# 気象学

氷河が融けても温暖化した海の「温度が下がらない」理由
2024.07.03

氷河が融けても温暖化した海の「温度が下がらない」理由

私が学問の世界に閉じこもっていない理由の1つは、私たち科学者にとっては明白なことが、他の人たちにとってそうではないことがあるからだ。天気や気象の話題は私にとって魅力的であり、直感的なものだ。最近、私は、SNSで海の温暖化について議論した。その投稿には「なぜ氷河が融けても、温暖化す

『報道ステーション』7月からの気象情報を新進の気象予報士・細川栞が担当「視聴者の皆さんと同じ目線で信頼される情報をしっかりとお届けしたい」
2024.07.01

『報道ステーション』7月からの気象情報を新進の気象予報士・細川栞が担当「視聴者の皆さんと同じ目線で信頼される情報をしっかりとお届けしたい」

 『報道ステーション』(テレビ朝日)7月1日(月)の放送から、気象情報コーナーを新たに気象予報士・細川栞(ほそかわ・しおり)が担当することが発表された。 2021年3月より、気象情報は気象予報士・眞家泉が担当してきたが、この7月からは昨年気象予報士の資格を取得したばかりという新進

【大雨情報】中国地方 あす2日かけて「激しい雨」のおそれ 降り始めから広島・廿日市市で137.5ミリ 岡山・津山市で45.0ミリ観測【1日午前6時半現在】
2024.07.01

【大雨情報】中国地方 あす2日かけて「激しい雨」のおそれ 降り始めから広島・廿日市市で137.5ミリ 岡山・津山市で45.0ミリ観測【1日午前6時半現在】

気象庁は、中国地方では、あす(2日)昼前にかけて「土砂災害」に、きょう(1日)昼前にかけて「浸水害」に厳重に警戒するよう呼び掛けています。また、きょう(1日)昼前にかけて、「河川の増水や氾濫」に警戒するよう呼び掛けています。【画像(1)~(14)】は、きょう(1日)午後9時までの

東日本では30日から7月1日にかけ「大雨」、西日本では7月1日にかけ「大雨」のおそれ 警報級の大雨となる可能性も 関東・近畿も大雨となる可能性
2024.06.29

東日本では30日から7月1日にかけ「大雨」、西日本では7月1日にかけ「大雨」のおそれ 警報級の大雨となる可能性も 関東・近畿も大雨となる可能性

梅雨前線が華中から西日本を通り日本の東にのびています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発となっているため、九州南部付近では激しい雨の降っている所があり、これまでの大雨により土砂災害や洪水害の危険度が高まっている所があります。30日朝までに前線上の日本海西部

地球観測衛星「アースケア」、梅雨前線の雲内部の動きを捉えた画像…JAXAが初公開
2024.06.27

地球観測衛星「アースケア」、梅雨前線の雲内部の動きを捉えた画像…JAXAが初公開

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、欧州宇宙機関(ESA)と共同開発した地球観測衛星「アースケア」が、日本上空にある梅雨前線の雲内部の動きを捉えた観測画像を初めて公開した。 アースケアは5月29日、米カリフォルニア州の発射場から米スペースXのロケットで打ち上げられた。衛星

木星の渦「大赤斑」。昔と今では違うものなの?
2024.06.26

木星の渦「大赤斑」。昔と今では違うものなの?

1665年、天文学者ジョヴァンニ・カッシーニが木星の高気圧性の渦を発見。以後、最大で地球の2~3個分もの大きさがあったこの渦は大赤斑として知られており、地球からでも観測できます。が、今私たちが観測している大赤斑、つまり地球から見る渦とカッシーニが発見した渦は同じ渦ではないかもしれ

東海・近畿・中国・九州などで28日(金)は警報級の「大雨」となる可能性 梅雨空続く
2024.06.25

東海・近畿・中国・九州などで28日(金)は警報級の「大雨」となる可能性 梅雨空続く

26日は梅雨前線が大陸から九州の南岸付近を通り、東海沖にのびるでしょう。北日本付近は気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みです。西日本は断続的に雨が降り、九州南部は雷を伴う所があるでしょう。東日本は雲が多く、雨の降る所がある見込みです。北日本も雲が多く、雨や雷雨になる所があるで

“異常に明るいオーロラ”が北海道の各地で目撃された理由 SNSで提供された多数の写真が謎を解くカギに
2024.06.25

“異常に明るいオーロラ”が北海道の各地で目撃された理由 SNSで提供された多数の写真が謎を解くカギに

 2023年12月1日、北海道の北部や東部など広い範囲で「異常に明るい赤いオーロラ」が観測された。この時の磁気嵐の規模は大きくなかったにも関わらず、なぜ明るくなったのか──SNSを通じて提供された多くのオーロラ写真が、その謎を解くカギになった。 国立極地研究所の片岡龍峰准教授を中

7~9月、全国的に高温 西日本雨量多めか 気象庁
2024.06.25

7~9月、全国的に高温 西日本雨量多めか 気象庁

 気象庁は25日、7~9月の3カ月予報を発表した。 平均気温は全国的に平年より高く、熱中症に警戒が必要。雨量は西日本が平年並みか平年より多く、北・東日本と沖縄・奄美地方はほぼ平年並みの見込み。 太平洋赤道域東部(南米沖)の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象が5月

あまりにも「膨大」過ぎる「太陽」のエネルギーが「地球」にもたらすその圧倒的な「影響力」
2024.06.19

あまりにも「膨大」過ぎる「太陽」のエネルギーが「地球」にもたらすその圧倒的な「影響力」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

「積乱雲」の「発生条件」には「熱」が必須…あまりにも意外過ぎたその「熱源」の「正体」
2024.06.19

「積乱雲」の「発生条件」には「熱」が必須…あまりにも意外過ぎたその「熱源」の「正体」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

警戒レベルを名称に 分かりやすさ優先 専門家「受け手の行動を変える」
2024.06.18

警戒レベルを名称に 分かりやすさ優先 専門家「受け手の行動を変える」

気象庁などの検討会が18日にまとめた防災気象情報の改善策では、災害種別によって名称が異なったり、災害危険度を示す警戒レベルがそろわなかったりする複雑な情報体系を一覧表の形に整理した。5段階の警戒レベルのうち、「2」~「5」をそれぞれに冠したのが最大の特徴で「分かりやすさ」を優先した。<

警戒レベル4は「危険警報」に 気象庁検討会が防災気象情報の改善策まとめる
2024.06.18

警戒レベル4は「危険警報」に 気象庁検討会が防災気象情報の改善策まとめる

防災気象情報の名称見直しを進める気象庁などの有識者検討会(座長・矢守克也京都大教授)は18日、災害種別ごとに危険度を示す5段階の警戒レベルで4相当を「危険警報」とするなどの改善策をまとめた。複雑になった現在の情報を単純化して避難行動を促す。気象庁などは今後、必要な法改正や周知期間を経て令和8年

今日17日 北海道と東北は急な雨や落雷に注意 西からは梅雨前線の雨雲が広がる
2024.06.17

今日17日 北海道と東北は急な雨や落雷に注意 西からは梅雨前線の雨雲が広がる

17日(月)も、北日本は所々で雨雲や雷雲が発達。空模様の急変に注意。一方、西日本には梅雨前線が延びてきて、雨の範囲がゆっくりと広がる。今日17日(月)も、上空の寒気の影響が残り、北日本は大気の状態が不安定。未明から明け方にかけて、東北の日本海側で雨雲が発達し、山形県酒田市で1時間

18日(火)頃から九州「大雨」のおそれ 関東・東海・近畿の「梅雨入り」来週へずれ込む可能性
2024.06.14

18日(火)頃から九州「大雨」のおそれ 関東・東海・近畿の「梅雨入り」来週へずれ込む可能性

15日には、高気圧の中心は東の海上へ離れるでしょう。梅雨前線が大陸から九州の南岸付近を通り、東の海上へのびる見込みです。西日本付近は太平洋側を中心に湿った空気が流れ込むでしょう。午前中は山陰や東日本、東北で晴れるでしょう。九州は朝から雨で南部は局地的に激しく降る見込みです。中国、

じつは、ほとんどが1回限りの命…衛星時代の今も、はるか上空へ放たれる「気球」。伝えてくる現象「じつに、リアル」だった
2024.06.14

じつは、ほとんどが1回限りの命…衛星時代の今も、はるか上空へ放たれる「気球」。伝えてくる現象「じつに、リアル」だった

 6月8日が「成層圏」が発見された日とされていたことから、成層圏など高層の大気と気象や天気予報との関わりについての解説をご紹介しています。 今回は、はるか高い大気の状況を観測する独特の技術や得られる情報についてご紹介します。気象や天気に関する入門書として好評の『図解・天気予報入門

寒い「チベット高原」が、じつは日本の「猛暑」を引き起こしていた…地球を回り続ける「ジェット気流」の驚くべき「軌跡」
2024.06.13

寒い「チベット高原」が、じつは日本の「猛暑」を引き起こしていた…地球を回り続ける「ジェット気流」の驚くべき「軌跡」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

危険でも見てみたい。嵐の激化でアメリカの竜巻観光ツアーがアツい
2024.06.13

危険でも見てみたい。嵐の激化でアメリカの竜巻観光ツアーがアツい

竜巻は、追いかけるのも追いかけられるのも遠慮したいです…。気象条件が揃えば、1年中いつでも発生してしまう竜巻。例え竜巻にまで発達しなくても、竜巻の元になるスーパーセルと呼ばれるサンダーストームの壮大ないでたちは見る者を圧倒します。ストームはかくも美しく荘厳で、そして身がすくむほど

毎年日本上空にやってくる「亜熱帯ジェット気流」…「忌み嫌われる季節」が日本にもたらす全生命への「極上の恵み」
2024.06.12

毎年日本上空にやってくる「亜熱帯ジェット気流」…「忌み嫌われる季節」が日本にもたらす全生命への「極上の恵み」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

なんと「雲と霧」、気象学的には「同じもの」なのに、その「発生プロセス」は全然違っていた!
2024.06.12

なんと「雲と霧」、気象学的には「同じもの」なのに、その「発生プロセス」は全然違っていた!

物理に挫折したあなたに――。読み物形式で、納得! 感動! 興奮! あきらめるのはまだ早い。 大好評につき5刷となった『学び直し高校物理』では、高校物理の教科書に登場するお馴染みのテーマを題材に、物理法則が導き出された「理由」を考えていきます。 本記事で