)とスパルタだ。しかし、アテナイが民主政治や壮麗な神殿建築、ギリシア悲劇などを連想させるのに対して、スパルタといえば「スパルタ教育」……しか思い浮かばない。しかし、アテナイと激しく覇権を争った強国の意外な実像には、歴

ヨーロッパを30年の戦争に引き込んだ「異端者」フスの火刑 死の間際、彼はなぜ笑ったのか
2024.09.06

ヨーロッパを30年の戦争に引き込んだ「異端者」フスの火刑 死の間際、彼はなぜ笑ったのか

啓蒙主義と人権思想を生んだヨーロッパの「光」の歴史の裏には、異端審問や魔女裁判の名のもとに、拷問や処刑を通して数多の人間を血祭りにあげてきた陰惨たる「闇」の系譜がありました。そんな非人間的な権力装置の作動をリアルに見つめる『拷問と処刑の西洋史』の著者・浜本隆志氏が、のちの異端審問や魔女裁判のプ

「ぐんまちゃん」にそっくり!人気の埴輪 300点もの出土…「群馬」の県名との意外なつながり
2024.09.06

「ぐんまちゃん」にそっくり!人気の埴輪 300点もの出土…「群馬」の県名との意外なつながり

「ゆるキャラ」ブームの火付け役の一人、群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」。実は、偶然にもそっくりな埴輪が群馬県で見つかり、「ぐんまちゃん埴輪」と呼ばれています。出土の経緯を取材すると、「群馬」という地名とのつながりも分かってきました。(朝日新聞デジタル企画報道部・高室杏子)

韓国外交部、解放後爆沈の輸送船「浮島丸」の乗船者名簿を初めて入手
2024.09.06

韓国外交部、解放後爆沈の輸送船「浮島丸」の乗船者名簿を初めて入手

1945年光復(朝鮮の独立)直後、強制徴用者被害者を含む大勢の韓国人を乗せて帰国していたところ、船体の爆発で沈没した旧日本海軍の輸送船「浮島丸」の乗船者名簿など、一部の関連資料を日本が初めて韓国に提供した。日本政府は最近まで名簿の存在自体を否定してきたが、あいにくにも岸田文雄首相の訪韓を翌日に

新聞が崖っぷちの時代にノンフィクションが面白くなってきた理由
2024.09.06

新聞が崖っぷちの時代にノンフィクションが面白くなってきた理由

日本(人)とは何か、あの戦争は何だったのか――『五色の虹』『牙』『太陽の子』といった上質なノンフィクション作品を通じて大きな問いと格闘してきた朝日新聞記者でルポライターの三浦英之氏。最新作の『涙にも国籍はあるのでしょうか』では、誰も書かなかった、把握してこなかった東日本大震災での外国人犠牲者の

意外と知らない、ひとはなぜ戦争をするのか「身も蓋もない答え」
2024.09.06

意外と知らない、ひとはなぜ戦争をするのか「身も蓋もない答え」

根性論を押しつける、相手を見下す、責任をなすりつける、足を引っ張る、人によって態度を変える、自己保身しか頭にない……どの職場にも必ずいるかれらはいったい何を考えているのか。5万部突破ベストセラー『職場を腐らせる人たち』では、これまで7000人以上診察してきた精神科医が豊富な臨床例から明かす。<

ガロアが「群の世界」へと進んだわけ…「破格の天才」グロタンディークが明かした「数学研究の果てに開く官能的な知」
2024.09.06

ガロアが「群の世界」へと進んだわけ…「破格の天才」グロタンディークが明かした「数学研究の果てに開く官能的な知」

ナポレオン・ボナパルトがノートルダム大聖堂で自ら戴冠して皇位に着いたのが1804年のこと。しかし、1812年のロシア遠征に始まるナポレオンの没落は、結果的に王政の復古をもたらしました。しかし、それも束の間、1830年の7月革命による立憲君主制を経て、やがて共和制を求める動きが民衆のあいだから生

韓国裁判所、西松建設の「強制動員賠償責任」を初めて認める
2024.09.06

韓国裁判所、西松建設の「強制動員賠償責任」を初めて認める

 韓国裁判所が日帝強占領期(日本による植民地時代)に朝鮮人たちを強制労役に動員した戦犯企業「西松建設」の損害賠償責任を初めて認めた。 ソウル高裁民事16部(キム・インギョム裁判長)は、強制動員被害者のK氏の遺族5人が西松建設を相手取って起こした損害賠償訴訟で、西松建設に7300万

【今日は何の日:9月6日】1997年、『HANA-BI』がベネチア国際映画祭で金獅子賞。映画監督は誰?
2024.09.06

【今日は何の日:9月6日】1997年、『HANA-BI』がベネチア国際映画祭で金獅子賞。映画監督は誰?

2006(平成18)年 秋篠宮妃紀子さまが、長男悠仁さまを出産された。皇族での男子誕生は秋篠宮さま以来41年ぶり。1954(昭和29)年 黒澤明監督『七人の侍』と溝口健二監督『山椒太夫』が、ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。黒澤は98年のこの日、88歳で死去した。

FIFAランク最下位のサンマリノが20年ぶりの歴史的勝利! 140試合連続未勝利をストップ
2024.09.06

FIFAランク最下位のサンマリノが20年ぶりの歴史的勝利! 140試合連続未勝利をストップ

 UEFAネーションズリーグのリーグDグループ1第1節が5日に行われ、FIFAランキング最下位(210位)のサンマリノ代表がFIFAランキング199位のリヒテンシュタイン代表に歴史的な勝利を飾った。 イタリア半島の中にあるサンマリノ共和国は、全体の面積が61.2平方キロメートルと

猛暑日ゼロ「涼しい街」で脚光浴びる勝浦市 かつては大型リゾートが栄えるも“廃墟化”した悲しい過去も
2024.09.06

猛暑日ゼロ「涼しい街」で脚光浴びる勝浦市 かつては大型リゾートが栄えるも“廃墟化”した悲しい過去も

 この夏も厳しい暑さが話題になった。酷暑が厳しさを増すたびに、関東で最も「涼しい街」として脚光を浴びるのが千葉県・勝浦市だ。南国のイメージが強い南房総にある街だが、かつての大型リゾート地から避暑地へ、まちづくりにも影響を与えそうな転換が起きている。 勝浦市は、房総半島東岸に位置し

私の推しシワンは体脂肪6%!「ボストン1947」自問自答をさせてくれる作品だった
2024.09.06

私の推しシワンは体脂肪6%!「ボストン1947」自問自答をさせてくれる作品だった

思い返せば、パリ・オリンピックにとても勇気づけられた夏だった。国を背負ってたたかう選手たちを見て、アスリートはすごいな、やっぱりスポーツは熱いな、といった素直な気持ちだけで応援していた私の価値観は、この作品「ボストン1947」によってグッと掘り下げられることになる。1936年、ベ

宮藤官九郎脚本『終りに見た街』場面写真公開 大泉洋、吉田羊、堤真一らの家族写真も
2024.09.06

宮藤官九郎脚本『終りに見た街』場面写真公開 大泉洋、吉田羊、堤真一らの家族写真も

 9月21日21時より放送される、大泉洋主演のテレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム『終りに見た街』の場面写真が公開された。 原作は、脚本家・小説家の山田太一が、戦争体験者の一人として厳しい体験を次世代に伝えることをテーマに執筆したもの。1982年と2005年に2度、山田自ら