# 宮廷生活
「お願いだから道長もうやめて」と言いたくなる…中宮彰子の懐妊→出産で父の藤原道長が起こしたドタバタ劇
1008年、中宮彰子は一条天皇の第二皇子・敦成親王(後一条天皇)を出産する。歴史評論家の香原斗志さんは「無事に皇子が産まれるまでは、まさに一大国家行事の感があった。あまりの大騒ぎに、妊婦が危険にさらされるほどだった」という――。■とうとう藤原道長の本音が出た 最高権
一条天皇が死ぬ間際に「定子と彰子」どちらの中宮に想いを残したのか。和歌に残された「君」のなぞ
NHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートして、平安時代にスポットライトがあたっている。世界最古の長編物語の一つである『源氏物語』の作者として知られる、紫式部。誰もがその名を知りながらも、どんな人生を送ったかは意外と知られていない。紫式部が『源氏物語』を書くきっかけをつくったのが、藤原道長である。
側室がいるだけでは皇位継承は困難だった…天皇以外の男性との関係を否定しない日本式「後宮」の巧みさ
悠仁親王が成年皇族となり、皇位継承への関心が高まっている。大河ドラマ「光る君へ」で話題の平安時代の皇位継承はどのようなものだったのか。宗教学者の島田裕巳さんは「極めて開放的な日本式の後宮は、皇位継承の面から見て巧みなものだった」という――。■「不義の子」が描かれる「光る君へ」
『光る君へ』三条天皇(居貞親王)の生涯、一条天皇より年上の皇太子、道長との対立の原因、4人の妃との仲は?
今回は、大河ドラマ『光る君へ』において、木村達成が演じる居貞親王(三条天皇)を取り上げたい。 文=鷹橋 忍 ■ 冷泉上皇の第二皇子 三条天皇は円融朝の天延4年(976)正月3日に、冷泉上皇の第二皇子として生まれた。 母は、段田安則が演じ
宮中から実家に戻った紫式部、心がかき乱されたワケ。次第に宮中での生活が恋しくなるように。
今年の大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部が主人公。主役を吉高由里子さんが務めています。今回は若宮(敦成親王)の誕生から50日を祝う宴の席が終わり、実家に戻った紫式部のエピソードを紹介します。著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。<
『光る君へ』中宮・藤原彰子のもとに出仕することになった紫式部、道長の妻・倫子とのバトルをにおわせる「逸話」
『源氏物語』の作者、紫式部を主人公にした『光る君へ』。NHK大河ドラマでは、初めて平安中期の貴族社会を舞台に選び、注目されている。第32回「誰がために書く」では、相変わらず亡き定子に執着する一条天皇が、定子の兄・伊周に影響力を持たせようとし、宮中は不穏な雰囲気に。一方、まひろは書いた物語が一
笑いの絶えなかった定子サロンvs「陰気だ」と評された彰子サロン 彰子サロンを盛り立てるために後から投入された紫式部
〈藤原行成、紫式部のスカウト。藤原道長は時代を作った名キュレーター《『光る君へ』をもっと楽しむためのブックガイド+α》〉 から続く 物語のひとつの折り返し地点を迎えたNHK大河ドラマ『光る君へ』。作品の中では、いよいよまひろ(紫式部)が『源氏物語』を書き始めた。娘である中宮(ち
恋に生き、仕事ぶりも高く評価された藤原賢子
8月18日(日)放送の『光る君へ』第31回「月の下で」では、まひろ(のちの紫式部/むらさきしきぶ/吉高由里子)が藤原道長(ふじわらのみちなが/柄本佑)に依頼され、物語を書き始める様子が描かれた。その物語は、宮中の人々に絶賛された『枕草子』とはまったく違う趣きの物語だった。■まひろ
「中宮彰子の出産後」に紫式部を襲った“あまりに深い憂鬱” 夜が明ければため息、1人思い悩む日々
今年の大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部が主人公。主役を吉高由里子さんが務めています。今回は中宮・彰子の出産後の宮中と紫式部のエピソードを紹介します。著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。■男子を出産した中宮・彰子<
天皇の「ひじつき」 正倉院宝物「紫地鳳形錦御軾」を再現/奈良
正倉院宝物のひとつで聖武天皇が使用していたとされる「ひじつき」が再現されました。 紫地鳳形錦御軾(むらさきじおおとりがたにしきのおんしょく)は聖武天皇が大切にしていた品を東大寺の廬舎那仏に納めた際の目録「国家珍宝帳」に記載があります。御軾はひじつきのことで、表の絹織物には翼を広
定子が皇子を産んだと聞いて急性胃腸炎で倒れる…困難な状況を迎えるたびに体調を崩した藤原道長の病弱体質
藤原道長はどんな人物だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「史料を見る限り、道長は困難な状況を迎えるたびに体調を崩していた。ほかの貴族と比較して病弱だったといえる」という――。■史料に残っている藤原道長の「病弱」 いまのところ、NHK大河ドラマ「光る君へ」で描かれて
孫を皇太子にした道長を恨む“意外すぎる人物” 一条天皇は定子の子供も、後継者で揺れる宮中
NHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートして、平安時代にスポットライトがあたることになりそうだ。世界最古の長編物語の一つである『源氏物語』の作者として知られる、紫式部。誰もがその名を知りながらも、どんな人生を送ったかは意外と知られていない。紫式部が『源氏物語』を書くきっかけをつくったのが、藤原道
「猫派の一条天皇」飼い犬に命じた“恐ろしい処罰” 中宮や清少納言も同情した「翁丸」の悲しい逸話
今年の大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部が主人公。主役を吉高由里子さんが務めています。今回は『枕草子』に登場する、一条天皇が寵愛した猫と、犬を巡るエピソードを紹介します。著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。■一条天皇は猫を
「こんな美しい人が現実にいるのか」清少納言は中宮定子に出会うも…道長VS伊周の争いに巻き込まれ村八分に
「春はあけぼの」という書き出しで知られる日本最古のエッセイ『枕草子』には、著者・清少納言が仕えた中宮(のちに皇后)定子との宮廷生活の様子、2人のシスターフッド的な絆を感じさせる逸話も綴られている。『枕草子』をコミカライズ・解説した『新編 本日もいとをかし‼ 枕草子』から、一部を紹介する――。<