# 素粒子

10万回に1回のノイズはダメ!素粒子物理者が実験を正しいというための条件、ガウス分布「5シグマ」ってなんですか?
2024.07.19

10万回に1回のノイズはダメ!素粒子物理者が実験を正しいというための条件、ガウス分布「5シグマ」ってなんですか?

時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。今回、検出された「ナノヘルツ重力波」は周期30年以上という重力波です。科学者はどのくらいの

宇宙誕生を考える。「ビッグバン」の前に起きたとされる「インフレーション」の存在をたしかめる方法とは
2024.07.06

宇宙誕生を考える。「ビッグバン」の前に起きたとされる「インフレーション」の存在をたしかめる方法とは

時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。多くの物理学者はビッグバンの前に「インフレーション」とよばれる急激な空間の膨張が起きたと考

インフレーション宇宙モデルの誕生。原子核物理学から素粒子物理学への発展が「宇宙の始まりの描像」を変えた
2024.07.04

インフレーション宇宙モデルの誕生。原子核物理学から素粒子物理学への発展が「宇宙の始まりの描像」を変えた

宇宙空間の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。宇宙の始まりになにが起きたのか? 原子核物理学に多くを立脚していた「ビッグバン理論」、

中国・世界最大の素粒子衝突型加速器2027年着工
2024.06.26

中国・世界最大の素粒子衝突型加速器2027年着工

【東方新報】最近発表されたプロジェクト報告書によると、中国は第15次五か年計画に合わせ、「円形電子陽電子衝突型加速器(CEPC)」の建設を2027年に開始する。 およそ364億元(約8004億6148万円)と見積もられるこのプロジェクトは、欧州の170億米ドル(約2兆7163億円

名誉校長に小林誠氏 茨城県立つくばサイエンス高 県教委
2024.06.26

名誉校長に小林誠氏 茨城県立つくばサイエンス高 県教委

茨城県教育委員会は25日、県立つくばサイエンス高(同県つくば市)の名誉校長に、ノーベル物理学賞受賞者で、高エネルギー加速器研究機構(KEK、同市)の特別栄誉教授、小林誠氏(80)を配置すると発表した。小林氏は愛知県出身で、名古屋大大学院理学研究科を修了。2008年、素粒子に関する

未知の空間は座布団カバー? 余剰次元で素粒子生まれるパターン解明
2024.06.23

未知の空間は座布団カバー? 余剰次元で素粒子生まれるパターン解明

 宇宙に存在するとされる未知の空間は座布団カバーの形をしているかもしれない――。物理学の余剰次元に関するそんな論文が5月、日本物理学会の専門誌に発表された(https://doi.org/10.1093/ptep/ptae070)。未知の空間? 座布団? 著者の元を訪ねた。 出迎

世界初、一瞬で消える素粒子ミューオンの加速成功 夢のマシンへ一歩
2024.06.19

世界初、一瞬で消える素粒子ミューオンの加速成功 夢のマシンへ一歩

 一瞬で消えてしまう不安定な素粒子「ミューオン」を光速の4%まで加速させることに、日本の研究チームが世界で初めて成功した。「夢のマシン」とされるミューオン衝突加速器や、微細な世界をのぞくミューオン顕微鏡の開発につながる可能性がある。 ミューオンは、電子と似た性質を持つ素粒子の一種

ミューオン加速器開発 世界初、実証に成功 高エネ研・茨城大など 茨城
2024.06.16

ミューオン加速器開発 世界初、実証に成功 高エネ研・茨城大など 茨城

高エネルギー加速器研究機構(KEK)や茨城大などの研究グループが、物質を通り抜けるミュー粒子(ミューオン)を停止、加速させる技術の実証に世界で初めて成功した。技術開発を進め、2026年にもミューオン加速器が実現する。素粒子理論の検証や人体の細部が観察できる顕微鏡、コンテナ貨物の検査など、さまざ

ニュースワード「ミューオン」
2024.06.15

ニュースワード「ミューオン」

 ミューオン 宇宙から降り注ぐ宇宙線が地球大気に衝突して大量に生じる素粒子で、「ミュー粒子」などとも呼ばれる。電子と似た性質を持つが、質量は約200倍重い。物質を透過する能力が非常に高く、火山やピラミッドの内部構造、東京電力福島第1原発の原子炉内の調査などで活用されている。平均寿命は100万分

駒宮幸男氏死去 東京大名誉教授
2024.06.13

駒宮幸男氏死去 東京大名誉教授

 駒宮 幸男氏(こまみや・さちお=東京大名誉教授・素粒子物理学実験)5日死去、71歳。 神奈川県出身。葬儀は近親者で済ませた。 52年生まれ。東京大大学院博士課程修了後、同大素粒子物理国際研究センター長などを務めた。 

原爆が焼きつけた物理学の「栄光」 オッペンハイマーのマンハッタン計画とアトミックパワー
2024.06.06

原爆が焼きつけた物理学の「栄光」 オッペンハイマーのマンハッタン計画とアトミックパワー

----------アインシュタイン、オッペンハイマー、湯川秀樹……20世紀、あまたの巨星たちに導かれ、栄光の時代を謳歌した物理学は、その「帝国」の版図を科学・経済・社会のあらゆるシーンに拡げました。自身第一線で活躍してきた佐藤文隆氏が、帝国の「黄昏」も囁かれる時代の転換期に、物

高エネ研と筑波技術大 物理学入門 点字本に 宇宙と物質の謎 考えて 茨城
2024.06.04

高エネ研と筑波技術大 物理学入門 点字本に 宇宙と物質の謎 考えて 茨城

視覚障害者が宇宙や物理について詳しく知る機会をつくろうと、高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)と筑波技術大(同市)が、点字本「宇宙と物質の起源 『見えない世界』を理解する」を刊行した。自然科学系の専門書は点訳が難しく流通が少ないのが実情。第一線の専門家同士がタッグを組み、素粒子

宇宙の運命を握る「ナゾの物質」ダークマター…最新研究から浮かび上がった「意外な正体」
2024.06.03

宇宙の運命を握る「ナゾの物質」ダークマター…最新研究から浮かび上がった「意外な正体」

 138億年前、点にも満たない極小のエネルギーの塊からこの宇宙は誕生した。そこから物質、地球、生命が生まれ、私たちの存在に至る。しかし、ふと冷静になって考えると、誰も見たことがない「宇宙の起源」をどのように解明するというのか、という疑問がわかないだろうか?  本連載では、第一線の

世界初 素粒子ミュオンの冷却・加速に成功 岡山大などの研究グループ
2024.05.17

世界初 素粒子ミュオンの冷却・加速に成功 岡山大などの研究グループ

真空に埋まっている「何か」の正体がわかれば…宇宙の起源に結びつく「素粒子に残されたナゾ」
2024.05.08

真空に埋まっている「何か」の正体がわかれば…宇宙の起源に結びつく「素粒子に残されたナゾ」

いまさら聞けない、「クォーク」とはいったい何なのか…「厄介な素粒子」と呼ばれる理由
2024.05.06

いまさら聞けない、「クォーク」とはいったい何なのか…「厄介な素粒子」と呼ばれる理由