# 医薬品・医療機器業界

手術ができない…抗菌薬の原料・原薬100%中国依存の恐怖 製薬各社が国産急ぐ深刻理由
2024.09.16

手術ができない…抗菌薬の原料・原薬100%中国依存の恐怖 製薬各社が国産急ぐ深刻理由

感染症の治療や予防に欠かせない抗菌薬の原料と原薬の「脱中国」に向けた取り組みが加速している。抗菌薬は供給がなくなれば適切な治療や手術ができなくなるため、まさに日本人の〝命綱〟といえる。政府は経済安全保障の観点から抗菌薬を「特定重要物資」に指定。ほぼ100%という中国依存のリスクを減らす必要性が

日本の医薬品業界で「海外から狙われやすい企業」を企業価値と収益力から算出 大塚HDは「上場企業として、あらゆる可能性は想定している」
2024.09.15

日本の医薬品業界で「海外から狙われやすい企業」を企業価値と収益力から算出 大塚HDは「上場企業として、あらゆる可能性は想定している」

 新薬の開発競争などでしのぎを削る医薬品業界。2019年に大正製薬によるUPSA SASの子会社化、2022年にエーザイによるArteryexの子会社化など、大型の買収やM&Aの動きも激しい。 日本の大手医薬品会社の買収やM&Aの可能性はあるのだろうか。 海外企業の

「糸ようじ」の販売一時休止 歯科医師会が推薦取り消し 小林製薬
2024.09.13

「糸ようじ」の販売一時休止 歯科医師会が推薦取り消し 小林製薬

 小林製薬は13日、「糸ようじ」など18製品の販売を一時的に休止すると発表した。 紅麹(べにこうじ)配合サプリメントによる健康被害問題を受け、日本歯科医師会の推薦が8月29日付で取り消されたことから、製品パッケージの変更が必要になったためとしている。 ただ、同社は取

小林製薬「糸ようじ」「やわらか歯間ブラシ」販売を一時休止 日本歯科医師会が推薦取消し「紅麹問題で原因の検証や対策等が未完了」などのため
2024.09.13

小林製薬「糸ようじ」「やわらか歯間ブラシ」販売を一時休止 日本歯科医師会が推薦取消し「紅麹問題で原因の検証や対策等が未完了」などのため

小林製薬は自社で製造販売している糸ようじなど口腔ケア製品について、「日本歯科医師会」からの推薦が2024年8月29日付で取り消されたと発表しました。これにより、糸ようじなどの販売を一時休止するということです。小林製薬などによりますと、日本歯科医師会から推薦を取り消された製品は「糸

小林製薬「糸ようじ」など販売休止 歯科医師会の推薦取り消しで
2024.09.13

小林製薬「糸ようじ」など販売休止 歯科医師会の推薦取り消しで

 小林製薬は13日、「糸ようじ」など3製品の販売を休止し、店頭在庫などの回収を行うと発表した。8月29日に日本歯科医師会からの推薦が取り消され、パッケージにあった「日本歯科医師会推薦」の表示をなくす必要があるためという。 対象は「糸ようじ」のほか、「やわらか歯間ブラシ」、マウスピ

イーライリリーがアイルランドで肥満症薬など増産、投資総額18億ドル
2024.09.13

イーライリリーがアイルランドで肥満症薬など増産、投資総額18億ドル

[12日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリーは12日、アイルランドにある2カ所の製造拠点で、肥満症治療薬と新たに承認されたアルツハイマー病治療薬の生産を拡大する計画を発表した。投資総額は18億ドルに上る。この投資は特に糖尿病薬「マンジャロ」と肥満症薬「ゼップバウンド

未承認ED治療薬「バリバリ」を販売か 5倍の成分が…
2024.09.12

未承認ED治療薬「バリバリ」を販売か 5倍の成分が…

アダルトショップで未承認の勃起不全の治療薬を販売したとして80歳の会社役員の男性が書類送検されました。薬には正規品の5倍の医薬品成分が含まれていました。 アダルトショップを経営する「韮沢商事」の代表取締役の男性は去年12月から今年3月まで、未承認の勃起不全の治療薬12錠を男性3人

米モデルナ、25年売上高は最大35億ドルと予想 市場予想下回る
2024.09.12

米モデルナ、25年売上高は最大35億ドルと予想 市場予想下回る

Patrick Wingrove[12日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社のモデルナは12日、2025年の売上高は25億─35億ドルと予想しており、新製品の発売により26─28年は年平均25%の増収率が見込まれると明らかにした。同社は先月、24年の売上高

大麻の使用罪、12月施行 成分含む医薬品、可能に
2024.09.12

大麻の使用罪、12月施行 成分含む医薬品、可能に

 大麻を「麻薬」に位置付け、他の規制薬物と同様に使用罪の適用対象とする大麻取締法と麻薬取締法の改正法について、厚生労働省は12日、施行日を12月12日と明らかにした。改正法では、大麻由来成分を含む医薬品の使用禁止規定を削除。安全性と有効性が確認されたものに限り、医療分野で活用できる。<

施行秒読みの米バイオセキュア法案…韓国バイオ企業には好機となるか期待高まる
2024.09.12

施行秒読みの米バイオセキュア法案…韓国バイオ企業には好機となるか期待高まる

世界最大のバイオ市場である米国で中国企業の締め出しが可視化している。米国議会が中国のバイオ企業を牽制するために発議した「バイオセキュア法案」が下院を通過し年内の施行を目前に控えてだ。中国企業が去った穴を韓国のバイオ企業が埋めることになるという期待が大きくなっている。バイオセキュア

グレープフルーツジュースが効き目を強めてしまう薬はたくさんある【クスリ社会を正しく暮らす】
2024.09.11

グレープフルーツジュースが効き目を強めてしまう薬はたくさんある【クスリ社会を正しく暮らす】

【クスリ社会を正しく暮らす】 血圧を下げる降圧薬とグレープフルーツジュースの“飲み合わせ”は広く知られています。グレープフルーツに含まれているフラノクマリン類が、腸内の細胞に存在する薬物代謝酵素CYP3A4を不可逆的に阻害するからです。 CYP3A4は肝臓に多く存在

6割が女性、最多は20代 22~23年の自傷・自殺未遂 日本臨床救急医学会など
2024.09.11

6割が女性、最多は20代 22~23年の自傷・自殺未遂 日本臨床救急医学会など

 日本臨床救急医学会などは10日、2022年12月~23年12月に救命救急センターに搬送された自傷行為や自殺未遂をした人に関する報告書を公表した。 搬送されたのは計1987件で、女性が約6割を占めた。20代が最も多く、男女いずれも医薬品のオーバードーズ(過剰摂取)が最多だった。<

米ターンズ・ファーマの肥満症薬、初期試験で良好な結果 株価急騰
2024.09.10

米ターンズ・ファーマの肥満症薬、初期試験で良好な結果 株価急騰

Mariam Sunny[9日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社ターンズ・ファーマシューティカルズは9日、同社が開発した経口肥満症薬「TERN―601」の初期臨床試験で体重が平均4.9%減少する効果が示されたと発表した。同社の株価は一時27%上昇した。同薬

米サミットの抗がん剤、中国の試験でキイトルーダ上回る効果 株価急騰
2024.09.10

米サミットの抗がん剤、中国の試験でキイトルーダ上回る効果 株価急騰

Sriparna Roy[9日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社のサミット・セラピューティクスは8日、中国で実施した肺がん治療薬「イボネスシマブ」の後期臨床試験で、一部の患者の生存率が米製薬大手メルクの抗がん剤「キイトルーダ」を投与した患者の生存率を上回ったと発表した

三菱ケミ、田辺三菱製薬の売却も選択肢「ポートフォリオ改革を推進」
2024.09.09

三菱ケミ、田辺三菱製薬の売却も選択肢「ポートフォリオ改革を推進」

 化学大手の三菱ケミカルグループが、医薬品子会社の田辺三菱製薬の売却も選択肢に入れていることを明らかにした。医薬品事業は開発費が膨らみがちで、主力の化学事業との相乗効果を出すのが難しいとみているようだ。 9日、三菱ケミカルが田辺三菱製薬を売却する準備を始め交渉の初期段階にあるとす

「ホロライブ」兎田ぺこら達3名が“秋の花粉症”を啓発!CMで見る鼻炎薬「アレジオン」発売元とコラボ
2024.09.08

「ホロライブ」兎田ぺこら達3名が“秋の花粉症”を啓発!CMで見る鼻炎薬「アレジオン」発売元とコラボ

アレルギー専用鼻炎薬「アレジオン20」(第2類医薬品)を展開するエスエス製薬は、同商品とのコラボレーションに人気VTuberグループ・ホロライブ所属の「兎田ぺこら」「雪花ラミィ」「ラプラス・ダークネス」を起用。共同で特別キャンペーンを開催することを発表した。このキャンペーンは、9月20日から開

「どういう系ほしいん?」大阪・西成で暗躍する医薬品ヤミ露店 大量入手と転売のカラクリ
2024.09.08

「どういう系ほしいん?」大阪・西成で暗躍する医薬品ヤミ露店 大量入手と転売のカラクリ

日雇い労働者の街として知られる大阪市西成区の「あいりん地区」では、週末の未明になると路上に怪しげな人影が増える。正体は「ヤミ露店」と呼ばれる違法な路上販売。睡眠導入剤や向精神薬など医師の処方が必要な医薬品が不正に売買されているのだ。医薬品の多くは、生活保護制度を悪用して「無料」で入手されたもの

著しい日本の創薬力低下「有事の際に必要な医薬品が入ってこない」安全保障上のリスクにも直結……石川和男が危機感
2024.09.08

著しい日本の創薬力低下「有事の際に必要な医薬品が入ってこない」安全保障上のリスクにも直結……石川和男が危機感

政策アナリストの石川和男が9月8日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。日本の創薬力低下について、専門家と議論した。日本国内の製薬企業による新しい薬を創り出す力「創薬力」が落ちている。内閣官房の資料によると、世界の売上

「医薬品副作用被害救済制度」の対象はクスリを正しく使っている場合に限られる【高齢者の正しいクスリとの付き合い方】
2024.09.07

「医薬品副作用被害救済制度」の対象はクスリを正しく使っている場合に限られる【高齢者の正しいクスリとの付き合い方】

【高齢者の正しいクスリとの付き合い方】 当連載で以前にもお伝えしましたが、あくまでクスリは体にとって「異物」であり、病気の人はその異物のチカラを使って体の調子を整えています。そして異物である以上、どんな副作用がどんなタイミングで、どんな症状として現れてくるのかを予測するのは困難で

「助かる命が助からない」日本のドラッグラグ、ドラッグロス問題に石川和男が警鐘
2024.09.07

「助かる命が助からない」日本のドラッグラグ、ドラッグロス問題に石川和男が警鐘

政策アナリストの石川和男が9月7日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。欧米などの海外ではすでに使われている治療薬が、日本では未開発あるいは未承認のため使えない「ドラッグロス」と治験や審査などの遅れから使えるまで時間のかかる「ドラッ