# 墓石

石工の左野勝司さん死去 高松塚の石室解体など手がける
2024.09.12

石工の左野勝司さん死去 高松塚の石室解体など手がける

 国宝の極彩色壁画で知られる高松塚古墳(奈良県明日香村)の石室解体などを手がけた石工の左野勝司(さの・かつじ)さんが7月29日午後0時24分、膵がんのため奈良県天理市の病院で死去した。81歳。和歌山県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男稚通(まさみち)さん。 中学卒業後

墓の維持管理、2人に1人が「大変」 負担を感じる要因は 民間調査
2024.09.10

墓の維持管理、2人に1人が「大変」 負担を感じる要因は 民間調査

 墓石を撤去する「墓じまい」が増えるなか、墓石のクリーニング事業を全国展開する「アシストーン」(本社・名古屋市)が500人に意識調査したところ、2人に1人がお墓の維持管理に負担感を抱いていた。その負担感を生じさせていた主な要因は、墓の「清掃」や墓と自宅との「距離」だった。 「アシ

共同墓地の復旧支援 県9月補正予算案
2024.09.04

共同墓地の復旧支援 県9月補正予算案

  ●被災集落 通路や壁、最大1200万円 地域コミュニティーを維持 石川県は、能登半島地震で被災した集落が管理する共同墓地の復旧を支援する。通路や壁などの共用部分を対象に最大1200万円の修繕費を補助し、通路に倒れた墓石の移設に必要な費用も出す。過疎化が著しい能登では、墓が遠方

倒れたままの墓石 「ご先祖さまに申し訳ない」 能登地震8カ月
2024.09.01

倒れたままの墓石 「ご先祖さまに申し訳ない」 能登地震8カ月

 能登半島地震から1日で8カ月が過ぎた。石川県内の避難所では、8月27日の時点でも約770人の被災者が過ごす。一方、被災地の墓地では墓石の倒壊などが相次いだ。ただ、生活の再建がままならない中、墓の修理は後回しにせざるを得ない状況だ。 能登半島の最北端に位置する珠洲(すず)市では、

<弔いのカタチ>お墓は「あの世の住まい」 オリジナルデザイン墓石が根強い人気
2024.08.18

<弔いのカタチ>お墓は「あの世の住まい」 オリジナルデザイン墓石が根強い人気

 お盆、お彼岸にはお墓参りをする人も多い。お墓といえば縦長の四角い墓石の「和型」が一般的だが、オリジナルデザインのお墓にこだわる人もいる。 少子化と過疎化により墓石を撤去する「墓じまい」が増える中、工夫を凝らしたお墓を建てる人々にはそれぞれの思いと理由がある。 ◇弁

弘法大師が開いた天空の聖地へ! 高野山は涼しく快適な別天地、聖地「奥之院」を歩く
2024.08.13

弘法大師が開いた天空の聖地へ! 高野山は涼しく快適な別天地、聖地「奥之院」を歩く

町石道を歩くルポ「世界遺産・熊野古道を行く! 山麓から180町の【町石道編】」「弘法大師も通った高野山への道! 山麓から180町の【町石道編】」で、二日に分けて歩いた町石道をご紹介してきました。いよいよ西側の大門から山上の中心地へ。そして、東側の奥ノ院を目指します。高野山は、標高

遺骨の管理や供養を寺院などに任せる「永代供養」 約9割が検討
2024.08.12

遺骨の管理や供養を寺院などに任せる「永代供養」 約9割が検討

 お墓を受け継ぐ人がいないなどの理由で、遺骨の管理や供養を寺院や霊園に任せる「永代供養」を検討している人が、9割近くに上ることが分かりました。 仏壇・墓石販売大手の「はせがわ」がお墓について調査したところ、樹木葬など永代供養型の購入を検討している人が88.3%を占めました。

「墓の優先順位は最後だけど」 お盆前の被災地・能登 石材店は墓石修理に追われる 石川・輪島市
2024.08.09

「墓の優先順位は最後だけど」 お盆前の被災地・能登 石材店は墓石修理に追われる 石川・輪島市

元日に発生した地震の影響で、被災地・能登の墓地では今も多くの墓石が倒壊したままとなっていて、お盆の墓参りを前に、地元の石材店の職人が連日、朝早くから修復作業に追われています。午前6時前、石川県輪島市門前町鹿磯にある墓地では、すでに修復作業が始まっていました。門前町で

能登地震被災の墓石修復、お盆間に合わず 富山県内石材店
2024.07.26

能登地震被災の墓石修復、お盆間に合わず 富山県内石材店

 能登半島地震で富山県内の墓石にずれや倒壊などの被害が相次ぎ、石材店が修復作業に追われている。発生から半年以上が過ぎたものの、想定以上の件数で職人の手が回らず、中には依頼を受けた約3千件のうち、修復を終えたのは約6割にとどまる業者もある。お盆の墓参りまでの完了を求める要望が多い中「間に合わない

共同墓地で「墓じまい」 復興祈念公園を整備へ 福島・双葉
2024.07.17

共同墓地で「墓じまい」 復興祈念公園を整備へ 福島・双葉

 東日本大震災の犠牲者を追悼するため国と県が復興祈念公園を整備するのに伴い、福島県双葉町の中野共同墓地で16日、「墓じまい」の供養式が行われた。県は津波で流されて所有者が不明の墓石や石仏を廃棄処分し、跡地を盛り土して芝生の多目的広場を造る計画で、17日にも墓石の撤去を始める。 供

所有者不明の墓石供養、双葉町 復興祈念公園の工事で処分前に
2024.07.16

所有者不明の墓石供養、双葉町 復興祈念公園の工事で処分前に

 国、福島県が整備する東日本大震災の復興祈念公園の用地になっている同県双葉町中野地区の共同墓地跡地で16日、津波に流された後、集積されていた墓石など計423点を関係者らが供養した。墓石などは所有者が不明のため17日以降処分し、一帯は多目的広場の一部として芝生が敷かれる。 県が昨年

「かぶきもの」武将・前田慶次、ここに眠る 角田信朗さんが揮毫の墓
2024.06.09

「かぶきもの」武将・前田慶次、ここに眠る 角田信朗さんが揮毫の墓

 山形県米沢市で晩年を過ごした人気の武将、前田慶次(慶次郎)のものとみられる同市内の墓所に墓石が建てられ、4日にお披露目された。 墓石が建てられたのは、米沢市万世町堂森にある堂森善光寺の裏山の中腹。寺や考古学研究者らが調査した結果、慶次の墓とみられる場所が見つかったと2021年に

墓地世話役不足で荒廃も…管理者選定や集金業務など管理サポート 岐阜・多治見市の石材会社事業化
2024.05.30

墓地世話役不足で荒廃も…管理者選定や集金業務など管理サポート 岐阜・多治見市の石材会社事業化

 岐阜県多治見市生田町の墓石設計・施工会社「石政佐藤石材」は、地域墓地の管理をサポートする「東濃墓地管理センター」事業に乗り出した。世話役の高齢化や不在で墓が荒れるケースも見られる中、草刈りや通路補修にとどまらず、管理者の候補選びや管理組合の組織化、管理料の集金なども支援するのが特徴。墓地管理

厄介ものの模様を唯一無二の価値に…原寸大バイクの墓石など業界復興願う挑戦
2024.05.13

厄介ものの模様を唯一無二の価値に…原寸大バイクの墓石など業界復興願う挑戦