# 恒星

異星人の構造物「ダイソン球」が存在する可能性…銀河系内の7つの恒星が候補に(海外)
2024.07.05

異星人の構造物「ダイソン球」が存在する可能性…銀河系内の7つの恒星が候補に(海外)

「ダイソン球」という超高度文明の巨大構造物が存在する可能性のある7つの星が、銀河系で発見された。だが、これらの星の奇妙な振る舞いは、塵の雲などといった他の現象によっても説明できるかもしれない。ダイソン球が本当にこれらの星を覆っているのかを確認するには、さらなる証拠が

天の川も美しく再現 船橋市プラネタリウム館、新型投影機を導入
2024.07.05

天の川も美しく再現 船橋市プラネタリウム館、新型投影機を導入

 千葉県の船橋市プラネタリウム館(同市東町)は、新型の投影機を導入し、七夕の7日にリニューアルオープンする。 同館は1987年に開館。県内でも千葉市科学館(ドーム径23メートル)に次ぐ18メートルの大型ドームを持ち、昨年11月までの36年間に延べ85万7384人が来館した。リニュ

133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生
2024.07.04

133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生

 早稲田大や名古屋大などの研究チームは4日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、地球から133億光年離れた銀河の中に恒星の集まり(星団)を五つ発見したと発表した。これまでに見つかった中で最も遠い。約138億年前に起きたビッグバンから4億6千万年後に当たり、宇宙初期に誕生したという。

謎の電波を発していた天体「パルサー」。宇宙精密時計ともいわれるその星の正体「中性子星」とはどんな星なのか?
2024.07.01

謎の電波を発していた天体「パルサー」。宇宙精密時計ともいわれるその星の正体「中性子星」とはどんな星なのか?

 時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。この記事では観測された謎の重力波「ナノヘルツ重力波」の正体に迫るため、その観測手法のもととなった電波天

NASA、2029年に「人工の恒星」を打ち上げ…天文学を刷新する可能性(海外)
2024.06.30

NASA、2029年に「人工の恒星」を打ち上げ…天文学を刷新する可能性(海外)

NASAは、予算1950万ドル(約31億1400円)の「ランドルト・スペース・ミッション(Landolt Space Mission)」計画にゴーサインを出した。これは、「人工の恒星」を地球周回軌道に送り込むプロジェクトだ。実現すれば、これまでに類を見ない天文学研究ツールになり、

“バルカン星” は存在しない 6年前に発見が主張された太陽系外惑星の否定
2024.06.14

“バルカン星” は存在しない 6年前に発見が主張された太陽系外惑星の否定

地球から約16.2光年に位置する恒星「エリダヌス座40番星A」(※1)は、2018年に太陽系外惑星「エリダヌス座40番星Ab」が見つかったと報告されたことで、SF作品『スター・トレック』シリーズのファンの間で話題となりました。これは、主要なキャラクターを輩出した異星種族「バルカン人」の出身惑星

NASA、宇宙望遠鏡の技術開発に資金–生命が居住可能な系外惑星を直接観測
2024.06.13

NASA、宇宙望遠鏡の技術開発に資金–生命が居住可能な系外惑星を直接観測

米航空宇宙局(NASA)は米国時間5月31日、宇宙望遠鏡で生命が存在する可能性がある天体を探すプロジェクト「Habitable Worlds Observatory」(HWO)の技術開発に資金を提供すると発表した。 HWOの目的は、太陽に似た恒星を周る居住可能な系外惑星を直接観測

長周期彗星を迎え撃つ探査機「Comet Interceptor」とは? 日本が開発する子機に注目!
2024.06.05

長周期彗星を迎え撃つ探査機「Comet Interceptor」とは? 日本が開発する子機に注目!

人類として初めて長周期彗星や恒星間天体を直接探査しよう、という非常に野心的なプロジェクトが「Comet Interceptor」である。このプロジェクトは欧州宇宙機関(ESA)が主導しているものだが、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)も子機の提供で協力。2029年の打ち上げに向け、日欧で現

新月前後の「細い三日月」を楽しめる、今週の夜空
2024.06.04

新月前後の「細い三日月」を楽しめる、今週の夜空

もしあなたが北半球の星空観賞ファンなら、今月やってくる夏至を楽しみにしてはいないだろう。夏至は、1日のうちで暗闇になる時間が1年で最も短くなる。その夏至とほぼ同じくして6月の満月である「ストロベリームーン」が現れて夜空を白くさせる。今週は、6月の中でも星空観賞に最も適した1週間と

連星系「VFTS 243」のブラックホールが超新星爆発なしで誕生した仮説を裏付け
2024.06.04

連星系「VFTS 243」のブラックホールが超新星爆発なしで誕生した仮説を裏付け

太陽よりもずっと重い恒星は、一般的にはその最期に「超新星爆発(II型超新星)」を起こすと考えられています。しかし実際には、全く超新星爆発を起こさずにブラックホールへと崩壊する「完全崩壊(Complete collapse)」を起こす恒星もあると考えられています。マックス・プランク

未知のブラックホール、球状星団に シミュレーションで示唆 東京大など
2024.05.31

未知のブラックホール、球状星団に シミュレーションで示唆 東京大など

 太陽質量の10万倍以上ある巨大ブラックホールや、100倍以下のブラックホールは観測されているが、その中間の数千倍程度のブラックホールが見つかっていない中、東京大などの研究チームは31日、恒星が数百万個集まった「球状星団」の中で、中間質量ブラックホールが誕生する可能性を、スパコンによるシミュレ

「浮遊惑星」新たに7個確認 宇宙望遠鏡「ユークリッド」
2024.05.29

「浮遊惑星」新たに7個確認 宇宙望遠鏡「ユークリッド」

【AFP=時事】欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げた宇宙望遠鏡「ユークリッド(Euclid)」の観測データから、新たに7個の「浮遊惑星」が確認された。ESAは先週、昨年7月に打ち上げたユークリッドの科学的成果を初めて発表。無数の銀河や星の誕生領域、天の川銀河と同じ渦巻き銀河などの画像が公開された

天の川銀河で「ダイソン球」の候補を7個発見? 違ったとしても興味深い発見
2024.05.27

天の川銀河で「ダイソン球」の候補を7個発見? 違ったとしても興味深い発見

非常に高度な文明が建造すると予想されているものの1つに、恒星から放出される全てのエネルギーを利用するための巨大な構造物「ダイソン球(Dyson sphere)」があります。ダイソン球は赤外線の形で熱を排出するので、遠く離れた地球から完成したダイソン球を観測した場合、赤外線を過剰に多く放出する

かんむり座で9月までに新星爆発か 約80年ぶり、明るさは北極星並み
2024.05.25

かんむり座で9月までに新星爆発か 約80年ぶり、明るさは北極星並み

地球から約3千光年離れた「かんむり座T星」が、9月までに約80年ぶりとなる「新星爆発」を起こすとの予測が天文関係者らの間で注目されている。爆発しても星自体は消滅せず、超新星爆発とも異なるが、北極星並みの明るさで輝くという。肉眼で見られる新星爆発の予測は非常に珍しく、専門家は「できれば爆発前にか

太陽系外の「金星」発見 地球との違い、手掛かりに 国立天文台
2024.05.23

太陽系外の「金星」発見 地球との違い、手掛かりに 国立天文台

 国立天文台などの研究チームは23日、地球から約40光年離れた恒星を周回する、大きさや熱などの環境が金星によく似ていると考えられる惑星を発見し、同日付の米科学誌アストロフィジカルジャーナル・レターズに発表した。地球に海や生命が存在し、金星が灼熱(しゃくねつ)の惑星となった違いを知る手掛かりにな

5月の満月「フラワームーン」と赤色巨星アンタレス、今週の夜空
2024.05.21

5月の満月「フラワームーン」と赤色巨星アンタレス、今週の夜空

今週は2024年で5回目の満月「フラワームーン」が昇るが、夜空にはほかにも見るべきものがたくさんある。今週の星空観賞と天文について知っておくべきことを以下に述べる。■5月21日(火曜日):こと座のベガ星の明るさの基準で、北半球の夏の夜空にある恒星ベガは、今週、日没後