# 果樹

東北の果樹産地、外国人材が支える 人材不足解消へ導入広がる<リポート2024>
2024.07.03

東北の果樹産地、外国人材が支える 人材不足解消へ導入広がる<リポート2024>

 東北の果樹産地で、人手不足を解消しようと外国人材を活用する動きが活発化している。サクランボの生産量日本一を誇る山形県の農園は農繁期の派遣制度を利用。青森県のリンゴの栽培現場では、通年雇用する事例もある。安定的な人材確保に向け、技術指導や費用面といった課題も見えてきた。(山形総局・奥島ひかる)

暑さで国産果実打撃 サクランボや梅、収穫量が大幅減
2024.07.02

暑さで国産果実打撃 サクランボや梅、収穫量が大幅減

 高温による果樹への影響が顕在化している。サクランボでは品質低下や奇形果の発生でかつてない低収量を見通す声がある他、梅でも暖冬による受粉の不調が響き、「凶作年だ」との声が主産地から上がる。前年産で生産量が過去最低だったリンゴでも、続く高温予想に産地の警戒感は強い。今後、収穫を迎える果実では日焼

シャインマスカットの未開花症、全国で相次ぐ 有数のぶどう産地で警戒強める
2024.07.01

シャインマスカットの未開花症、全国で相次ぐ 有数のぶどう産地で警戒強める

高級ぶどうのシャインマスカットが旬を迎えようとしていますが、全国的に粒の形に影響を及ぼす「未開花症」が相次いで発生。収穫時期を迎えた大分県内の産地では警戒を強めています。未開花症とは、花を覆う花冠(かかん)がとれず、正常に開花しないことで、果粒が正常に肥大しない症状です。

カフェで憩い加工品販売…岐阜・高山の木戸脇果樹園が直営店開設 先代が育てた木活用、空間広々
2024.06.27

カフェで憩い加工品販売…岐阜・高山の木戸脇果樹園が直営店開設 先代が育てた木活用、空間広々

 岐阜県高山市国府町の木戸脇果樹園(木戸脇靖代表)は、同町今にカフェと果実の加工品の販売所を兼ねた「オーチャードハウス」を今月1日にオープンし、地域住民の憩いの場になっている。建物は、林業を営み昨年6月1日に88歳で他界した木戸脇さんの父親で先代の進さんが町内の山で育てた木を使った。一歩足を踏

23年度の新規就農158人 非農家出身増える、和歌山県調査
2024.06.24

23年度の新規就農158人 非農家出身増える、和歌山県調査

 和歌山県は県内の新規就農者調査で、2023年度(23年5月~24年4月)は158人だったと発表した。形態別では非農家出身で就農した新規参入者が57人(36%)と最も多く、作物別では果樹が99人で6割を占めた。 年齢65歳未満で、農業を主に年間150日以上従事する人を新規就農者と

韓国主要紙の朝刊ヘッドライン(6月24日)
2024.06.24

韓国主要紙の朝刊ヘッドライン(6月24日)

<朝鮮日報>「現システムでは医学部定員増員しても結局は医療崩壊」 医療界重鎮が提言<東亜日報>ヤミ金業者の違法な取り立てに苦しむ 中学生の娘にまで脅迫 <中央日報>与党代表戦 韓氏「海兵隊員殉職巡る捜査法発議」、羅氏「党・政府同行」と元氏「大統領室信頼」

農地など除草代替…フィールド開発が投入、雑草踏みつけロボットの効果
2024.06.21

農地など除草代替…フィールド開発が投入、雑草踏みつけロボットの効果

フィールド開発(宇都宮市、山口直信社長)は、雑草を踏んで成長を抑えるロボット「グラプレス」を今秋完成し、発売することを目指す。無給電で自動走行し、除草剤や人手による草刈り作業を代替する。太陽光発電所や空港、果樹園での活用を見込み、価格は150万円(消費税抜き)程度を想定する。走行機能の高精度化

「いっぱい食べちゃった」 福島市の桜の聖母学院幼稚園年長児 サクランボ狩りを体験
2024.06.20

「いっぱい食べちゃった」 福島市の桜の聖母学院幼稚園年長児 サクランボ狩りを体験

 福島県福島市の桜の聖母学院幼稚園の園児は17日、市内飯坂町のあづま果樹園でサクランボ狩りを体験した。園児は甘酸っぱいサクランボを満喫していた。 年長児のさくら組の20人が参加した。園児はサクランボを収穫し、「せーの」の掛け声で仲良く味わっていた。片桐結菜ちゃん(5)は「おいしく

ユネスコ無形文化遺産に登録! ビールより人気の「アップルワイン」の魅力【フランクフルト酒場探訪】
2024.06.19

ユネスコ無形文化遺産に登録! ビールより人気の「アップルワイン」の魅力【フランクフルト酒場探訪】

文・写真/坪井由美子(海外書き人クラブ/海外プチ移住ライター)「とりあえず一杯」というと普通はビールを思い浮かべることだろう。しかしフランクフルトではちょっと事情が違う。「飲みに行こう」といえば地酒のアップルワインのことだし、ビールを置いてない飲み屋も少なくない。ビール大国ドイツ

福島市で7日連続真夏日に…園児がサクランボ狩り楽しむ「みんなと食べてうれしかった」
2024.06.17

福島市で7日連続真夏日に…園児がサクランボ狩り楽しむ「みんなと食べてうれしかった」

17日の福島県内は、高気圧に覆われ、伊達市梁川で31.6℃、福島で30.7℃など、5地点で真夏日を観測しました。福島市で30℃を超えるのは、7日連続です。遊びに来た親子「すごく暑いですね。毎日かき氷食べています、みんなで」こうした中、福島市のあづま果樹園で行われてい

訳あり(6月17日)
2024.06.17

訳あり(6月17日)

 訳ありの農産物が脚光を浴びている。傷が付いていたり、形がふぞろいだったりしても、味は変わらずおいしい。通常より安く、物価高のご時世も相まって消費者の心をつかんでいる▼福島市飯坂町の果樹園が今月上旬、X(旧ツイッター)に投稿した。「これだけで毎日数キロも取れるのは困る。これ売れるかな?」。今季

青空に映える「カリカリ大粒の実」 福島・会津美里町で高田梅の収穫始まる
2024.06.15

青空に映える「カリカリ大粒の実」 福島・会津美里町で高田梅の収穫始まる

 福島県会津美里町で14日、特産の「高田梅」の収穫が始まった。高田梅は果肉が厚くカリカリした食感が特長で大きなものはゴルフボールほどある。 同町松岸地区の果樹農家阿部勝夫さん(80)によると、今年は4月上旬の開花期の低温で受粉が進まず、実の数は例年の1割ぐらいだという。阿部さんは

リンゴとナシを合わせたような味、サクサクとした食感 真っ赤な実が道路沿いでたわわに 沖縄・石垣市
2024.06.15

リンゴとナシを合わせたような味、サクサクとした食感 真っ赤な実が道路沿いでたわわに 沖縄・石垣市

 【石垣】リンゴとナシを合わせたような淡泊な味で知られるレンブの実が、石垣市新川のステーキハウス「担たん亭」敷地内で枝もたわわになっている=写真。 マレー半島原産のフトモモ科の熱帯果樹で、樹高は10メートル以上になる。4月に白い花を咲かせた後、5月に直径約7センチの実を付けた。英

青森県産サクランボ「ジュノハート」 適期収穫などを学ぶ研修会/青森・南部町
2024.06.14

青森県産サクランボ「ジュノハート」 適期収穫などを学ぶ研修会/青森・南部町

サクランボの青森県の独自品種「ジュノハート」。収穫期を迎えた県南地方で適期収穫などについて学ぶ研修会が開かれました。このうち南部町の留目秀樹さんの園地には、地元の生産者や県の担当者など関係者およそ40人が集まりました。生産者たちは、収穫に適した時期の目安や、果実の色

「カメムシ」大発生で梅、桃、ビワに黄信号! 「10年ぶりの注意報」にプロが教える意外な駆除方法とは
2024.06.14

「カメムシ」大発生で梅、桃、ビワに黄信号! 「10年ぶりの注意報」にプロが教える意外な駆除方法とは

 梅干しづくりのシーズンがやってきた。ところが、梅が近年まれにみる不作なのだ。原因の一つとされるのが、あのくさーい虫、カメムシだ。昨年に続いて今年も大発生、ストローのような口で果実が刺される被害が全国で続出。桃もビワもピンチだ。*   *   *■南高梅もビワも桃も

カラスをタカで追い払い 果樹産地が新たな一手 愛知・JA尾張中央
2024.06.12

カラスをタカで追い払い 果樹産地が新たな一手 愛知・JA尾張中央

 愛知県のJA尾張中央は、カラスから桃を守るために、タカによる追い払いを始めた。園地にワイヤーを張るなどで対策してきたが、カラスの数が増え、対処しきれない園地も出てきたため。カラスの強い縄張り意識を逆手に取り、タカが一定期間追い払い続けることで、カラスにタカのテリトリーを認識させ、すみかを変え

「果樹カメムシ」各地で異常発生 異例の越冬数、防除追い付かず
2024.06.10

「果樹カメムシ」各地で異常発生 異例の越冬数、防除追い付かず

 暖冬などの影響で果樹カメムシ類が全国的に多発し、産地が対応に追われている。薬剤散布や袋がけなどで対策を強める一方、発生数が多過ぎて防除が間に合わなくなるなどして、生産減を懸念する声も上がる。各県は園地の小まめな観察で、確実に防除するよう農家に呼びかけている。 果樹カメムシ類は、

規格外ミカンのジュースが「想像以上に大好評」 地域活性化へ奮闘する果樹園の園主、まさかの相続で一念発起
2024.06.10

規格外ミカンのジュースが「想像以上に大好評」 地域活性化へ奮闘する果樹園の園主、まさかの相続で一念発起

 神奈川県小田原市江之浦の果樹園が、地元産のミカンを使ったジュースで、地域を活性化させようと奮闘している。かつて若き農家が多く、活気にあふれていたが、全国と同様、少子高齢化が進む。それでも「時間はかかっても、元気だった頃の江之浦に少しでも近づけたい」と願う。 豊かな自然と温暖な気

カメムシ県内でも大量発生 平年の6・5倍、果樹農家に対策呼び掛け【宇部】
2024.06.08

カメムシ県内でも大量発生 平年の6・5倍、果樹農家に対策呼び掛け【宇部】

 小さな硬い体から強烈な悪臭を放つカメムシが、昨年に続き全国各地で大量発生している。県病害虫防除所は、6月の農作物病害虫発生予報で、5月に続きカメムシ類の発生量は多いとし、果樹全般について、ネットを使った侵入防御対策や果実への袋がけなどの防除措置を農家に呼び掛けている。 特に大量

カメムシ大量発生で県が注意報、越冬数は平年の6倍…殺虫剤が品薄に
2024.06.08

カメムシ大量発生で県が注意報、越冬数は平年の6倍…殺虫剤が品薄に

 果樹に被害をもたらすカメムシが徳島県内でも大量発生している。昨年秋からの越冬数は平年の約6倍で、県病害虫防除所が注意報を発令し、被害が広がる前に農家へ対策を呼びかけている。ホームセンターでは、カメムシ用殺虫剤が品薄になっているという。 「今年は異常に多く、消毒してもきりがない」