# 彗星

今年4つめの珍しい天文現象 紫金山・アトラス彗星がいよいよ到来
2024.09.09

今年4つめの珍しい天文現象 紫金山・アトラス彗星がいよいよ到来

2024年は北米に暮らす天文ファンにとっては、たまらない1年となっている。4月8日(日本時間9日)の皆既日食に続いて、5月10~11日にはこの20年間で最も強い強度G5の磁気嵐が発生し、フロリダ州など低緯度地域でもオーロラが観測できた。8月11~12日にはペルセウス座流星群が極大を迎え、夜空を

郷土のアマ天文家・故羽根田利夫さん 彗星発見や生涯、劇で学ぶ 福島県南相馬市原町区
2024.09.02

郷土のアマ天文家・故羽根田利夫さん 彗星発見や生涯、劇で学ぶ 福島県南相馬市原町区

 NPO法人南相馬サイエンスラボの「親子歴史文化たんけん教室」は8月31日、福島県南相馬市原町区の馬場公会堂で開かれた。羽根田・カンポス彗星(すいせい)の発見者で同区出身のアマチュア天文家、故羽根田利夫さんの功績や生涯について解説した。 地元の偉人を広く知ってもらおうと企画し、親

紫金山・アトラス彗星は「健在」科学者チームが発表 観測に最適な時期は?
2024.09.02

紫金山・アトラス彗星は「健在」科学者チームが発表 観測に最適な時期は?

今後2週間以内には、詳しいことがわかる。これは、紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)関連のトップニュースだ。この彗星は北半球から見て、9月末から10月中旬にかけて肉眼で観測できるほど明るい天体になる可能性がある。2020年のネオワイズ彗星、2023年の「緑の彗星」、今年4月

NASA赤外線天文衛星「NEOWISE」ミッション終了 2024年末頃に大気圏へ
2024.08.23

NASA赤外線天文衛星「NEOWISE」ミッション終了 2024年末頃に大気圏へ

アメリカ航空宇宙局(NASA)は2024年8月8日付で、赤外線天文衛星「NEOWISE(ネオワイズ)」のミッションが終了したことを発表しました。運用を終えたNEOWISE衛星は2024年末頃に地球の大気圏へ突入して燃え尽きると予想されています。【最終更新:2024年8月16日10時台】

ペルセウス座流星群が極大 富士山上空でも ピークは13日夜明け前
2024.08.12

ペルセウス座流星群が極大 富士山上空でも ピークは13日夜明け前

 3大流星群の一つで、毎年夏の夜空を彩る「ペルセウス座流星群」が今年も極大を迎えている。静岡県御殿場市の富士山御殿場口新5合目では、山小屋や登山者のライトがともる富士山の上空に、時折流れ星が光の筋を描き、訪れていた人たちから「見えた! 流れた!」という声も聞かれた。 この流星群は

地球に衝突した彗星の破片を記録か。世界最古の太陰太陽暦をトルコで発見
2024.08.12

地球に衝突した彗星の破片を記録か。世界最古の太陰太陽暦をトルコで発見

トルコのギョベクリ・テペは新石器時代の遺跡で、シンボルを描いた複雑な彫刻があることから、祭祀のために建てられたと考えられている。7月24日付の『Time and Mind』誌に掲載された論文によると、研究者たちは、今回発見した暦はおよそ1万2900年前に地球に衝突した彗星の破片を記録するために

「暗黒彗星」ってなに? 地球周辺の天体の6割はコレかもしれない
2024.08.08

「暗黒彗星」ってなに? 地球周辺の天体の6割はコレかもしれない

地球を取り囲む宇宙の暗闇には、太陽系のとある領域から飛来した小さな氷天体の集団がひしめいています。彗星でも小惑星でもないこの謎めいた天体は、数十億年前の地球に水を運んできたルートの1つかもしれないと論じる研究が先月発表されました。地球近傍天体(NEO)の最大60%は

ペルセウス座流星群が好条件、火・木星の“超接近”も…夏の星空
2024.08.06

ペルセウス座流星群が好条件、火・木星の“超接近”も…夏の星空

 流星(流れ星)が特に多く現れる三大流星群のうち、今年最も期待されているペルセウス座流星群の予想ピークが、12日夜に迫っている。毎年起こる流星群の一つだが、今年は深夜以降に月明かりの影響がなく、3年ぶりに観察の好条件となるという。また15日前後に、火星と木星が地上からの見かけ上、極端に接近する

「紫金山・ATLAS彗星(C/2023 A3)」は大彗星にならないという予測が発表
2024.07.23

「紫金山・ATLAS彗星(C/2023 A3)」は大彗星にならないという予測が発表

長い尾を持つ特徴的な天体である「彗星」は注目度が高く、その予測は一般の人々の間でも話題になります。その一方で、彗星の明るさを予測することは極めて難易度が高く、予想が大きく外れることも珍しくありません。最近では「紫金山・ATLAS彗星(C/2023 A3)」が2024年10月初旬に

謎の天体「暗黒彗星」が地球の水の大半をもたらした可能性
2024.07.21

謎の天体「暗黒彗星」が地球の水の大半をもたらした可能性

地球の水がどこからもたらされたかをめぐる数十年来の論争が、さらに少し紛糾することになった。地球の水の大部分は「暗黒彗星」によってもたらされた可能性があると、米ミシガン大学主導の研究チームが、学術誌Icarusに掲載された論文で主張しているのだ。暗黒彗星は、非重力的な(揮発性物質が

残念…観望が期待された紫金山・アトラス彗星、「崩壊中」と米研究者
2024.07.17

残念…観望が期待された紫金山・アトラス彗星、「崩壊中」と米研究者

 今秋に肉眼で観望できるとの期待が高かった「紫金山・アトラス彗星(すいせい)」が、既に崩壊しつつあると米天文学者が報告した。査読前論文によると、3月下旬から顕著に断片化するなどしており、太陽に最接近する前に崩壊するという。夜空に尾を描き美しく見応えがある彗星は、天体ショーの花形。国内で十分楽し

1.2万年前に北米上空で彗星が爆発、地球が急激に寒冷化 新証拠を発見
2024.07.11

1.2万年前に北米上空で彗星が爆発、地球が急激に寒冷化 新証拠を発見

約1万2800年前、温暖化傾向にあった当時の地球に「ヤンガードリアス」と呼ばれる一時的で急激な寒冷化が起きたのは、大気中で彗星が爆発し、全球的な気温低下を引き起こしたことが原因との説が提唱されている。このいわゆるヤンガードリアス衝突仮説を裏付ける新証拠を発見したとする研究結果が発表された。

【ハンドボール】男子日本代表、フェロー諸島に惜敗 4月就任オルテガ監督の初陣白星で飾れず
2024.07.01

【ハンドボール】男子日本代表、フェロー諸島に惜敗 4月就任オルテガ監督の初陣白星で飾れず

<ハンドボール・国際親善試合:日本29-30フェロー諸島>◇1日◇東京・国立代々木競技場第一体育館 パリ五輪に臨むハンドボール男子日本代表が1日、東京・国立代々木競技場でフェロー諸島との親善試合第1戦を行い、29-30で惜敗した。 4月に就任したカルロス・オルテガ監

長周期彗星を迎え撃つ探査機「Comet Interceptor」とは? 日本が開発する子機に注目!
2024.06.05

長周期彗星を迎え撃つ探査機「Comet Interceptor」とは? 日本が開発する子機に注目!

人類として初めて長周期彗星や恒星間天体を直接探査しよう、という非常に野心的なプロジェクトが「Comet Interceptor」である。このプロジェクトは欧州宇宙機関(ESA)が主導しているものだが、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)も子機の提供で協力。2029年の打ち上げに向け、日欧で現

今秋に「紫金山・アトラス彗星」が肉眼でも見えるかもしれない
2024.05.27

今秋に「紫金山・アトラス彗星」が肉眼でも見えるかもしれない

「2024年の彗星」が明るくなってきた。米国での皆既日食や巨大太陽嵐(スーパーストーム)といったビッグイベントに続き、今年は彗星を肉眼で見られる可能性が高まっている。Sky and Telescopeによると、現在、紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)が明るさを増し、尾を伸

で、でかい! あまりの
2024.05.21

で、でかい! あまりの"明るさ"に驚愕! ポルトガルの夜空を照らした「青い光」の正体は?

 ポルトガルの北西部で5月18日、夜空が明るくなり、真上を通過する青い一筋の光が撮影された。「Oh! WOW!」(群衆) 映画『君の名は。』のワンシーンを思わせるその光の正体について欧州宇宙機関は、彗星の破片が地球に秒速45kmで落下したものだと分析している。大西洋

夜空を横切る「青緑色の火の玉」の正体、ポルトガル
2024.05.21

夜空を横切る「青緑色の火の玉」の正体、ポルトガル

先週の土曜(5月18日)の夜、大きな青緑色の火の玉がポルトガル上空を猛スピードで横切り、夜空を明るく照らす様子を捉えた動画がソーシャルメディアに多数投稿され、広く拡散した。現時点での欧州宇宙機関(ESA)の発表によると、この流星は、地球の大気に衝突した、より大型の氷天体の小片と見られるという。

まだ火星より遠いけど…秋には肉眼でも尾が見える? 9月末、太陽に最接近する紫金山・アトラス彗星を撮影 せんだい宇宙館
2024.05.18

まだ火星より遠いけど…秋には肉眼でも尾が見える? 9月末、太陽に最接近する紫金山・アトラス彗星を撮影 せんだい宇宙館

銀河に向かって伸びる“神の手”? ダークエネルギーカメラが撮影した暗黒星雲
2024.05.14

銀河に向かって伸びる“神の手”? ダークエネルギーカメラが撮影した暗黒星雲

銀河系に浮かぶ「神の手」、暗黒星雲の希少写真撮影
2024.05.09

銀河系に浮かぶ「神の手」、暗黒星雲の希少写真撮影