# 幹細胞移植

余命半年と告知されたカナダ女性に幹細胞ドナーから匿名の手紙が…その後の2人は?
2024.08.15

余命半年と告知されたカナダ女性に幹細胞ドナーから匿名の手紙が…その後の2人は?

 3年前、カナダに住むある女性が「幹細胞移植を必要とする血液の病気」になり、「移植しなければ余命半年」と告知された。幸いにも女性はHLA(ヒト白血球抗原)型が一致するドナーから幹細胞の提供を受け、移植手術で回復することができた。 ドナーは「ドイツに住む男性」とだけ知らされ、他の個

過去7番目のエイズ完治事例発表…「幹細胞移植して免疫回復」
2024.07.29

過去7番目のエイズ完治事例発表…「幹細胞移植して免疫回復」

過去7番目に後天性免疫不全症候群(エイズ)完治判定を受けたドイツ人患者の事例が伝えられた。この患者は幹細胞移植を通じて完治した。ドイツのベルリン医科大学などの共同研究陣は26日にミュンヘンで開かれた第25回国際エイズカンファレンスで、「エイズ患者が幹細胞移植後に免疫機能が回復しエ

移植拒絶反応の原因菌特定 白血病など、治療薬に期待
2024.07.11

移植拒絶反応の原因菌特定 白血病など、治療薬に期待

 白血病治療などで実施される造血幹細胞移植で問題となる拒絶反応「移植片対宿主病(GVHD)」について、抗菌薬から逃れて増殖する毒性の強い菌が発症に関係していることを突き止めたと、大阪公立大などのグループが10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。菌を攻撃する酵素も発見、藤本康介大阪公立大准教授は

進歩した造血幹細胞移植 ~移植後の苦しみ救済が課題~
2024.06.20

進歩した造血幹細胞移植 ~移植後の苦しみ救済が課題~

 白血病をはじめ「血液のがん」といわれる病気は厳しい病気だ。有効な治療法とされるのが、血液のもとになる造血幹細胞の移植で、ドナー(細胞の提供者)を広げることで進歩してきた。しかし、移植が成功しても患者の苦しみは続く。長年、白血病と向き合ってきた北海道大学大学院の豊嶋崇徳(てしま・たかのり)教授