# 飲料業界

飲料 1Lサイズが拡大 家庭内の飲用シーンと家庭外の持ち運びニーズに対応 その背景は?
2024.07.15

飲料 1Lサイズが拡大 家庭内の飲用シーンと家庭外の持ち運びニーズに対応 その背景は?

 ペットボトル飲料の1Lサイズ(900ml~1L)が家庭内の飲用シーンと家庭外の持ち運びニーズの両方に対応して拡大している。 地球温暖化により暑熱環境にさらされる機会が増えていることを背景に、コストパフォーマンスを念頭に水分補給したいニーズの高まりが拡大の要因とみられる。

「親日的」と糾弾された中国の飲料大手、農夫山泉の苦境
2024.07.13

「親日的」と糾弾された中国の飲料大手、農夫山泉の苦境

中国のミネラルウォーター最大手の農夫山泉を創業した鍾睒睒(ジョン・シャンシャン)の保有資産は5月初めから200億ドル(約3兆2000億円)も減少している。現在69歳の鍾の保有資産は540億ドル(約8兆7000億円)で、そのほとんどは香港市場に上場する農夫山泉の持ち株によるものだ。

ビール回帰鮮明、減税追い風に上半期国内販売7%増…シェア16年ぶり5割超え
2024.07.10

ビール回帰鮮明、減税追い風に上半期国内販売7%増…シェア16年ぶり5割超え

 ビール大手4社が10日までに発表した2024年上半期(1~6月)のビール国内販売量は前年同期比7%増となった。発泡酒などを含めたビール系飲料全体が2%減となる中、昨年10月の減税を追い風に「ビール回帰」が鮮明になった。各社は、ビール系飲料全体に占めるビールのシェア(占有率)が上半期としては1

伊藤園、新中計を策定 「お~いお茶」のグローバルブランド化を推進 営業利益を注視
2024.07.10

伊藤園、新中計を策定 「お~いお茶」のグローバルブランド化を推進 営業利益を注視

 伊藤園は今年、さらなる成長と収益性向上を目指し、今期(2025年4月期)から5年間(29年4月期)の新・中期経営計画を策定した。 前期連結業績は売上高4538億円(前々期比5.1%増)、営業利益250億円(同27.7%増)、営業利益率5.5%。 これを今期計画では

サントリーが下期のビール事業戦略を発表、「金麦」で2つの挑戦
2024.07.08

サントリーが下期のビール事業戦略を発表、「金麦」で2つの挑戦

 サントリーは7月8日、ビール事業に関する発表会を開催し、常務執行役員 ビール本部長の多田寅氏が直近の動向と下期の戦略を説明した。 多田氏は、「2026年10月に3回目の最終的な酒税改正があり、ビール、発泡酒、新ジャンルの税率が350ml缶換算で一律54.25円になる。サントリー

43年続く「リアルゴールド」 データを駆使した日本コカ・コーラのリブランド戦略
2024.07.06

43年続く「リアルゴールド」 データを駆使した日本コカ・コーラのリブランド戦略

 2010年代以降、エナジードリンク市場が伸び続けている。市場調査会社のインテージの調査によると、2022年の国内市場規模は前年比7.5%増の887億円を記録。2017年比では約1.7倍の伸びとなっている。 世界的に見てもエナジードリンク市場は拡大基調にある。市場調査会社、グロー

キリンHDが幼児食の新事業 アレルギー対応、レンジで調理
2024.07.05

キリンHDが幼児食の新事業 アレルギー対応、レンジで調理

 キリンホールディングス(HD)は5日、食物アレルギーに対応した幼児食のテスト販売を始めると発表した。2歳以上の想定で、容器入りの商品を電子レンジで温めるだけで五目ご飯、チキンライス、カレーご飯が完成する。アレルギーの子どもを持つ社員の発案で、需要を見極めた上で本格販売を目指す。

UCC上島珈琲、缶コーヒーなど1~2割値上げ
2024.06.26

UCC上島珈琲、缶コーヒーなど1~2割値上げ

 UCC上島珈琲(神戸市)は26日、缶コーヒーなど飲料製品19品を10月1日出荷分から値上げすると発表した。コーヒー豆の国際相場の高騰や円安の影響で調達コストが上がっているためで、店頭価格は1~2割上昇する見込み。 

【ナゼ?】最近よく見かけませんか?『生絞りオレンジジュースの自動販売機』実は本社のある国では超有名!日本でも現在急増中で、オレンジ1日約12万個を消費することも…世界的なオレンジ不足の中、急成長支える秘密とは?
2024.06.18

【ナゼ?】最近よく見かけませんか?『生絞りオレンジジュースの自動販売機』実は本社のある国では超有名!日本でも現在急増中で、オレンジ1日約12万個を消費することも…世界的なオレンジ不足の中、急成長支える秘密とは?

 主な生産国・ブラジルでの不作の影響などで“世界的なオレンジ不足”の中、急増しているのが『生絞りオレンジジュースの自動販売機』!2024年6月14日現在、日本国内では482か所に設置されています。オレンジ不足の中、なぜ“生絞りオレンジジュース”を提供できるのか?一体どこから来たのか?取材しまし

失業率上昇し給料ぎりぎりの生活が増加 インフレ進む米国市場で勝ち抜くためのセブン⁻イレブンの4つの優先事項とは?
2024.06.16

失業率上昇し給料ぎりぎりの生活が増加 インフレ進む米国市場で勝ち抜くためのセブン⁻イレブンの4つの優先事項とは?

 北米でCVS(コンビニ)事業を展開するセブン‐イレブン・インク(SEI)は、インフレが急速に進み失業率が上昇傾向にある米国市場で1ドルごとに得られる価値を高めていく。 米国市場を取り巻く環境について、4月23日開催した「IR Day2024」でSEIのジョセフ・マイケル・デピン

キリンHD、ファンケルにTOBで完全子会社化の方針…ヘルスサイエンス事業を強化
2024.06.14

キリンHD、ファンケルにTOBで完全子会社化の方針…ヘルスサイエンス事業を強化

 キリンホールディングス(HD)がファンケルに対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、完全子会社化する方針を固めたことがわかった。近く発表する見通しだ。 ファンケルは化粧品やサプリメントなどの健康食品に強みを持つ。キリンHDは2019年にファンケルと資本・業務提携契約を結び、フ

アサヒ飲料、9割の商品値上げ
2024.06.13

アサヒ飲料、9割の商品値上げ

 アサヒ飲料(東京)は13日、「三ツ矢サイダー」などの飲料231品について、10月1日出荷分から値上げすると発表した。原材料や包装資材の価格高騰などが理由。値上げは全商品の約9割に上る。 

アサヒ飲料 全商品の約9割を値上げへ…10月から
2024.06.13

アサヒ飲料 全商品の約9割を値上げへ…10月から

アサヒ飲料は、10月から全商品のおよそ9割を値上げすると発表しました。アサヒ飲料が値上げを発表したのは、全商品のおよそ9割にあたる231品目です。希望小売価格を4%から23%引き上げるとしていて「カルピスウォーター」の1.5リットルサイズは432円から459円に、「

「三ツ矢サイダー」や「カルピスウォーター」などが値上げ アサヒ飲料の計231品目が10月から約4~23%引き上げ
2024.06.13

「三ツ矢サイダー」や「カルピスウォーター」などが値上げ アサヒ飲料の計231品目が10月から約4~23%引き上げ

アサヒ飲料は、10月から「三ツ矢サイダー」などあわせて231品目を4%から23%値上げすると発表しました。原材料やエネルギーコストの上昇を受け、大手飲料メーカーの間では値上げする動きが相次いでいます。対象となるのは、全体の商品数のおよそ92%を占めるペットボトルや缶の一部商品あわ

「三ツ矢サイダー」「カルピスウォーター」など231品を値上げ、10月1日出荷分から、改定率は+4~23%に/アサヒ飲料
2024.06.13

「三ツ矢サイダー」「カルピスウォーター」など231品を値上げ、10月1日出荷分から、改定率は+4~23%に/アサヒ飲料

アサヒ飲料は、10月1日出荷分から一部商品の価格を改定する。6月13日に発表した。対象は、「三ツ矢」「カルピス」「十六茶」「おいしい水」などのブランドで、ペットボトル、コンク、ボトル缶、缶、リターナブル瓶、ワンウェイ瓶、紙パックなど231品。改定率は、メーカー希望小売価格を約4~

グリコ、チルド商品の出荷を一部再開へ 「アーモンド効果」「トロピカーナ」など 「プッチンプリン」はまだ戻らず
2024.06.11

グリコ、チルド商品の出荷を一部再開へ 「アーモンド効果」「トロピカーナ」など 「プッチンプリン」はまだ戻らず

 江崎グリコは6月11日、システム障害によって出荷停止していたチルド商品の出荷を一部再開すると発表した。25日以降順次再開する予定。対象商品は「アーモンド効果」「グリコ牛乳」などの同社の製品の他、キリンビバレッジから販売を請け負っている「トロピカーナ 100%」など。 グリコでは

なぜ エナジードリンク 市場は投資家に注目され続けるのか。新潮流は新たな成分と高カフェイン
2024.06.06

なぜ エナジードリンク 市場は投資家に注目され続けるのか。新潮流は新たな成分と高カフェイン

よりクリーンでヘルシーなエナジードリンクに対する投資家の関心が、炭酸の泡のように弾けて消えていきそうな気配はない。エナジードリンクのカテゴリーでは、利益を生んだいくつかの企業が撤退したあと、投資家が新たな挑戦者の支援に意欲的であることが証明されている。そうした数々の新規ブランドが

乳酸菌飲料ブームを巻き起こした主役「ヤクルト1000」に成長の壁、必需品になれるかがカギ
2024.06.05

乳酸菌飲料ブームを巻き起こした主役「ヤクルト1000」に成長の壁、必需品になれるかがカギ

 「睡眠の質向上」や「ストレスの緩和」をうたい消費者の支持を獲得。乳酸菌飲料市場を一気に押し上げてきた「ヤクルト1000」に、初めて成長の壁が訪れている。 ヤクルト1000の全国発売は2021年。従来のヤクルト商品よりも単価が高く採算もよい同商品のヒットで、ヤクルト本社の国内飲料

ダイドー、缶コーヒーなど値上げ
2024.06.03

ダイドー、缶コーヒーなど値上げ

 ダイドードリンコ(大阪市)は3日、缶コーヒーなど計48品目を10月1日納品分から値上げすると発表した。 原材料価格に加え、円安進行に伴いエネルギー費用などが高騰しているため。 税別の希望小売価格は、看板商品の「ダイドーブレンド 微糖 世界一のバリスタ監修」が160

サントリー、100%リサイクルペットボトルが累計150億本突破、日本の高い回収率・リサイクル率で国内の資源循環進む、化石由来原料の新規使用量30万トン超削減
2024.06.03

サントリー、100%リサイクルペットボトルが累計150億本突破、日本の高い回収率・リサイクル率で国内の資源循環進む、化石由来原料の新規使用量30万トン超削減

サントリー食品インターナショナルは6月3日、国内清涼飲料事業として100%リサイクルペットボトルの累計販売本数が、2024年5月末時点で累計150億本を突破したと発表した。同社は、2012年に国内清涼飲料業界で初めて「ボトルtoボトル」水平リサイクル(使用済みペットボトルをリサイ