# 更生

女性で初めて暴力団員と認定…刑務所生活終えた人等に手を差し伸べる「元・ヤクザの女」消せない過去と充実する今
2024.06.29

女性で初めて暴力団員と認定…刑務所生活終えた人等に手を差し伸べる「元・ヤクザの女」消せない過去と充実する今

刑務所を出所しても家や仕事が見つからず、2人に1人が再び罪を犯している。この負の循環に陥る人を救うため、「元ヤクザ」の女性がNPO法人を岐阜に立ち上げて、自身の過去を元に支援を続けている。岐阜県に住む山本さん(仮名・50代)は、覚醒剤取締法違反の罪でこれまで4回、刑務所での生活を

保護司の安全確保、本格議論 殺害事件で法務省検討会
2024.06.27

保護司の安全確保、本格議論 殺害事件で法務省検討会

 大津市で保護司の男性が殺害された事件を受け、法務省の有識者検討会は27日、安全確保策の議論を本格的に始めた。 出席者からは、保護司が自宅以外で保護観察中の対象者と面接できる拠点整備などを求める意見が続出。同省は、7月の次回会合で具体案を提示する考えだ。 現在、保護

「人生の一部を削りながら向かい合ってくれる人がいる」保護司の映画監督が少年の更生テーマにした映画製作 法務省で試写会 全国上映へ
2024.06.27

「人生の一部を削りながら向かい合ってくれる人がいる」保護司の映画監督が少年の更生テーマにした映画製作 法務省で試写会 全国上映へ

少年院を仮退院した少年の更生をテーマにした映画が完成し、法務省で試写会が開かれました。映画「ミックスモダン」は、少年院を仮退院し、家族からも見捨てられた保護観察中の少年が、保護司で身元引受人となったお好み焼き店を営む夫婦との生活を通じて成長していく物語です。26日、

教職員や保護者が刑事手続き学ぶ 検察官も参加のセミナー
2024.06.23

教職員や保護者が刑事手続き学ぶ 検察官も参加のセミナー

 若者の法教育に取り組む一般社団法人「司法教育支援協会」は23日、教職員や保護者を対象に刑事手続きを解説するセミナーを開いた。検察官や弁護士のほか、警察庁や更生保護を担当する法務省の担当者も参加。事件捜査から刑務所から出所した人の更生保護まで、それぞれの役割を説明した。 強盗傷害

厳しく罰せば、更生できるのか? 見直すべき「受刑者」との向き合い方
2024.06.21

厳しく罰せば、更生できるのか? 見直すべき「受刑者」との向き合い方

今年(2024年)2月、都内のとある劇場に映画『プリズン・サークル』を観ようと多くの人が集まった。公開から5年を経ても各地で追加上映されるこの作品を製作したのは、ドキュメンタリー映画監督であり、NPO法人out of frameの代表を務める坂上香さん。メガホンをとるのは『ライフ

大津・保護司殺害事件の容疑者「仕事をすぐに退職」 保護観察対象者が苦しむ“文化的葛藤”と保護司の“役割”
2024.06.19

大津・保護司殺害事件の容疑者「仕事をすぐに退職」 保護観察対象者が苦しむ“文化的葛藤”と保護司の“役割”

先月下旬、滋賀県大津市で保護司の男性が殺害された。男性を殺害した容疑で逮捕されたのは、男性が更生支援を担当していた保護観察中の男。筆者のように更生保護活動に日夜携わる保護司社会のみならず、巷間(ちまた)にも大きな衝撃を与えた。殺害された男性は容疑者の就職先について支援団体に相談し

“受刑者”を消防士起用 米国・山火事で活躍のエリート集団も…背景に深刻な人手不足
2024.06.18

“受刑者”を消防士起用 米国・山火事で活躍のエリート集団も…背景に深刻な人手不足

 気候変動などの影響で深刻化している山火事。被害を食い止めるべく活躍する、アメリカのエリート消防隊が注目されている。しかし、この隊員たちは意外な経歴を持っていた。災害の現場で闘う男性たちの正体とは!? 気候変動により、世界中で深刻化する山火事。ロサンゼルス郊外では、今年初となる大

なぜJALの会社更生法適用は叩かれた? なぜ倒産で社長が自己破産? 意外と知らない「倒産」の仕組み(横須賀輝尚 経営コンサルタント)
2024.06.17

なぜJALの会社更生法適用は叩かれた? なぜ倒産で社長が自己破産? 意外と知らない「倒産」の仕組み(横須賀輝尚 経営コンサルタント)

かつては日本航空やハウステンボスにも適用され、ニュースでもたまに耳にする「会社更生法」。これは「法的倒産」の一つです。「一口に”倒産”といっても、会社をたたむ方法にはいくつかの種類があります。一般の方がよく耳にされるのは法的な手続きによる倒産だと思いますが、その法的倒産だけでも4

誰かの善意に任せきり?滋賀・大津の保護司殺害から考える罪からの更生【風をよむ】サンデーモーニング
2024.06.16

誰かの善意に任せきり?滋賀・大津の保護司殺害から考える罪からの更生【風をよむ】サンデーモーニング

罪を犯し、刑務所に服役するなどした人たちの社会復帰を支援していた人が刃物で刺され、命を奪われました。その人は20年近くにわたり、人々の立ち直りに力を尽くしていました。■更生支援の旗振り役 容疑者は自らが支援していた人物自宅で変わり果てた姿で見つかった男性。<

殺害された新庄博志さん、保護司として就労先を探す…飯塚容疑者「正当に評価されないのが嫌だ」
2024.06.16

殺害された新庄博志さん、保護司として就労先を探す…飯塚容疑者「正当に評価されないのが嫌だ」

 新庄博志さんが保護司として担当していた保護観察中で無職の飯塚紘平容疑者(35)が殺人容疑で逮捕されてから15日で1週間となった。新庄さんは飯塚容疑者の就労先を探すなど更生支援を行っていたが、飯塚容疑者は職場になじめず、転職を繰り返していた。 飯塚容疑者は強盗事件を起こし、201

殺害された保護司、「よそ行きの服がいるやろ」とジャケット…刑務所への手紙に「社会の門をくぐって来て」
2024.06.16

殺害された保護司、「よそ行きの服がいるやろ」とジャケット…刑務所への手紙に「社会の門をくぐって来て」

 大津市で保護司新庄博志さん(60)が自宅で殺害された事件を受け、新庄さんが担当保護司だった男性(27)が読売新聞の取材に応じ、やりきれない胸の内を明かした。「以前は社会でまっとうに生きることを諦めていたが、新庄さんが居場所を作ってくれた。恩返ししたかったのに、悔しい」と語った。

「手から血を出したまま客にウサギを…」 大津・保護司殺害事件、飯塚容疑者の“素顔”
2024.06.15

「手から血を出したまま客にウサギを…」 大津・保護司殺害事件、飯塚容疑者の“素顔”

 なり手不足が叫ばれて久しい保護司。今回の事件の衝撃は、日本の更生保護制度を支える存在の減少に拍車をかけそうだ。 5月下旬、滋賀県大津市で保護司のレストラン経営者、新庄博志さん(60)が刺殺された。今月8日に県警が殺人容疑で逮捕した飯塚紘平容疑者(35)は、新庄さんが担当する保護

力合わせ安全安心な地域に 社会を明るくする運動 北大島保護司会
2024.06.13

力合わせ安全安心な地域に 社会を明るくする運動 北大島保護司会

 鹿児島県の奄美大島と喜界島を管轄区域とする北大島保護区保護司会(松田秀樹会長)は12日、第74回「社会を明るくする運動」をスタートさせた。13日まで奄美大島内の市町村役場や金融機関、警察署など14カ所を訪問。「すべての国民がそれぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい

佐藤二朗さんが語る、稲垣吾郎さん、河合優実さんのすばらしさ(インタビュー/前編)
2024.06.12

佐藤二朗さんが語る、稲垣吾郎さん、河合優実さんのすばらしさ(インタビュー/前編)

名バイプレイヤーとして八面六臂の活躍を続ける佐藤二朗さんが、話題の映画『あんのこと』に出演している。演じるのは刑事。売春の常習犯でドラッグに溺れる少女を更正させようとする、熱い男だ。実話をもとにしたこの作品は、思いがけない展開で観る者をぐいぐいと惹きつける。俳優だけでなく、脚本や監督も手がける

初めてのケース!?保護司の殺害容疑で保護観察中の男が逮捕!知られざる保護司の仕事とは
2024.06.12

初めてのケース!?保護司の殺害容疑で保護観察中の男が逮捕!知られざる保護司の仕事とは

滋賀県大津市の住宅で保護司の男性が殺害された事件で、男性の死亡推定日とされる先月24日に住宅のカメラ付きインターフォンに逮捕された保護監察中の男の姿が映っていたことがわかりました。弁護士の男性に立ち直りの支援を受けていて、この日も面談予定でした。男は調べに対し「私はやっていません」と容疑を否認

保護司殺人に「あり得ない」と25年活動した女性 担い手不足の現実と「信じてあげる役割」の尊さ
2024.06.12

保護司殺人に「あり得ない」と25年活動した女性 担い手不足の現実と「信じてあげる役割」の尊さ

 過ちを犯した人の更生に寄り添う保護司が殺害されるというショッキングな事件が起きた。自らが担当していた保護観察中の男性が逮捕されている。一般にはあまり馴染のない保護司の仕事。元犯罪者と相対で付き合うからには危険も伴うのでは、と思った人もいることだろう。保護司を約25年間務め、百人を超える元服役

「地域で安全を守る責務」が保護司を続ける理由…家族の理解得られず、なり手不足は深刻化の恐れ
2024.06.12

「地域で安全を守る責務」が保護司を続ける理由…家族の理解得られず、なり手不足は深刻化の恐れ

 安全への不安も指摘される中で、なぜ保護司を続けるのか。更生への手助けをやりがいと捉えて、活動する人は少なくない。 広島市に約300人もの更生に携わった女性がいる。中本忠子(ちかこ)さん(90)で、2010年まで30年間保護司を務めた。「怖いという気持ちではできん。相手を信じない

自らの「保護司」を面談中に襲ったか 「保護観察中」の男 保護司に支援を受けていた男性 「恩返し」できず悔やむ
2024.06.11

自らの「保護司」を面談中に襲ったか 「保護観察中」の男 保護司に支援を受けていた男性 「恩返し」できず悔やむ

滋賀県大津市で、保護司の新庄博志さんが殺害された事件。逮捕された保護観察中の男が、面談の際に襲った疑いがあることがわかった。【動画で見る】保護観察中の男 面談中に自らの保護司を襲ったか…県内の保護司480人からの聞き取りを開始 新庄さんの支援を受けてい

横浜・女性刺殺事件 逮捕の男 事件発生3日前に更生施設から抜け出し行方不明
2024.06.11

横浜・女性刺殺事件 逮捕の男 事件発生3日前に更生施設から抜け出し行方不明

9日夜横浜駅近くの路上で女性が刺殺され、33歳の男が逮捕された事件で、男はアルコール依存症のリハビリを行う更生施設に入所していましたが事件発生の3日前に施設を抜け出しその後、行方が分からなくなっていたことが捜査

「正当に評価されない」と容疑者、転職繰り返す 大津・保護司殺害
2024.06.11

「正当に評価されない」と容疑者、転職繰り返す 大津・保護司殺害

 大津市の民家で保護司の新庄博志さん(60)が殺害された事件で、保護観察中で無職の飯塚紘平容疑者(35)=殺人容疑で逮捕=が仕事への不満を周囲に漏らし、転職を繰り返していたことが関係者への取材で判明した。「(職場で)自分が正当に評価されていない」などと話していたという。滋賀県警は飯塚容疑者に対