# 困窮

物価高でフードバンク事業「曲がり角」 求められる“仕組み”とは
2024.08.02

物価高でフードバンク事業「曲がり角」 求められる“仕組み”とは

 企業などから寄せられた食品を生活困窮者に届けるフードバンクの運営事業者が、食品不足にあえいでいる。企業の環境・物価高対策に伴う食品ロス削減の取り組みが進んでいるためだ。フードバンク事業について関係者は「曲がり角に来ている」と不安を漏らす。 フードバンクを運営するNPO法人「セカ

生活困窮で医療機関受診できず死亡が全国で48件 長崎でも1件
2024.07.30

生活困窮で医療機関受診できず死亡が全国で48件 長崎でも1件

新型コロナや物価高などをきっかけに生活が苦しくなり、医療機関の受診が遅れて死亡するケースがあります。2023年、長崎県内では60代の男性1人が亡くなりました。県民主医療機関連合会が30日長崎県庁で開いた会見によりますと、2023年に経済的な理由で医療機関の受診が遅れ

生活困窮者のペット飼育問題、社会としてどう向き合うべきか?
2024.07.26

生活困窮者のペット飼育問題、社会としてどう向き合うべきか?

人と動物の共生センター理事長で獣医師の奥田順之先生は、さまざまなペット飼育の問題について調査、改善活動を行っているが、最近、生活困窮者のペット飼育の問題が深刻化していると言う。「生活困窮者のペット飼育問題は、人間の福祉とも関わる問題であり、ペットを飼っている誰もが直面する可能性の

夏休みは「なくてよい」「短いほうがいい」子育て家庭の6割が回答なぜ? 困窮家庭支援NPOの調査で、夏の生活費負担増が判明「おかずはお豆腐ともやし」
2024.07.26

夏休みは「なくてよい」「短いほうがいい」子育て家庭の6割が回答なぜ? 困窮家庭支援NPOの調査で、夏の生活費負担増が判明「おかずはお豆腐ともやし」

夏休みが始まりました。子どもにとっては、楽しみなことがたくさんあり、普段と違った経験ができる貴重な成長機会でもあります。しかし、困窮家庭の子ども支援を行っている認定NPO法人「キッズドア」が行った調査(調査期間:2024年5月27日~6月3日調査対象:支援窓口のファミリーサポート

寄付減でフードバンク危機 物価高騰、困窮者は増加
2024.07.23

寄付減でフードバンク危機 物価高騰、困窮者は増加

 歴史的な物価高騰や、猛暑によるコメの品質低下に伴い、生活困窮者の支援を行う全国のフードバンク団体が危機的状況に陥っている。NPO法人「フードバンク仙台」(仙台市)の調査では、集計した全国66団体のうち約6割が寄付される食料が減ったと回答。法人幹部は「困窮者は増えているのに食料が底を突きそうだ

高齢者を「洗脳」 2000万円以上だまし取られた80代姉妹が恐れた人物 介護職員による『経済的虐待』10年間で被害者600人超に 被害防ぐポイントは「成年後見制度」
2024.07.20

高齢者を「洗脳」 2000万円以上だまし取られた80代姉妹が恐れた人物 介護職員による『経済的虐待』10年間で被害者600人超に 被害防ぐポイントは「成年後見制度」

大阪市鶴見区にあった介護施設「りはびりぷらすDayService」。この施設の元代表・西影由貴(ゆうき)容疑者(38歳)が、利用者だった80代の姉妹の自宅をだまし取った詐欺の疑いで、7月17日に再逮捕されました。姉妹は2人暮らしで、預貯金は2000万円以上、持ち家も

年金月6万円では生きていけない…極貧〈築50年のアパート住まい〉の75歳男性、年金機構からの「緑色の封筒」に歓喜した理由
2024.07.12

年金月6万円では生きていけない…極貧〈築50年のアパート住まい〉の75歳男性、年金機構からの「緑色の封筒」に歓喜した理由

厚生労働省『2023年 国民生活基礎調査』によると、生活が困窮する高齢者は6割近くにも及び、物価高の影響が大きいことが分かりました。そんな窮地を救ってくれる「1通の封筒」。もしかしたら、あなたの自宅にも届いているかも。先日、発表された厚生労働省『2023年 国民生活基礎調査』によ

「日本人はいらない」豪州ワーホリ利用者の惨状「求人1人に50人殺到」「ホームレス化」「“夜の世界”に踏み込む女性も」
2024.07.05

「日本人はいらない」豪州ワーホリ利用者の惨状「求人1人に50人殺到」「ホームレス化」「“夜の世界”に踏み込む女性も」

 働きながら、外国語の習得や生活体験ができる「ワーホリ」こと、ワーキング・ホリデー制度。1980年12月に豪州との2国間協定で開始されてから、44年が経つが、最近はその在り方が大きくさま変わりしたようでーー。「日本は現在、オーストラリアやカナダ、韓国など30カ国と協定があり、いち

夫を亡くした80歳女性「年金月5万円」暮らしの末、1年で体重激減…「経済的困窮」「孤立」で二重に苦しむ高齢者たち
2024.07.02

夫を亡くした80歳女性「年金月5万円」暮らしの末、1年で体重激減…「経済的困窮」「孤立」で二重に苦しむ高齢者たち

「下流老人」「老後破産」…なんとも辛い言葉が多くなった昨今。「遺族年金を頼りに暮らしているが、生活に困窮している」「頼る人がおらず孤立してしまう」…といった状況に苦しむ高齢者の存在が、社会問題になっています。現在とられている支援策などとともにみていきましょう。遺族年金とは、公的年

月収12万円〈ふたりの幼子を抱える〉35歳シングルマザー「生活保護のままでいたい」の衝撃本音の理由
2024.07.01

月収12万円〈ふたりの幼子を抱える〉35歳シングルマザー「生活保護のままでいたい」の衝撃本音の理由

昨今、高齢者の住まいとして有効な選択肢になりつつある「老人ホーム」。入居の理由はさまざまですが、入居が決まれば安心、というわけではありません。「お金が足りない……」そんな理由で、最悪、退去しなければというケースも。みていきましょう。東京23区の6月の消費者物価指数は、速報値で天候

ネパール・地震で加速する“貧困”の悪循環 “水源”失い徒歩1時間水くみ 山岳で困窮【FNSチャリティキャンペーン2024】
2024.06.28

ネパール・地震で加速する“貧困”の悪循環 “水源”失い徒歩1時間水くみ 山岳で困窮【FNSチャリティキャンペーン2024】

FNSチャリティキャンペーンで、倉田大誠アナウンサーが取材に訪れたのは、去年11月に起きた地震の爪痕がいまだに残る、ネパールです。地震の影響で今もなお、各地で土砂崩れが発生していますが、その危険性をさらに高めるある現象が、たびたび起きています。倉田大誠アナウンサー:

青汁王子「こんな悲しいことありますか?」生活費理由に夏休み撤廃訴える困窮世帯の多さに嘆き
2024.06.27

青汁王子「こんな悲しいことありますか?」生活費理由に夏休み撤廃訴える困窮世帯の多さに嘆き

 「青汁王子」こと実業家の三崎優太氏(35)が27日、X(旧ツイッター)を更新。 生活費がかかることを理由に夏休みの撤廃を訴える困窮世帯が多いことについて言及した。 三崎氏は「子どもが家にいると生活費がかかるって理由で夏休みを廃止して欲しい人達がいる」と書き出し「困

「もうオシマイだよ、この国」お金がないから夏休み廃止して!悲しき調査結果に広がる首相批判「お前のメガネには何が映ってる」
2024.06.27

「もうオシマイだよ、この国」お金がないから夏休み廃止して!悲しき調査結果に広がる首相批判「お前のメガネには何が映ってる」

 6月26日、貧困問題に取り組む認定NPO法人「キッズドア」(東京)が記者会見し、困窮世帯へのアンケート結果を公表した。 小中学生のいる世帯の計60%が、子どもの夏休みを負担に感じ、「なくてよい」「今より短い方がよい」と考えていることを明らかにした。理由は「子どもが家にいると生活

三崎優太氏 子供の夏休み廃止を訴える困窮世帯が多いことに「こんな悲しいことありますか?」
2024.06.27

三崎優太氏 子供の夏休み廃止を訴える困窮世帯が多いことに「こんな悲しいことありますか?」

 実業家の“青汁王子”こと三崎優太氏(35)が27日、「X」(旧ツイッター)を更新。“子どもの夏休み廃止”を訴えている困窮世帯が多いことを嘆いた。 民間団体アンケートによると、小中学生のいる困窮世帯の計60%が、子どもの夏休みについて「なくてよい」「今より短い方がいい」と考えてい

夏休み廃止や短縮希望、60% 困窮世帯「生活費かかる」
2024.06.26

夏休み廃止や短縮希望、60% 困窮世帯「生活費かかる」

 小中学生のいる困窮世帯の計60%が、子どもの夏休みは「なくて良い」「今より短い方が良い」と考えていることが26日、民間団体のアンケートで分かった。理由は「子どもが家にいると生活費がかかる」が最も多かった。物価高が続く中、夏休みは学校の給食がないため家で食事を用意する必要があり、光熱費もかかる

【止まらない物価高騰】アンケートで困窮家庭の悲鳴聞こえる「風呂もガスもない、冷蔵庫を手放そうか…」「トイレは皆で使って一括で流す」NPO法人は現金給付等を提言、こども家庭庁などに提出へ
2024.06.26

【止まらない物価高騰】アンケートで困窮家庭の悲鳴聞こえる「風呂もガスもない、冷蔵庫を手放そうか…」「トイレは皆で使って一括で流す」NPO法人は現金給付等を提言、こども家庭庁などに提出へ

困窮家庭の子どもを支援している認定NPO法人「キッズドア」が26日会見を行い、この夏の食糧支援に向けたアンケート調査の結果を発表しました。そこには、止まらない物価高に追い詰められる、困窮家庭の悲鳴のような声が溢れていました。アンケート調査は、キッズドアの食糧支援「ファミリーサポー

米の路上生活、過去最多65万人 違法化、6月中にも司法判断
2024.06.24

米の路上生活、過去最多65万人 違法化、6月中にも司法判断

 【ニューヨーク共同】米国で路上や車中で生活するホームレスが急増し、昨年は過去最多の約65万人を記録した。各地で対策が課題となる中、公共の場での寝泊まりを法令で禁止した西部州の市が批判を浴びる。連邦最高裁が今月中にも法令の合憲性を判断する見通しで、各自治体の対応に影響しそうだ。 

困窮世帯の学習支援強化 こどもの貧困議連が要望
2024.06.23

困窮世帯の学習支援強化 こどもの貧困議連が要望

 超党派の国会議員でつくる教育格差を考えるワーキングチーム(WT)は13日、加藤鮎子こども政策担当大臣に対し、生活困窮者自立支援制度で規定されているこどもの学習支援を自治体の法定受託事務にすることなどを求める要望書を提出した。 WTは4月、こどもの貧困対策推進議員連盟(田村憲久会

頼れる人がいない若者…多様化する『生活困窮者』 ホームレス支援団体の「シェルター」とは やり直すための「選択肢作り」
2024.06.22

頼れる人がいない若者…多様化する『生活困窮者』 ホームレス支援団体の「シェルター」とは やり直すための「選択肢作り」

住まいがなく、やむを得ずインターネットカフェなどに宿泊している人がいます。その中には、20代などの若者も…。ホームレス状態といっても路上生活をしているとは限らず、生活困窮者の在り方は多様化しています。そんな中、「ホームレス」を支援する団体が、幅広い生活困窮者を受け入

頼れる人がいない若者…多様化する『生活困窮者』 ホームレス支援団体の「シェルター」とは やり直すための「選択肢作り」
2024.06.22

頼れる人がいない若者…多様化する『生活困窮者』 ホームレス支援団体の「シェルター」とは やり直すための「選択肢作り」

住まいがなく、やむを得ずインターネットカフェなどに宿泊している人がいる。その中には、20代などの若者も…。ホームレス状態といっても路上生活をしているとは限らず、生活困窮者の在り方は多様化している。そんな中、「ホームレス」を支援する団体が、幅広い生活困窮者を受け入れる