# 宇宙機

9月15日は土星探査機「カッシーニ」のミッションが終了した日
2024.09.15

9月15日は土星探査機「カッシーニ」のミッションが終了した日

日本時間1997年10月15日17時43分、アメリカ・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地(当時)から「Titan(タイタン)IV-B」ロケットが打ち上げられました。搭載されていたのはアメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の土星探査ミッション「Cassini-Huygens(カ

水星のクレーター鮮明に 日欧探査機、旅の途中撮影
2024.09.06

水星のクレーター鮮明に 日欧探査機、旅の途中撮影

 【ワシントン共同】欧州宇宙機関(ESA)は5日、日欧共同の水星探査計画「ベピコロンボ」の探査機が接近時に撮影した水星の画像を公開した。機体をチェックする「自撮り」用カメラを使った。天体の衝突でできた多数のクレーターや、そこにマグマが噴き出して形成された盆地を鮮明に捉えている。 

日欧の水星探査機1年遅れる エンジン不調で26年着へ
2024.09.03

日欧の水星探査機1年遅れる エンジン不調で26年着へ

 【ワシントン共同】欧州宇宙機関(パリ)とJAXAは2日、日欧共同の水星探査計画「ベピコロンボ」の探査機の水星周回軌道入りが、当初計画の2025年12月から26年11月に遅れると発表した。エンジンが最大出力で運転できなくなったため、経路を変更する。到着後の観測は予定通り実施する。

スペースワン「カイロス」初号機飛行中断の原因公表 2号機は2024年12月にも打ち上げへ
2024.08.26

スペースワン「カイロス」初号機飛行中断の原因公表 2号機は2024年12月にも打ち上げへ

スペースワン株式会社は2024年8月25日、同社の「カイロス(KAIROS)」ロケット初号機の打ち上げ結果と2号機に関する記者会見を開催しました。カイロスはスペースワンが開発した全長約18mの3段式固体燃料ロケットで、ペイロード(搭載物)の軌道投入制度を高めるための液体推進系キッ

レーザーで距離を測る「SLR」反射器が想定通りの性能–デブリの衝突リスク低減に期待
2024.08.22

レーザーで距離を測る「SLR」反射器が想定通りの性能–デブリの衝突リスク低減に期待

レーザーを使って地球低軌道(LEO)などを周回する宇宙機との距離を測る機材が期待通りの成果を出した。機材を開発した宇宙航空研究開発機構(JAXA)が8月22日に発表した。 JAXAが開発したのは「衛星レーザー測距(Satellite Laser Ranging:SLR)」の反射器

NASA月観測衛星、JAXAの「SLIM」にレーザー照射–将来の月着陸の目印に
2024.08.09

NASA月観測衛星、JAXAの「SLIM」にレーザー照射–将来の月着陸の目印に

米航空宇宙局(NASA)は米国時間7月29日、月観測衛星「LRO」による宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月探査機「SLIM」との実験内容を公開した。 LRO(Lunar Reconnaissance Orbiter)は2009年6月に打ち上げられた探査機で、高度50kmから月を

中国、小惑星衝突ミッションを2027年に延期か–小惑星を「完全に破壊する」可能性も
2024.07.18

中国、小惑星衝突ミッションを2027年に延期か–小惑星を「完全に破壊する」可能性も

中国による小惑星に宇宙機をぶつけて軌道を逸らすミッションの打ち上げ日が2025年から2027年に延期されたと、海外メディアのSpaceNewsが報じている。 2023年4月、中国は1機の宇宙機を小惑星「2019 VL5」に衝突させ、もう1機が小惑星を観測するミッションを発表した。

意外に月周回軌道も混雑?–韓国の月探査機、ほかの探査機との「衝突警告」を18カ月間で40件
2024.07.16

意外に月周回軌道も混雑?–韓国の月探査機、ほかの探査機との「衝突警告」を18カ月間で40件

韓国航空宇宙研究院(KARI)の月探査機「タヌリ」(Danuri)が、他の宇宙機との衝突の可能性があるという「レッドアラーム」を過去18カ月間に40件も受け取ったことが報告された。海外メディアのSpaceNewsが報じた。 タヌリは2022年8月に打ち上げられた探査機で、同年12

欧州の新型ロケット「アリアン6」、初の打ち上げ成功 競争激化
2024.07.10

欧州の新型ロケット「アリアン6」、初の打ち上げ成功 競争激化

Tim Hepher Joey Roulette[パリ 9日 ロイター] - 欧州宇宙機関(ESA)は9日、新型主力ロケット「アリアン6」の打ち上げに初めて成功した。打ち上げが繰り返し延期され、宇宙開発競争で出遅れていた欧州だったが、ようやく成功にこぎ着けた。

欧州の新型ロケット「アリアン6」初打ち上げ 軌道到達と超小型衛星放出に成功
2024.07.10

欧州の新型ロケット「アリアン6」初打ち上げ 軌道到達と超小型衛星放出に成功

欧州宇宙機関(ESA)は日本時間2024年7月10日に「アリアン6」ロケット初号機の打ち上げを実施しました。ロケット2段目の軌道到達と搭載されていたペイロードの軌道投入に成功したことがESAから発表されています。打ち上げに関する情報は以下の通りです。ロケット:アリア

月探査が切り拓く未来(7月7日)
2024.07.07

月探査が切り拓く未来(7月7日)

 1月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月探査機SLIMが、日本初の月着陸を果たし、大きな話題になったことは記憶に新しい。4月には日本と米国の間で、日本人宇宙飛行士2名を月面に送る協定が締結された。一方、中国の探査機「嫦[じょう]娥[が]6号」が6月2日軟着陸、25日に世界で初めて月の裏側か

ISS処分、宇宙機使い大気圏へ スペースXが開発、31年実施
2024.06.27

ISS処分、宇宙機使い大気圏へ スペースXが開発、31年実施

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は26日、国際宇宙ステーション(ISS)の2030年引退をにらみ、安全に軌道を離脱させるための宇宙機を米スペースXに開発させると発表した。31年初めにこの宇宙機を使い、陸地から最も離れた南太平洋の海域に破片が落ちるよう狙いを付け、ISSを大気圏突入さ

Relic、宇宙ビジネスの異業種参入を支援する新会社「ALTILAN」を設立–静岡県・浜松市に
2024.05.31

Relic、宇宙ビジネスの異業種参入を支援する新会社「ALTILAN」を設立–静岡県・浜松市に

Relicホールディングスは5月29日、スタートアップスタジオ「Relic Startup Studio : ZERO1000 Ventures」の第6号案件として新会社「ALTILAN(アルティラン)」を、静岡県・浜松市に設立したことを発表した。月・火星以遠を目指す宇宙機器開発と、そのプロセ

“再利用可能な民間宇宙船”ついにケネディ宇宙センターに届く! いよいよ打ち上げへ
2024.05.27

“再利用可能な民間宇宙船”ついにケネディ宇宙センターに届く! いよいよ打ち上げへ

 アメリカ航空宇宙局(NASA)は2024年5月20日、シエラ・スペース製の無人貨物「ドリームチェイサー」がフロリダ州にあるケネディ宇宙センターに到着したと発表しました。「ドリームチェイサー」は、地球低軌道での商業補給を拡大するNASAの取り組みの一環として、シエラ・スペースが開

ドイツのHyImpulse Technologiesが観測ロケットの打ち上げ成功 推進剤にパラフィンを利用
2024.05.23

ドイツのHyImpulse Technologiesが観測ロケットの打ち上げ成功 推進剤にパラフィンを利用

こちらはドイツの民間宇宙企業HyImpulse Technologies(ハイインパルス・テクノロジーズ)が開発した観測ロケット「SR75」です。同社は日本時間2024年5月3日、SR75の打ち上げミッション「Light this Candle」を実施しました。SR75は推進剤に

で、でかい! あまりの
2024.05.21

で、でかい! あまりの"明るさ"に驚愕! ポルトガルの夜空を照らした「青い光」の正体は?

 ポルトガルの北西部で5月18日、夜空が明るくなり、真上を通過する青い一筋の光が撮影された。「Oh! WOW!」(群衆) 映画『君の名は。』のワンシーンを思わせるその光の正体について欧州宇宙機関は、彗星の破片が地球に秒速45kmで落下したものだと分析している。大西洋

夜空を横切る「青緑色の火の玉」の正体、ポルトガル
2024.05.21

夜空を横切る「青緑色の火の玉」の正体、ポルトガル

先週の土曜(5月18日)の夜、大きな青緑色の火の玉がポルトガル上空を猛スピードで横切り、夜空を明るく照らす様子を捉えた動画がソーシャルメディアに多数投稿され、広く拡散した。現時点での欧州宇宙機関(ESA)の発表によると、この流星は、地球の大気に衝突した、より大型の氷天体の小片と見られるという。

太陽を史上最高の近さで撮影。繊細な光りがうつくしい
2024.05.15

太陽を史上最高の近さで撮影。繊細な光りがうつくしい

ispace、ルーマニア企業の技術を月で実証–衛星測位がない月面でも位置を特定
2024.05.14

ispace、ルーマニア企業の技術を月で実証–衛星測位がない月面でも位置を特定