# 望遠鏡

いままでの宇宙のイメージとはまったく異なる「衝撃の映像」…長野県の山中で「最新鋭の超高感度センサー」が映し出した「ダイナミックな現象」
2024.07.05

いままでの宇宙のイメージとはまったく異なる「衝撃の映像」…長野県の山中で「最新鋭の超高感度センサー」が映し出した「ダイナミックな現象」

「宇宙部の活動は朝日新聞にとって久しぶりに明るい話題ですからね」(朝日社員)毎年のように発行部数の減少が伝えられる新聞界で、全国紙各社が新しい事業を模索している。2024年4月、朝日新聞の公式YouTubeチャンネルAsahi Astro Live(朝日新聞宇宙部)がチャンネル登

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“おとめ座”の渦巻銀河「NGC 4951」
2024.07.04

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“おとめ座”の渦巻銀河「NGC 4951」

こちらは「おとめ座(乙女座)」の方向約4900万光年先の渦巻銀河「NGC 4951」です。地球からは斜めの角度で見下ろすような位置関係にあり、明るい中心部分を取り囲む雲のような渦巻腕(渦状腕)、腕に沿って分布する青色の星々やピンク色の星形成領域が捉えられています。この画像は「ハッ

133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生
2024.07.04

133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生

 早稲田大や名古屋大などの研究チームは4日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、地球から133億光年離れた銀河の中に恒星の集まり(星団)を五つ発見したと発表した。これまでに見つかった中で最も遠い。約138億年前に起きたビッグバンから4億6千万年後に当たり、宇宙初期に誕生したという。

これまでで最も遠い、133億光年離れた星団を捉える–「重力レンズ効果」で発見
2024.07.04

これまでで最も遠い、133億光年離れた星団を捉える–「重力レンズ効果」で発見

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope:JWST)が、133億光年離れた銀河の中に、これまでで最遠方の「星団」を発見したことが明かされた。英科学誌「Nature」に6月24日に掲載された。 早稲田大学や千葉大学、名古屋大学、筑波大学な

若き星々が照らす星雲の輝き ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した“へび座”の反射星雲
2024.07.02

若き星々が照らす星雲の輝き ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した“へび座”の反射星雲

こちらは「へび座(蛇座)」の方向約1300光年先の反射星雲「Serpens Nebula」です。反射星雲とは、ガスや塵(ダスト)の集まりである分子雲が近くの恒星の光を反射することで輝いて見える星雲のこと。画像の星雲は新たな星が誕生している星形成領域であり、約10万歳の若い星々が密集する星団が存

宇宙にそり立つ「創造の柱」の3D映像。まるで星雲の中を飛ぶよう
2024.07.02

宇宙にそり立つ「創造の柱」の3D映像。まるで星雲の中を飛ぶよう

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した星雲「創造の柱」。NASAがその詳細な3Dグラフィックスを公開しました。まるで、星雲の中を飛行しているようです。「創造の柱(Pillars of Creation)」とは、地球から6500光年ほど離れた“わし星雲”の一部であるガスと塵ででき

まるで天界のように幻想的な光景 ほ座超新星残骸のクローズアップ
2024.06.30

まるで天界のように幻想的な光景 ほ座超新星残骸のクローズアップ

こちらは約800光年先にある超新星残骸「ほ座超新星残骸(Vela Supernova Remnant)」の一部を捉えた画像です。フィラメント状(ひも状)の繊細な構造をともなうピンク色やオレンジ色の雲が無数の星々を背景に広がるその様子は、まるで天界を描いた絵画のようです。超新星残骸

7000光年先にはこんなものが立っている…神秘的な「創造の柱」のリアルな姿を捉えた「3D映像」をNASA公開
2024.06.29

7000光年先にはこんなものが立っている…神秘的な「創造の柱」のリアルな姿を捉えた「3D映像」をNASA公開

地球から約7000光年離れた宇宙の彼方に「創造の柱」と呼ばれる星雲がある。その独特の形状で有名なこの星雲を捉えた新たな3D映像が、NASAによって公開された。映像はハッブル宇宙望遠鏡とジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がそれぞれ撮影した画像を組み合わせて作成されたもので、これまでで最も包括的かつ詳

ハッブル宇宙望遠鏡が1ジャイロで観測再開、驚嘆の最新銀河画像
2024.06.28

ハッブル宇宙望遠鏡が1ジャイロで観測再開、驚嘆の最新銀河画像

渦巻銀河「NGC 1546」を、とくとご覧あれ。見事だ。白い輝きを放つ中心部と優雅で幻想的な塵(固体微粒子)の帯を持つこの銀河の姿を鮮やかに捉えているのは、米航空宇宙局(NASA)が18日に公開したハッブル宇宙望遠鏡(HST)の最新画像だ。これは単なる美しい画像にとどまらない。ハッブル望遠鏡が

ウェッブ宇宙望遠鏡で観測した“りょうけん座”のスターバースト銀河「NGC 4449」
2024.06.23

ウェッブ宇宙望遠鏡で観測した“りょうけん座”のスターバースト銀河「NGC 4449」

こちらは「りょうけん座(猟犬座)」の方向約1250万光年先の不規則銀河「NGC 4449」です。NGC 4449はスターバースト(爆発的な星形成活動)が観測されているスターバースト銀河のひとつとして知られています。欧州宇宙機関(ESA)によると、NGC 4449では数十億年にわた

柔らかに輝きを放つ輝線星雲「RCW 7」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
2024.06.20

柔らかに輝きを放つ輝線星雲「RCW 7」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

こちらは「とも座(艫座・船尾座)」の方向約5300光年先の輝線星雲「RCW 7」です。輝線星雲は若い大質量星から放射された紫外線によって電離した水素ガスが光を放っている星雲で、HII(エイチツー)領域とも呼ばれています。水素ガスが放つ光によって、画像のRCW 7は柔らかなピンク色に輝いて見えま

観測史上最も古くて最も遠い超新星爆発を発見、120億年前、人間なら10代の若い宇宙
2024.06.20

観測史上最も古くて最も遠い超新星爆発を発見、120億年前、人間なら10代の若い宇宙

 遠く離れた超新星を観測することは、過去をさかのぼるようなものだ。超新星爆発は天文学者に、何十億年も前の宇宙がどのような姿だったかを教えてくれる。天文学者たちは現在、遠くにある宇宙初期の超新星をこれまでより10倍も多く発見しており、6月7日付けで査読前論文を投稿するサーバー「arXiv」に発表

20日午後6時30分頃から「アンタレス食」 関東から西で観察のチャンス
2024.06.20

20日午後6時30分頃から「アンタレス食」 関東から西で観察のチャンス

今日20日の午後6時30分頃から7時頃にかけて、アンタレス食が関東から西の地域で見られるチャンス。沖縄などでは、観察に適した天気となる見込み。天体望遠鏡を使って探してみてください。今日20日は、月にさそり座の1等星・アンタレスが隠される「アンタレス食」が起こります。

宇宙の“化学”を明らかにする遠赤外領域望遠鏡「SALTUS」を欧米研究者合同チームが提案
2024.06.19

宇宙の“化学”を明らかにする遠赤外領域望遠鏡「SALTUS」を欧米研究者合同チームが提案

「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope: JWST)」に続く、新たな赤外線観測用の宇宙望遠鏡の実現が求められているようです。アメリカ航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターをはじめとする欧米の研究機関による合同研究チームは、遠

個人でも持ち運び可能/焦点距離1,295mm・口径185mmの「Askar 185APO鏡筒」
2024.06.18

個人でも持ち運び可能/焦点距離1,295mm・口径185mmの「Askar 185APO鏡筒」

株式会社サイトロンジャパンは、Jiaxing Ruixing Optical Instrumentの新製品「185APO鏡筒」を受注生産品として、6月14日(金)に発売した。■ 185APO鏡筒口径185mm、焦点距離1,295mmのEDアポクロマート屈折鏡筒。価格

集う星々 大マゼランの球状星団「NGC 2005」 をハッブル宇宙望遠鏡が撮影
2024.06.17

集う星々 大マゼランの球状星団「NGC 2005」 をハッブル宇宙望遠鏡が撮影

こちらは「かじき座(旗魚座)」の方向約16万2000光年先、天の川銀河の衛星銀河(伴銀河)のひとつ「大マゼラン雲」(Large Magellanic Cloud: LMC、大マゼラン銀河とも)にある球状星団「NGC 2005」です。球状星団とは数万~数百万個の恒星が球状に集まって

約338億光年かなたの銀河「JADES-GS-z14-0」を発見 観測史上最も遠い銀河
2024.06.16

約338億光年かなたの銀河「JADES-GS-z14-0」を発見 観測史上最も遠い銀河

宇宙に無数に存在する「銀河」がいつ頃誕生したのかはよく分かっていません。初期の宇宙に存在する銀河の数や大きさは、宇宙がどのように誕生し進化したのかを探る上での基礎的な情報となります。ピサ高等師範学校のStefano Carniani氏を筆頭著者とする国際研究チームは、「ジェイムズ

ESAユークリッド宇宙望遠鏡が撮影した「かじき座銀河群」の銀河たち
2024.06.16

ESAユークリッド宇宙望遠鏡が撮影した「かじき座銀河群」の銀河たち

こちらは「かじき座(旗魚座)」の方向約6200万光年先の「かじき座銀河群」の一部です。銀河群とは数十個程度の銀河からなる天体で、銀河団よりも小規模な集団です。画像の中央で輝いている銀河は「NGC 1553」、その右に写っている銀河は「NGC 1549」と呼ばれています。この画像は

心が満たされる。ユークリッド宇宙望遠鏡がとらえた美しすぎる天文画像
2024.06.15

心が満たされる。ユークリッド宇宙望遠鏡がとらえた美しすぎる天文画像

宇宙望遠鏡「ユークリッド」は、直接観測できないものの宇宙の質量の大部分を占めると言われる「ダークエネルギー」と「ダークマター」を解明するのが使命。“暗黒宇宙”の立体地図をつくるというミッションを背負い、2023年7月に打ち上げられました。そして先月末、同ミッションに携わる科学者た

<星空と宇宙>超新星ハンター 世界2位の板垣公一さん
2024.06.14

<星空と宇宙>超新星ハンター 世界2位の板垣公一さん

 ある日突然、太陽の何億倍もの明るさで星が輝き出す「超新星」。大きな質量を持った星が、寿命の最後に大爆発するなどの現象のことです。超新星を国内で最も多い179個発見し、世界的な「超新星ハンター」として知られる山形市在住の板垣公一さん(76)を訪ね、超新星発見の魅力を伺いました。