# 国際法

フィリピンと中国、南シナ海の領有権争いで非難の応酬…米国「フィリピンが直面している嫌がらせは危険だ」
2024.06.01

フィリピンと中国、南シナ海の領有権争いで非難の応酬…米国「フィリピンが直面している嫌がらせは危険だ」

 シンガポールで5月31日から各国の国防関係者らを集めて開いているアジア安全保障会議で、フィリピンと中国が南シナ海での領有権争いを巡って非難の応酬を繰り広げている。 フェルディナンド・マルコス比大統領は同日の基調講演で「不法で威圧的な行為が我が国の主権を侵し続けている」と中国を批

イスラエルのガザ攻撃、国際裁判所でもなぜ止められない?ICCの逮捕状請求とICJの攻撃停止命令はどこまで有効か
2024.06.01

イスラエルのガザ攻撃、国際裁判所でもなぜ止められない?ICCの逮捕状請求とICJの攻撃停止命令はどこまで有効か

 パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルに対し、国際的な司法機関の動きが目立っています。国際刑事裁判所(ICC)の主任検察官はイスラエルのネタニヤフ首相らに戦争犯罪の疑いで逮捕状を請求しました。国際司法裁判所(ICJ)はガザ南部ラファに対する攻撃中止を命令しました。こうした動きは混迷を

アジア安全保障会議でフィリピン・マルコス大統領講演 南シナ海の安定「根拠のない主張によって損なわれている」
2024.06.01

アジア安全保障会議でフィリピン・マルコス大統領講演 南シナ海の安定「根拠のない主張によって損なわれている」

シンガポールで開かれているアジア安全保障会議でフィリピンのマルコス大統領は講演し、中国と領有権を争っている「南シナ海の安定が武力や威嚇、根拠のない主張によって損なわれている」と述べ、国際法に基づく海洋秩序を呼びかけた。マルコス大統領「自国の領土や管轄権を超えて国内法や規制を適用し

フィリピン大統領「地域平和に米国は重要」 東シナ海、台湾にも言及
2024.05.31

フィリピン大統領「地域平和に米国は重要」 東シナ海、台湾にも言及

 アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)が31日、シンガポールで開幕した。フィリピンのマルコス大統領は基調講演で「南シナ海の安定が武力や威嚇、根拠のない主張によって損なわれている」と述べ、覇権的な動きを強める中国を念頭に、「法の支配」の尊重を訴えた。 南シナ海で中国と領

国民殺害なら米と反撃も 比大統領、中国に警告
2024.05.31

国民殺害なら米と反撃も 比大統領、中国に警告

 【シンガポール共同】フィリピンのマルコス大統領は31日、南シナ海で中国との対立により自国軍人が負傷したことに触れ、自国民が故意に殺害された場合「戦争行為にとても近い」と見なし「相応の対応を取る」と強調した。相互防衛条約を結ぶ米国も「同様の基準だと信じている」と述べ、共に反撃する可能性を警告し

2つの国際裁判所が下した「イスラエル」への厳しい判断…その背景にある「反イスラエル思想」の正体
2024.05.31

2つの国際裁判所が下した「イスラエル」への厳しい判断…その背景にある「反イスラエル思想」の正体

 イスラム過激派、ハマスの掃討作戦をめぐって、国際刑事裁判所(ICC)と国際司法裁判所(ICJ)が相次いで、イスラエルに厳しい判断を下した。イスラエルは強く反発し、米国はICC関係者に対する制裁も検討している。いったい、何が起きているのか。 国際刑事裁判所のカリム・カーン主任検察

「国連の精神はガザで死んだ」 トルコ大統領
2024.05.30

「国連の精神はガザで死んだ」 トルコ大統領

【AFP=時事】イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)西部の避難民キャンプを攻撃したのを受け、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は29日、「国連(UN)の精神はガザで死んだ」と批判するとともに

韓国に飛来の汚物「誠意の贈り物」 金与正氏が談話 韓国側へ報復か
2024.05.30

韓国に飛来の汚物「誠意の贈り物」 金与正氏が談話 韓国側へ報復か

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹で朝鮮労働党副部長の金与正(キムヨジョン)氏は29日夜、韓国側に大量に飛来した汚物などが入った風船について「わが人民が散布する汚物を『誠意の贈り物』として拾い続けるべきだ」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が同日配信した。 韓国の脱北者

国連軍司令部「北朝鮮の汚物風船は休戦協定違反」 正式に調査
2024.05.30

国連軍司令部「北朝鮮の汚物風船は休戦協定違反」 正式に調査

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が汚物などをぶら下げた大量の風船を韓国に向けて飛ばしたことについて、国連軍司令部は「軍事的な行動」と見なし、「攻勢的、非衛生的なだけでなく、(朝鮮戦争)休戦協定違反」になると指摘した。30日までにフェイスブックにこのように投稿し、正式に調査を進めていることも明らかに

ICC捜査にモサド元幹部介入か 検察官の盗聴や脅迫、メール傍受
2024.05.29

ICC捜査にモサド元幹部介入か 検察官の盗聴や脅迫、メール傍受

 【エルサレム共同】イスラエルによるパレスチナへの戦争犯罪を巡る国際刑事裁判所(ICC)の捜査に、イスラエル対外特務機関モサドの元幹部らが介入を試みていたと、英紙ガーディアンが報じた。捜査に圧力をかけ断念させるのが目的で、ベンスダ前主任検察官にも盗聴や脅迫をしていたほか、捜査を引き継いだカーン

韓国軍「午後1時基準で北朝鮮の対南風船200個以上…一日基準で歴代最多」
2024.05.29

韓国軍「午後1時基準で北朝鮮の対南風船200個以上…一日基準で歴代最多」

北朝鮮が28日夜から大量の「汚物風船」を大韓民国に散布している。韓国合同参謀本部は29日、「きょう午後1時基準で江原(カンウォン)・京畿(キョンギ)・慶尚(キョンサン)・全羅(チョルラ)・忠清(チュンチョン)など全国で200個以上の風船が見つかった」とし「北朝鮮の対南汚物風船は民

欧米供与の武器でのロシア軍施設攻撃「認めるべき」 仏マクロン大統領
2024.05.29

欧米供与の武器でのロシア軍施設攻撃「認めるべき」 仏マクロン大統領

フランスのマクロン大統領は28日、ウクライナが欧米から供与された武器を使って、ミサイルを発射しているロシアの軍事施設を攻撃することを認めるべきとの考えを、明らかにました。ロイター通信によりますと、マクロン大統領は28日、ドイツのショルツ首相との共同会見で「ウクライナに向けてミサイ

ロシア領内の軍事拠点「無力化」、ウクライナに認めるべき 仏大統領
2024.05.29

ロシア領内の軍事拠点「無力化」、ウクライナに認めるべき 仏大統領

【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は28日、ウクライナが自国に向けてミサイルを発射しているロシア領内の軍事拠点を「無力化」することを認めるべきだと主張した。 マクロン氏はドイツを公式訪問した際のオラフ・ショルツ(Olaf Sc

イスラエル軍戦車、ラファ中心部に到達
2024.05.29

イスラエル軍戦車、ラファ中心部に到達

(CNN) イスラエル軍の戦車が28日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファの中心部に入った。目撃者2人がCNNに明らかにした。同軍は今月初めにラファへの地上侵攻を開始したが、ラファの中心部に入ったのは初めて。ラファの住人の1人は、中心部にあるロータリー交差点で複数のイスラエル軍の

EU外相会合、対イスラエル制裁を協議
2024.05.28

EU外相会合、対イスラエル制裁を協議

(CNN) 27日にブリュッセルで開催された欧州連合(EU)の外相会合で、イスラエルが国際司法裁判所(ICJ)の命令に従わない場合の制裁措置が協議された。アイルランドのマーティン外相が会合後の記者会見で語った。マーティン氏は「ICJや国際刑事裁判所(ICC)のような国際人道、法機

【ミャンマー】西部の武力衝突、国連が戦争犯罪を調査
2024.05.28

【ミャンマー】西部の武力衝突、国連が戦争犯罪を調査

 国連人権理事会(UNHRC)が設置した「ミャンマーでの国際法違反を調査する独立調査メカニズム(IIMM)」が、西部ラカイン州で武力衝突が深刻な戦争犯罪や人道犯罪を引き起こしていないかどうか、調査に動いている。同州では国軍と少数民族武装勢力「アラカン軍(AA)」との紛争が激化している。同理事会

なぜ「日本」は「アメリカ軍の基地」になったのか…戦後、アメリカが「日本」を従わせるために使った「最強の武器」
2024.05.28

なぜ「日本」は「アメリカ軍の基地」になったのか…戦後、アメリカが「日本」を従わせるために使った「最強の武器」

 日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。 そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起

イスラエル、スペインにパレスチナ人向け領事業務停止通告 6月から
2024.05.27

イスラエル、スペインにパレスチナ人向け領事業務停止通告 6月から

【AFP=時事】イスラエルは27日、在エルサレムのスペイン領事館に対し、6月1日からパレスチナ人向けの領事業務を停止するよう通告したと発表した。スペインがパレスチナ自治区を国家として正式に承認すると表明したことに対する「懲罰的」措置だとしている。 イスラエル外務省は声明で、エルサ

ICJのラファ攻撃停止命令に対し林官房長官「誠実に履行されるべき」
2024.05.27

ICJのラファ攻撃停止命令に対し林官房長官「誠実に履行されるべき」

ICJ=国際司法裁判所がイスラエルに対し、暫定的な措置としてガザ地区南部ラファでの攻撃を直ちに停止するよう命じたことについて林官房長官は、「当事国を法的に拘束するものであり誠実に履行されるべきもの」と述べイスラエルは従うべきとの考えを示しました。林官房長官「国連の主

ICJ「ラファ攻撃やめろ」命令を無視したイスラエル軍、ガザ中・北部も攻撃(1)
2024.05.27

ICJ「ラファ攻撃やめろ」命令を無視したイスラエル軍、ガザ中・北部も攻撃(1)

イスラエル国防軍(IDF)がガザ地区最南端ラファに対する攻撃を中断するよう命じる国際司法裁判所(ICJ)の命令を受けても、これを無視したまま軍事作戦を続けている。25日(現地時間)、AFP通信やCNNなどはラファのクウェート病院周辺地域やシャブラ難民キャンプがIDFの攻撃ターゲッ