# 公衆衛生

寮で食中毒…125人に症状 ウエルシュ菌が検出【長野】
2024.06.14

寮で食中毒…125人に症状 ウエルシュ菌が検出【長野】

長野市内の寮でウエルシュ菌による食中毒が発生し、125人が症状を訴えました。現在は全員回復しているということです。長野市保健所によりますと、8日に寮の関係者から「100人以上が6日の夜から胃腸炎の症状を訴えている」という内容の通報がありました。この施設

大腸菌群が検出 岩手県普代村のアイス回収命令
2024.06.14

大腸菌群が検出 岩手県普代村のアイス回収命令

アイスクリームから大腸菌群が検出されたとして、岩手県の久慈保健所は14日、会社に商品の回収を命令しました。大腸菌群が検出されたのは、岩手県普代村の「三船製菓店」が製造した「みふねのあいすきゃんでぇ(ピンク)」です。回収対象となっているのは、6月8日に製造された575個で、そのうち

【速報】奈良県内で初の確認 マダニ由来のSFTS感染患者 感染経路は不明
2024.06.14

【速報】奈良県内で初の確認 マダニ由来のSFTS感染患者 感染経路は不明

奈良県は14日、吉野保険所にマダニによる感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者の報告があったことを発表しました。奈良県内では初めてSFTSの患者が確認されました。

焼き肉店で20代4人が食中毒、生肉食べて…
2024.06.13

焼き肉店で20代4人が食中毒、生肉食べて…

 鳥取県米子保健所は11日、同県米子市朝日町の焼き肉店「焼肉一八」で生肉などを食べた20歳代の男性4人が、発熱や下痢などの症状を訴え、食中毒菌・カンピロバクターが検出されたと発表した。保健所は同店に11日から13日まで3日間の営業停止処分を命じた。4人は2日に食事し、5日から6日にかけて発症。

マカオ衛生当局が市民にデング熱予防対策呼びかけ…高リスクシーズン到来受け
2024.06.13

マカオ衛生当局が市民にデング熱予防対策呼びかけ…高リスクシーズン到来受け

 マカオ政府衛生局(SSM)は6月12日、マカオでデング熱伝播の高リスクシーズンを迎えているとし、市民に対して予防対策を呼びかけた。 同局によれば、マカオではこのところ断続的に降雨が続き、室外の容器に水が溜まりやすくなっていることに加えて気温も高く、デング熱を媒介するヒトスジシマ

患者情報流出 問い合わせ112件 岡山県精神科センター、専用電話設置
2024.06.12

患者情報流出 問い合わせ112件 岡山県精神科センター、専用電話設置

 岡山県精神科医療センター(岡山市北区鹿田本町)でサイバー攻撃により最大約4万人の患者情報が流出した問題で、12日午後5時までに患者からの問い合わせが計112件に上った。センター内に開設した専用の電話相談窓口で受け付けている。 問い合わせは情報流出が公表された11日午後から相次ぎ

【台湾】コロナ中等症・重症、1週間で25%増
2024.06.12

【台湾】コロナ中等症・重症、1週間で25%増

 台湾衛生福利部(衛生省)疾病管制署(疾管署)は11日、6月4~10日の1週間に新たに確認された新型コロナウイルス感染症の中等症と重症の患者は328人だったと発表した。前の週(5月28日~6月3日)の263人と比べて65人(24.7%)増えた。疾管署は流行期に入ったとの見方を示した。<

刺し身定食を食べた仙台市保健所管内の30代男性がアニサキス食中毒 宮古市の食堂に1日間営業停止(生食用鮮魚介類限定)の行政処分 岩手で今年4件目
2024.06.11

刺し身定食を食べた仙台市保健所管内の30代男性がアニサキス食中毒 宮古市の食堂に1日間営業停止(生食用鮮魚介類限定)の行政処分 岩手で今年4件目

岩手県宮古市の食堂でアニサキスによる食中毒が発生したとして、県は11日、この食堂を食品衛生法に基づき1日間の営業停止処分としました。今年に入っての県内のアニサキスによる食中毒は計4件です。営業停止の行政処分を受けたのは、宮古漁業協同組合が営業する宮古市臨港通の宮古市魚市場食堂です

心臓移植断念、昨年16件 受け入れ体制整わず 学会が調査
2024.06.11

心臓移植断念、昨年16件 受け入れ体制整わず 学会が調査

 日本心臓移植学会は11日、医療機関側が臓器の受け入れ体制が整っていないことを理由に患者への心臓移植を断念した例が、昨年1年間に16件あったとの調査結果を公表した。 手術が一部の施設に集中しているとして、移植できる病院を増やし、連携を強化する必要があるとしている。 

劇症型溶連菌患者、半年で過去最多を更新 - 感染研
2024.06.11

劇症型溶連菌患者、半年で過去最多を更新 - 感染研

 国立感染症研究所は11日、急速に病状が進行し、致死率が高い「劇症型溶⾎性レンサ球菌感染症」(STSS)の患者数が過去最多の977例に上ったと発表した。【渕本稔】 STSSの患者数は、現在の方法で統計を取り始めた1999年から徐々に増加傾向にあり、23年は941例とそれまでの過去

処方箋なし緊急避妊薬、試験販売拡大へ 今月にも薬局200以上追加
2024.06.11

処方箋なし緊急避妊薬、試験販売拡大へ 今月にも薬局200以上追加

 緊急避妊薬を処方箋(せん)なしで買える「OTC医薬品」にするための国の研究事業で、緊急避妊薬を試験販売する薬局が近く増える見通しだ。日本薬剤師会が今月下旬をめどに、200~250カ所ほどを追加する方向で調整している。現在は各都道府県に数カ所しかなく、地域ごとの偏りを減らしてデータの収集体制を

「食品の温度管理徹底して」夏の行楽シーズン前に宿泊施設を一斉監視指導=静岡・賀茂健康福祉センター
2024.06.11

「食品の温度管理徹底して」夏の行楽シーズン前に宿泊施設を一斉監視指導=静岡・賀茂健康福祉センター

夏休みの行楽シーズンに向けて、行政が宿泊施設を対象に食中毒防止のための一斉監視指導を行いました。賀茂健康福祉センターは5月下旬から宿泊施設を対象に、食中毒の発生を防止しようと一斉監視指導を行っています。6月11日は、賀茂保健所の担当者が下田市白浜の旅館を訪れ、調理室

乳がんのマンモグラフィー、超音波検査の追加は「根拠不十分」と米専門委員会、反発も
2024.06.11

乳がんのマンモグラフィー、超音波検査の追加は「根拠不十分」と米専門委員会、反発も

 乳房中の乳腺の密度が高い「高濃度乳房(デンスブレスト)」は、乳がん検診のマンモグラフィー(乳房X線検査)で乳がんを見つけにくい。そこで、マンモグラフィーで高濃度乳房と判定された女性に対して、乳房超音波検査やMRI検査が追加で行われることがある。米疾病対策センター(CDC)によれば40歳以上の

「劇症型溶連菌」が977人で過去最多を更新 致死率約3割 今年の患者数が約5か月間で去年上回る 
2024.06.11

「劇症型溶連菌」が977人で過去最多を更新 致死率約3割 今年の患者数が約5か月間で去年上回る 

急速に症状が進み、致死率が高いことで知られる「劇症型溶連菌」の今年に入ってからの患者数が977人と、過去最多となったことが分かりました。「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」はいわゆる溶連菌に感染し、まれに手足の壊死や多臓器不全を起こすなど急速に症状が進む病気で、死亡することもあります

新型コロナで療養の上皇后さま、10日の検査で陰性確認
2024.06.10

新型コロナで療養の上皇后さま、10日の検査で陰性確認

 宮内庁は、新型コロナウイルスに感染し療養されていた上皇后さまが、10日午前のPCR検査で陰性だったと発表しました。 上皇后さまは3日、新型コロナの感染が確認され、熱や咳などの症状が出て仙洞御所で療養されていましたが、宮内庁は10日午前に実施したPCR検査で陰性が確認されたと発表

孤独をシグナルとして捉え、職場やコミュニティーを改善するには
2024.06.09

孤独をシグナルとして捉え、職場やコミュニティーを改善するには

孤独と社会的孤立は、公衆衛生における重要課題としてますます認知されつつある。人と人とのつながり促進に取り組むカナダのNPO「GenWell Project(ジェンウェル・プロジェクト)」の創設者ピート・ボンバチは、孤独と社会的孤立の間にある決定的な違いについてこう指摘する。「孤独

9月までに接種を……子宮頸がんワクチン「キャッチアップ接種」期限迫る
2024.06.09

9月までに接種を……子宮頸がんワクチン「キャッチアップ接種」期限迫る

政策アナリストの石川和男が6月9日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。毎年約3000人の女性が死亡する、子宮頸がん予防に有効なHPVワクチンについて専門家と議論した。毎年約3000人の女性が死亡する子宮頸がん。予防に

【子宮けいがんとワクチン】キャッチアップ接種 20代でも打つべき?──イギリス在住専門医に聞く
2024.06.09

【子宮けいがんとワクチン】キャッチアップ接種 20代でも打つべき?──イギリス在住専門医に聞く

子宮けいがんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染するのを防ぐワクチンについて、イギリス在住の江川長靖氏(ケンブリッジ大学病理学部)への取材シリーズ第2回は、日本で来年(2025年)3月まで17歳から27歳の女性を対象に行われている、無料の接種=キャッチアップ接種についてや、過去に

飲食店で8人が下痢や発熱など食中毒 3人からサルモネラ菌が検出
2024.06.08

飲食店で8人が下痢や発熱など食中毒 3人からサルモネラ菌が検出

福岡市中央区の飲食店を利用した8人が体調不良を訴え、中央保健所はサルモネラ菌による食中毒と断定し、この飲食店を2日間の営業停止処分としました。中央保健所によりますと、先月31日、福岡市中央区今泉の飲食店「はがねのくじら」で食事をした10代から20代の男性8人が翌日、下痢や発熱、頭

改正再生医療法が成立 体内での遺伝子改変対象に
2024.06.07

改正再生医療法が成立 体内での遺伝子改変対象に

 再生医療の規制対象を拡大する改正再生医療安全性確保法が7日、参院本会議で賛成多数により可決、成立した。従来は患者の体外で加工した細胞を使った治療を対象としていたが、体内で遺伝子の導入や改変を行う治療も加える。 ゲノム編集に用いる酵素や、遺伝子導入に使うウイルスなどの投与を想定。