名誉校長に小林誠氏 茨城県立つくばサイエンス高 県教委

AI要約

茨城県教育委員会は、ノーベル物理学賞受賞者の小林誠氏をつくばサイエンス高の名誉校長に配置することを発表した。

小林氏は素粒子物理学の分野での功績があり、現在はKEKの特別栄誉教授として活動している。

名誉校長就任により、学校に最先端の科学に触れる機会を提供し、学校の魅力を高める取り組みが行われる予定だ。

名誉校長に小林誠氏 茨城県立つくばサイエンス高 県教委

茨城県教育委員会は25日、県立つくばサイエンス高(同県つくば市)の名誉校長に、ノーベル物理学賞受賞者で、高エネルギー加速器研究機構(KEK、同市)の特別栄誉教授、小林誠氏(80)を配置すると発表した。

小林氏は愛知県出身で、名古屋大大学院理学研究科を修了。2008年、素粒子に関する理論で同賞を受賞した。現在はKEKの特別栄誉教授を務めている。つくば市在住。

県教委によると、県立高に名誉校長を配置するのは今回が初めて。本年度中を含め、できるだけ早い段階で就任できるよう調整する。小林氏はKEKに生徒を招いて特別授業を行うなど、最先端の科学に触れる機会を提供するほか、学校の魅力づくりに取り組む。