# 宇宙

H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかかる防災への期待...「攻めの姿勢」で世界に示した技術力の優位性
2024.07.02

H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかかる防災への期待...「攻めの姿勢」で世界に示した技術力の優位性

日本の防災や災害状況の把握に重要な役割を果たす地球観測衛星「ALOS-4(だいち4号)」を搭載した新世代の国産大型ロケット「H3」3号機(H3F3、運用1号機)が、1日12時6分42秒(日本時間)に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられました。16分34秒後には「だいち4号」の分離に成

宇宙にそり立つ「創造の柱」の3D映像。まるで星雲の中を飛ぶよう
2024.07.02

宇宙にそり立つ「創造の柱」の3D映像。まるで星雲の中を飛ぶよう

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した星雲「創造の柱」。NASAがその詳細な3Dグラフィックスを公開しました。まるで、星雲の中を飛行しているようです。「創造の柱(Pillars of Creation)」とは、地球から6500光年ほど離れた“わし星雲”の一部であるガスと塵ででき

H3打ち上げ成功…3号機 観測衛星、軌道投入 
2024.07.01

H3打ち上げ成功…3号機 観測衛星、軌道投入 

 日本の新たな大型主力ロケット「H3」の3号機が1日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは搭載した政府の地球観測衛星「だいち4号」を分離して軌道に投入し、打ち上げは成功した。今年2月の2号機に続く成功で、基幹ロケットとしての信頼性を高める成果を上げた。 3号

2号機踏襲、実績重ねる 商用化に向け布石も H3・3号機
2024.07.01

2号機踏襲、実績重ねる 商用化に向け布石も H3・3号機

 初の実用衛星打ち上げに成功したH3ロケット3号機は、今年2月に初成功した2号機と機体構成などを踏襲し、成功の実績を重ねた。  H3は、衛星打ち上げビジネスへの参入を視野に、積み荷となる衛星の大きさに応じ、第1段の液体燃料エンジン「LE―9」や固体燃料補助ロケット(

H3ロケット打ち上げ成功「連続成功でも気を抜くな」 名古屋大の安井正明特任教授
2024.07.01

H3ロケット打ち上げ成功「連続成功でも気を抜くな」 名古屋大の安井正明特任教授

1日昼に種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた日本の次世代主力ロケット「H3」3号機。名古屋大特任教授(推進工学)に打ち上げ成功の意義などを聞いた。◇今回の成功により、H3ロケットは、初号機の失敗を受けて2号機で施された対策が妥当だったと検証できた

一瞬で空へ…ロケットの推進力と迫力に「感動」 「H3」3号機打ち上げ成功、順調飛行に見学客から拍手沸く 南種子
2024.07.01

一瞬で空へ…ロケットの推進力と迫力に「感動」 「H3」3号機打ち上げ成功、順調飛行に見学客から拍手沸く 南種子

 鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターからH3ロケット3号機が打ち上げられた1日、同町の恵美之江展望公園では、事前抽選で選ばれた約300人が同機の旅立ちを見守った。打ち上げから約10分後、場内アナウンスで順調な飛行が報告されると見学客から拍手が沸き、「頑張れ」といった声も飛んだ。

関西大らの研究グループ、超小型衛星を共同開発 今秋、ISSから地球周回軌道に放出
2024.07.01

関西大らの研究グループ、超小型衛星を共同開発 今秋、ISSから地球周回軌道に放出

 関西大学、福井大学、名城大学、アークエッジ・スペースによる共同研究グループは、複数のエネルギー技術を搭載した10×10×10センチメートルの超小型衛星「DENDEN‐01」を共同開発、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターへの引き渡しを完了した。今秋に国際宇宙ステーション(ISS)

「打ち上げ100点」のH3ロケット 商業打ち上げは軌道に乗れるか
2024.07.01

「打ち上げ100点」のH3ロケット 商業打ち上げは軌道に乗れるか

 3号機が無事に打ち上がり、搭載した地球観測衛星「だいち4号」も軌道に投入された。日本の基幹ロケット「H3」は2度目の成功で軌道に乗り始めた。だが、世界のライバルは多く、宇宙ビジネスの拡大に向けては課題が山積みだ。 「去年、H3初号機の失敗で、(搭載した衛星の)だいち3号を失い、

H3ロケット3号機成功は日本の宇宙政策上、極めて大きな一歩 さらなる成功の積み重ねを
2024.07.01

H3ロケット3号機成功は日本の宇宙政策上、極めて大きな一歩 さらなる成功の積み重ねを

H3ロケットは3号機の打ち上げ成功により、初めて重要な大型衛星を打ち上げられる実力を示した。世界中の民間企業から衛星の打ち上げを大量に受注し、持続的な経済成長につなげることを目指す日本の宇宙政策上、極めて大きな一歩といえる。H3は、国の先進光学衛星「だいち3号」を搭載した初号機が

JAXA、H3ロケット3号機打ち上げ成功 だいち4号を軌道投入
2024.07.01

JAXA、H3ロケット3号機打ち上げ成功 だいち4号を軌道投入

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は日本時間2024年7月1日に「H3」ロケット3号機の打ち上げを実施しました。搭載されていた先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」は正常に分離されたことがJAXAから発表されています。打ち上げに関する情報は以下の通りです。■打ち

【世界初】中国が成功させた「月の裏側」への着陸とサンプル採取(動画付き)
2024.07.01

【世界初】中国が成功させた「月の裏側」への着陸とサンプル採取(動画付き)

6月25日、中国の無人月面探査機「嫦娥(じょうが)6号」が地球に帰還。【ニューズウィーク日本版編集部】月の裏側に位置する南極エイトケン盆地で採取した岩石などのサンプルを収めたカプセルが、内モンゴル自治区の砂漠地帯にパラシュートで落下した。月の裏側のサンプル収集は世界

JAXA、H3ロケットで打ち上げの衛星「だいち4号」の画像公開 太陽電池パネルを展開
2024.07.01

JAXA、H3ロケットで打ち上げの衛星「だいち4号」の画像公開 太陽電池パネルを展開

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、日本の次世代主力ロケット「H3」3号機で打ち上げられた国の先進レーダー衛星「だいち4号」が、地球周回軌道で太陽電池パネルを展開している画像を公開した。だいち4号は打ち上げから約16分後、予定軌道に投入された。機体は重さ約3トン、高さ6・4メ

月面クルー救出ミッションを描く「THE MOON」、ソル・ギョングのインタビュー公開
2024.07.01

月面クルー救出ミッションを描く「THE MOON」、ソル・ギョングのインタビュー公開

実力派俳優のソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエが共演し、「神と共に」シリーズのキム・ヨンファが監督。月の探査に挑んだ者たちの過酷な運命を描いた「THE MOON」が、7月5日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開される。ソル・ギョングのインタビューと場面写真が到着した。──出

月面着陸機スリム応答せず 4度の復活成し遂げ、運用終了へ JAXA
2024.07.01

月面着陸機スリム応答せず 4度の復活成し遂げ、運用終了へ JAXA

 日本初の月面着陸を果たした実証機「スリム」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「今後通信できる可能性は低い」とし、活動を終了したとの見方を明らかにした。今年1月に着陸後、機体の太陽電池で発電できない夜に3回耐えるなどして、4度もの復活を繰り返してきた。既に目的としていた観測は終えてい

H3ロケット3号機打上げ成功 「ロケットとしてはほぼ完璧」
2024.07.01

H3ロケット3号機打上げ成功 「ロケットとしてはほぼ完璧」

JAXAは、種子島宇宙センターから7月1日12時6分42秒に打ち上げられたH3ロケット3号機について、計画通りに飛行したことを発表。打上げから約16分34秒後に搭載していた先進レーダ衛星「だいち4号」を正常に分離し、所定の軌道に打ち上げることに成功した。H3ロケットの打上げについ

H3打ち上げは「100点満点」
2024.07.01

H3打ち上げは「100点満点」

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、H3ロケット3号機の打ち上げに関して記者会見し、開発責任者の有田誠プロジェクトマネジャーは「100点満点の打ち上げだった」との認識を示した。

日欧共同の地球観測衛星「EarthCARE」雲プロファイリングレーダーの初観測画像が公開
2024.07.01

日欧共同の地球観測衛星「EarthCARE」雲プロファイリングレーダーの初観測画像が公開

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)は2024年6月27日付で、1か月ほど前に打ち上げられた雲エアロゾル放射ミッションの地球観測衛星「EarthCARE」に搭載されている「雲プロファイリングレーダー(CPR)」の初観測で取得した画像を公開しました。【最終更新:2024年6月

国際宇宙ステーションでの船外活動、7月末まで延期–「宇宙服」でトラブル続出
2024.07.01

国際宇宙ステーションでの船外活動、7月末まで延期–「宇宙服」でトラブル続出

米航空宇宙局(NASA)は米国時間6月28日、国際宇宙ステーション(ISS)での船外活動(Extravehicular Activity:EVA)を7月末まで延期することを明かした。宇宙服から冷却剤が漏洩していることに起因している。 直近のISSでは宇宙服を巡るトラブルが続出して

爆音響かせ宇宙へ H3ロケット3号機打ち上げ
2024.07.01

爆音響かせ宇宙へ H3ロケット3号機打ち上げ

 新型ロケット「H3」3号機が1日正午過ぎ、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の職員や多くの見物客に見守られながら、H3ロケットはバリバリバリという轟音(ごうおん)を響かせ、白煙を残しながら上昇。搭載した地球観測衛星「だいち4号」を予定の軌道

H3ロケット成功で高市宇宙担当相が談話 「国際競争力に重要、関係者の尽力に敬意」
2024.07.01

H3ロケット成功で高市宇宙担当相が談話 「国際競争力に重要、関係者の尽力に敬意」

次世代主力ロケット「H3」3号機の打ち上げ成功を受け、高市早苗宇宙政策担当相は1日、「H3ロケットは、我が国の宇宙活動の自立性確保と国際競争力強化のために極めて重要。御関係の皆様のご尽力に敬意を表し、感謝申し上げます。(宇宙政策担当相として)今後とも、我が国の宇宙開発利用を精力的に進めてまいり