# 都市生態

どこからそんな力が?アスファルトの隙間から生えた雑草で亀裂も…植物の“生存戦略”と除草のポイント
2024.09.07

どこからそんな力が?アスファルトの隙間から生えた雑草で亀裂も…植物の“生存戦略”と除草のポイント

アスファルトの隙間から好き放題に伸び続ける雑草。道端でよく見かける光景だが、ある日、雑草が生えている場所からアスファルトに大きな亀裂が入っているのを目撃し、「硬いアスファルトを突き破るなんて、さすがに強すぎるのでは?」と感心してしまった。感覚的に植物は土がある場所の

巨大蛾「クスサン」が現れる 2023年に札幌でウジャウジャ大発生 今年もススキノなどで目撃相次ぐ 近郊の山で羽化し飛来か 美唄市や留萌市でも確認 北海道
2024.09.05

巨大蛾「クスサン」が現れる 2023年に札幌でウジャウジャ大発生 今年もススキノなどで目撃相次ぐ 近郊の山で羽化し飛来か 美唄市や留萌市でも確認 北海道

 札幌市の一部で2023年に大発生し、ムシ嫌いの市民を震撼させた蛾「クスサン」が今シーズンも札幌市のススキノなどで目撃されています。 クスサンは羽を広げると大きいもので10センチ以上になる蛾で、山や森で幼虫からサナギになり、8月下旬から9月上旬にかけて羽化します。 

世界最高レベルの住宅街を舞う大量のインコ
2024.09.04

世界最高レベルの住宅街を舞う大量のインコ

以前、ロンドン郊外トゥイッケナムなどイギリスの都市部でたくさんのキツネが出没するようになったことを書いたが、今回のコラムは基本的にはその「脚注」だ。【コリン・ジョイス(本誌コラムニスト)】突然、それまでとは違う環境で暮らすようになったキツネの数が増えたことで、キツネが新たな習慣を

夜の照明で街の木が昆虫の好まない硬い葉に、「光害」で生態系に影響の恐れ、研究
2024.08.13

夜の照明で街の木が昆虫の好まない硬い葉に、「光害」で生態系に影響の恐れ、研究

 人工の光によって夜空は過去10年ほどの間に毎年10%ずつ明るくなっており、過剰な人工の光がもたらす「光害(ひかりがい)」は、人類が環境にもたらした最も劇的な変化のひとつとなっている。そしてその変化には、世界中の昆虫たちも気がついている。 2024年8月5日付けで学術誌「Fron

イギリス都市部の至る所に......もはやキツネは田園地帯の動物ではない
2024.08.06

イギリス都市部の至る所に......もはやキツネは田園地帯の動物ではない

これは「新しいニュース」ではなく、おそらくそんなに重要でもないけれど、僕の生きてきた中で顕著な変化の1つだ──キツネが至る所にいるのだ。【コリン・ジョイス(本誌コラムニスト)】僕が10代のとき、夜の街で何が起こっているのか、というのを映し出した1985年ごろのテレビ番組を見たのが

「ウミネコ」都心で大繁殖 夜通し爆音…住民悲鳴! 対策とっても“いたちごっこ”
2024.07.12

「ウミネコ」都心で大繁殖 夜通し爆音…住民悲鳴! 対策とっても“いたちごっこ”

 東京・江東区にあるマンションの上空で、ウミネコが朝5時から鳴いているという状況です。現在、ウミネコが大繁殖していて、鳴き声やフンなどの被害が出ています。 都心の空に響く独特の鳴き声。その正体はカモメの仲間、ウミネコです。近隣住民「うるさいなっていうと

玉川徹氏、都心で大繁殖「ウミネコ」被害で警鐘「今、何とかしないと…」
2024.07.12

玉川徹氏、都心で大繁殖「ウミネコ」被害で警鐘「今、何とかしないと…」

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は12日、都心でウミネコが大繁殖して鳴き声やフンなどの被害が出ていることを報じた。  番組では江東区内のマンション上空で今月11日午前5時にウミネコが旋回し鳴いている様子を撮影。騒音に住民は苦悩しさらに

古代ローマの遺跡の下、当時からすむ「巨大」なカニが急速に減っていると判明
2024.07.08

古代ローマの遺跡の下、当時からすむ「巨大」なカニが急速に減っていると判明

 2005年、ローマの中心部にあるフォロ・トライアーノ(トラヤヌスの広場)で発掘を進めていた考古学者らが、古代の下水道を掘り当てた。その内部からは、大理石でできた紀元4世紀のコンスタンティヌスの胸像のほか、イタリアの固有種としては唯一の大型淡水ガニである「ポタモン・フルビアティレ(Potamo

ムクドリは悪者か? 専門家が指摘する都市の生態系への役割
2024.06.22

ムクドリは悪者か? 専門家が指摘する都市の生態系への役割

 駅前の街路樹などに今年もムクドリの群れが飛来している。ふん害や鳴き声による騒音に手を焼く自治体は多く、最近では「悪者」のイメージが強いが、元々は農業害虫を食べる益鳥として重宝されていた。専門家は「今も都市の生態系を支える大切な存在。『ここからいなくなればいい』という行き当たりばったりの対症療

「赤ちゃんをおんぶする水鳥」 甘えん坊の激萌え赤ちゃんに胸キュン!【東京都】
2024.06.21

「赤ちゃんをおんぶする水鳥」 甘えん坊の激萌え赤ちゃんに胸キュン!【東京都】

 そろそろ梅雨入りも間近になってきて、アジサイやショウブが見頃を迎えています。野鳥たちは、子育ての真っ最中。ヒナや若鳥たちを連れたファミリーの姿をあちらこちらで見かけるようになってきました。 そのような中、都市公園でかわいらしい水鳥「カイツブリ」の親子を見つけました。赤ちゃんをお

注意報発令中!カメムシを見分けよう 神戸市、スマホ使った市民参加の生物調査実施 15種対象
2024.06.13

注意報発令中!カメムシを見分けよう 神戸市、スマホ使った市民参加の生物調査実施 15種対象

 カメムシや外来カミキリなど15種の生きものを対象とした市民による生物調査「夏休み生きものクエスト2024~神戸で夏の生きものさがし~」を神戸市が実施している。同市全域をエリアに、スマホアプリを活用して生きものの分布などを調べる取り組みで、集まった結果は後日、ホームページで公表される。調査期間

個性的なネーミングが面白い! 街中で見つけられる初夏の草花3選
2024.06.09

個性的なネーミングが面白い! 街中で見つけられる初夏の草花3選

コンクリートジャングルなんて言われる大都会でも、よく見るとあちこちでいろんな〝自然〟が息づいています。街中で出会える小さな自然を観察してみませんか? 今回は、初夏の頃、街中でよく見かける花を3種ご紹介します。耳で聞いても、字面を見ても〝なんかへん〟なお名前です。「源平小菊」、「無

【危険】カラスに“餌付け”で住民困惑 繁殖期で凶暴化・ふん害なども…「あげないと餓死しちゃう」
2024.06.03

【危険】カラスに“餌付け”で住民困惑 繁殖期で凶暴化・ふん害なども…「あげないと餓死しちゃう」

繁殖期を迎えて、カラスが“凶暴化”しています。「めざまし8」が訪れたのは、神奈川県藤沢市の鵠沼(くげぬま)海岸。サーフィンや砂遊びなどで賑わう一方で、目に入ってきたのは、塀の上に一列に並ぶカラスの姿。上空には、複数のカラスが縦横無尽に飛び回り、浜辺では小魚に群がって

「目が合ったカラスに襲われた」…都心部で攻撃が頻発する理由=韓国
2024.05.31

「目が合ったカラスに襲われた」…都心部で攻撃が頻発する理由=韓国

 最近、韓国の都心でカラスが人間を攻撃する事例が相次いでいる。専門家らは、都心に棲みついたカラスの個体数が大幅に増えたうえ、産卵期に入ったカラスがヒナと卵を保護するために攻撃的な行動を示すことがあるため、出没地域を通るときには注意が必要だと指摘した。 ソウル市西大門区(ソデムング

ゴキブリはどのようにして世界中に勢力を拡大したのか?
2024.05.28

ゴキブリはどのようにして世界中に勢力を拡大したのか?

(CNN) 人々を悩ませるチャバネゴキブリは2000年以上前の南アジアに起源を持つことが分かった。米国科学アカデミー紀要に発表された研究で明らかになった。チャバネゴキブリがたどった古代アジア文明から現代までの道のりは、世界的な交易や植民地化、戦争の歴史的な変化と密接に一致している

都市に共存する生き物の視点を取り入れた真の創造力とは? 社会に問題提起し続ける「チンポム」のエリイさんと林靖高さんが昆虫研究者・牧田習さんと語る“生態系、街、アートの行方”「渋谷半世紀」~若者の聖地の今~
2024.05.21

都市に共存する生き物の視点を取り入れた真の創造力とは? 社会に問題提起し続ける「チンポム」のエリイさんと林靖高さんが昆虫研究者・牧田習さんと語る“生態系、街、アートの行方”「渋谷半世紀」~若者の聖地の今~

 「日本で最も急進的」と呼ばれる6人組のアーティストコレクティブ「Chim↑Pom from Smappa!Group」(以下、チンポム)。2005年の結成以来、映像作品を織り交ぜたインスタレーションやゲリラアクション、路上でのデモなど数々のアート作品を通して社会の問題を提示してきた。見る者の

東京都心にカワセミが生息している。地形と都市開発を「観察」する
2024.05.21

東京都心にカワセミが生息している。地形と都市開発を「観察」する

 『国道16号線:「日本」を創った道』の著者である東京工業大学教授の柳瀬博一氏は、編集Yの元同僚、かつ畏友です。彼の近著『カワセミ都市トーキョー』を読ませてもらって「これはビジネスパーソンの視野を広げる本でもあるな」と思い、「彼のものの見方、ノウハウを盗ませてもらおう」という下心も秘めつつ、イ