# iPS細胞

iPSから「爪幹細胞」作製 爪や指先の再生に期待
2024.07.05

iPSから「爪幹細胞」作製 爪や指先の再生に期待

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)をもとに、爪を作り出す「爪幹細胞」や指の形成に必要な遺伝子を含む細胞の塊を作ることに成功したと5日までに関西医大のチームが米学術誌に発表した。爪や指先の再生医療への応用が期待できる技術だとしている。 チームはiPS細胞から手足のもとになる構造を作製

<独自>住友ファーマ、iPS細胞製造の新工場を国内建設へ 最大1万人分 木村新社長「新しい輸出産業に」
2024.06.26

<独自>住友ファーマ、iPS細胞製造の新工場を国内建設へ 最大1万人分 木村新社長「新しい輸出産業に」

住友ファーマが開発を進める人工多能性幹細胞(iPS細胞)による再生医療向け製品を巡り、年間最大1万人分規模の細胞を培養、生産できる専用工場を国内で建設する方針であることが25日、分かった。同社は今年度中に国内での承認取得を目指すパーキンソン病向け製品などを、市場の大きい米国をはじめ世界で事業展

実用化の「死の谷」...最先端の治療法の事業化に立ちはだかる「巨大すぎる」障壁
2024.06.25

実用化の「死の谷」...最先端の治療法の事業化に立ちはだかる「巨大すぎる」障壁

 人生100年時代。平均寿命が上がり続けている現代の日本では、そう遠くない未来に100歳まで生きることも当たり前になっているだろう。そんな時代にいつまで現役を続けられるのか? どんな老後の過ごし方が幸せなのか? 医療はどこまで発展しているのか?  ノーベル賞学者と永世名人。196

「20年以内にスゴいことになる」ブタの臓器を人間に移植⁉実は日本が一番進んでいた「臓器もどき」のヤバすぎる研究内容
2024.06.24

「20年以内にスゴいことになる」ブタの臓器を人間に移植⁉実は日本が一番進んでいた「臓器もどき」のヤバすぎる研究内容

 人生100年時代。平均寿命が上がり続けている現代の日本では、そう遠くない未来に100歳まで生きることも当たり前になっているだろう。そんな時代にいつまで現役を続けられるのか? どんな老後の過ごし方が幸せなのか? 医療はどこまで発展しているのか?  ノーベル賞学者と永世名人。196

iPS細胞からの血小板量産装置を大容量化、輸血用血小板の安定供給に光明…京大などのチーム
2024.06.17

iPS細胞からの血小板量産装置を大容量化、輸血用血小板の安定供給に光明…京大などのチーム

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から止血作用のある血液成分「血小板」を製造する装置を大容量化する技術を開発したと、京都大などのチームが発表した。輸血用の血小板を安定供給できる可能性があり、論文が17日、国際学術誌に掲載された。 開発したのは京都大iPS細胞研究所の江藤浩之教授ら。

iPS血小板装置を大型化 商用化に期待 京都大など
2024.06.17

iPS血小板装置を大型化 商用化に期待 京都大など

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った血小板の大量製造に取り組んでいる京都大iPS細胞研究所などの研究グループが、従来の5倍超の製造能力を持つ新たな培養装置を設計したと発表した。 献血に依存している血小板製剤の商用生産実現を加速させることが期待されるという。論文は17日、国際学

未来医療国際拠点「中之島クロス」内覧会…再生医療や最先端の治療法を開発・提供
2024.06.13

未来医療国際拠点「中之島クロス」内覧会…再生医療や最先端の治療法を開発・提供

 大阪市北区の中之島でiPS細胞(人工多能性幹細胞)などを用いた再生医療や最先端の治療法を開発・提供する未来医療国際拠点「中之島クロス」が29日にグランドオープンするのを前に、12日、報道関係者向けの内覧会が開かれた。 建物は地上16階建て、延べ約5万7000平方メートル。大阪府

再生医療を社会で活用へ、29日開業「中之島クロス」公開 産学医が連携
2024.06.12

再生医療を社会で活用へ、29日開業「中之島クロス」公開 産学医が連携

29日に全面開業する未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross」(中之島クロス、大阪市北区中之島)の報道関係者向け内覧会が12日に開かれた。施設内には人工多能性幹細胞(iPS細胞)の研究開発施設や民間企業、医療機関などが入居。産学医連携を促す交流スペースなどもあり、難病治療が可能な再

難病ALSに白血病治療薬「ボスチニブ」が効果、患者の半数超で進行抑える…治験は現在第2段階
2024.06.12

難病ALSに白血病治療薬「ボスチニブ」が効果、患者の半数超で進行抑える…治験は現在第2段階

 全身の筋肉が衰える難病・筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)(ALS)の初期の患者に、白血病の治療薬を投与する治験について、京都大iPS細胞研究所の井上治久教授らは12日、患者26人のうち半数以上で病気の進行を抑える効果があったと発表した。 使用したのは慢

全身の筋肉が動かなくなる難病「ALS」 白血病の治療薬が『進行を抑制』 京大などの研究チームが発表
2024.06.12

全身の筋肉が動かなくなる難病「ALS」 白血病の治療薬が『進行を抑制』 京大などの研究チームが発表

京都大学などの研究チームは難病ALSに対する白血病の治療に使われる薬を使った治験で、一部の患者で症状の進行が抑制されたと発表しました。ALS=(筋萎縮性側索硬化症)は全身の筋肉が徐々に動かなくなり、死に至る難病の1つで、国内におよそ9000人の患者がいます。京都大学

ALS患者のiPS創薬治験で有効性を示唆、次の段階検討 京大など
2024.06.12

ALS患者のiPS創薬治験で有効性を示唆、次の段階検討 京大など

 体が徐々に動かなくなっていく難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)について、京都大などのチームは12日、iPS細胞を使って見つけた治療薬の候補を飲んでもらう2段階目の臨床試験(治験)で有効性が示唆されたと発表した。ALS治療薬としての承認をめざし、3段階目の治験を検討していく。 治

ヒトiPS細胞から制御性T細胞に似た細胞を作製 医療応用に期待
2024.06.07

ヒトiPS細胞から制御性T細胞に似た細胞を作製 医療応用に期待

 ヒトiPS細胞から、免疫を抑える役割がある制御性T細胞と同等の性質を持つ細胞をつくるのに、京都大や名古屋大、武田薬品工業の研究チームが世界で初めて成功した。免疫が自分の体を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患などで将来、細胞治療につながることが期待される。研究成果が学術誌「セル・ステム・セル」に

iPSから免疫制御細胞作製 拒絶反応抑制に期待 京大など
2024.06.07

iPSから免疫制御細胞作製 拒絶反応抑制に期待 京大など

 過剰な免疫反応を抑える「制御型T細胞」を、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製することに京都大などの研究グループが成功した。ヒトiPS細胞からの作製は世界初といい、実用化できれば移植医療における拒絶反応抑制などに有効な同細胞を大量作製することが可能になるとしている。論文は7日、米科学

iPSから免疫抑える「Tレグ」に近い細胞…京大チーム成功、関節リウマチなど治療期待
2024.06.07

iPSから免疫抑える「Tレグ」に近い細胞…京大チーム成功、関節リウマチなど治療期待

 人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、免疫反応を抑える「制御性T細胞(Tレグ)」に近い細胞を作り出すことに世界で初めて成功したと、京都大などの研究チームが発表した。自己免疫疾患などの治療に生かせる可能性があり、論文が7日、科学誌「セル・ステムセル」に掲載される。 ウイルスや細

iPSから免疫制御細胞、世界初 拒絶反応抑制を確認、京大など
2024.06.07

iPSから免疫制御細胞、世界初 拒絶反応抑制を確認、京大など

 人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、自らの体を攻撃する自己免疫反応を抑制するための「制御性T細胞」と同等の機能を持つ細胞を作製したと、京都大などの研究グループが6日付の米科学誌電子版に発表した。人のiPS細胞から作製したのは世界初といい、移植後に問題となる拒絶反応の抑制などに今後役立つ可

iPS網膜特許利用巡り和解 初の臨床応用、元研究者と理研
2024.05.31

iPS網膜特許利用巡り和解 初の臨床応用、元研究者と理研

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜細胞の特許を巡り、元理化学研究所の高橋政代さんが代表を務めるベンチャー企業「ビジョンケア」(神戸市)は31日までに、特許を保有する理研やバイオベンチャー「ヘリオス」(東京都)などとの間で、一定の条件のもと特許権を利用できる内容で和解が成立したと発表

iPS特許、研究者と理研側が無償使用で和解 「公共の利益」で裁定請求
2024.05.30

iPS特許、研究者と理研側が無償使用で和解 「公共の利益」で裁定請求

世界で初めて人工多能性幹細胞(iPS細胞)の臨床応用を行った元理化学研究所プロジェクトリーダーの高橋政代氏は30日、理研やバイオベンチャー「ヘリオス」(東京都)などが有する再生医療の特許に関して、一定の条件下で使用が認められることで和解が成立したと発表した。高橋氏は令和3年、「公

iPS網膜移植 元理研・高橋政代氏、特許巡る裁定請求で和解
2024.05.30

iPS網膜移植 元理研・高橋政代氏、特許巡る裁定請求で和解

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)由来の網膜の細胞を世界で初めて患者に移植した、元理化学研究所プロジェクトリーダーの高橋政代氏(62)が、網膜細胞の製造方法の特許を持つバイオベンチャー企業「ヘリオス」(東京都)などに対し、特許技術を使わせるよう経済産業相に裁定を求めた問題で、条件つきで高橋氏側の

iPS細胞関連の特許使用権巡り和解成立、元理研・高橋政代氏側に30人までの手術認める
2024.05.30

iPS細胞関連の特許使用権巡り和解成立、元理研・高橋政代氏側に30人までの手術認める

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の手術に成功した元理化学研究所プロジェクトリーダーの高橋政代氏が、自ら発明にかかわったiPS細胞関連の特許の使用権を経済産業相に求めた裁定は30日、和解が成立したと、特許庁が発表した。 特許を持つ再生医療系の新興企業「ヘリオス」(東京

iPS細胞製造施設も入居 「中之島クロス」6月29日オープン 再生医療の産業化目指す
2024.05.28

iPS細胞製造施設も入居 「中之島クロス」6月29日オープン 再生医療の産業化目指す

一般財団法人「未来医療推進機構」(大阪市、澤芳樹理事長)は28日、大阪市北区中之島で開業を予定する未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross」(中之島クロス)が6月29日にグランドオープンすると発表した。再生医療の産業化を目指す産学医連携の拠点となる。同機構によると、中