# 宇宙技術

宇宙戦略基金、支援先の公募開始 24年度内にも選定、政府
23時間前

宇宙戦略基金、支援先の公募開始 24年度内にも選定、政府

 政府は5日、民間企業や大学による宇宙分野の技術開発を後押しする総額1兆円規模の「宇宙戦略基金」制度で、支援対象の公募を始めた。基金を設置したJAXAが総合調整役を担い、政府の実施方針などを踏まえて2024年度内にも支援先を選ぶ。 政府の宇宙技術戦略を基に、輸送、衛星、探査の3分

宇宙戦略基金、本格始動–まずは5件のテーマで公募開始、第三者の審査体が評価
2024.07.05

宇宙戦略基金、本格始動–まずは5件のテーマで公募開始、第三者の審査体が評価

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月5日、「宇宙戦略基金」事業で技術開発課題の公募を開始した。2023年度補正予算分の22件のうち以下の5件が対象。宇宙輸送機の革新的な軽量・高性能化、コスト低減技術商業衛星コンステレーション構築加速化月面の水資源探査

有人月探査「アルテミス3」着陸機、1年半遅れる可能性–NASA内部分析
2024.07.05

有人月探査「アルテミス3」着陸機、1年半遅れる可能性–NASA内部分析

有人月探査ミッション「Artemis III」(アルテミス3号)の着陸機(ランダー)の打ち上げが少なくとも1年半遅れる可能性があると、米航空宇宙局(NASA)が独自に分析している。海外メディアのSpaceNewsが報じている。 Artemis IIIでは米国人宇宙飛行士を月面に再

日欧共同の地球観測衛星「EarthCARE」雲プロファイリングレーダーの初観測画像が公開
2024.07.01

日欧共同の地球観測衛星「EarthCARE」雲プロファイリングレーダーの初観測画像が公開

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)は2024年6月27日付で、1か月ほど前に打ち上げられた雲エアロゾル放射ミッションの地球観測衛星「EarthCARE」に搭載されている「雲プロファイリングレーダー(CPR)」の初観測で取得した画像を公開しました。【最終更新:2024年6月

H3ロケットの打ち上げ成功、「だいち4号」分離…実用化に大きく前進
2024.07.01

H3ロケットの打ち上げ成功、「だいち4号」分離…実用化に大きく前進

 日本の新たな大型主力ロケット「H3」の3号機が1日午後0時6分頃、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは予定の軌道に投入され、搭載した政府の地球観測衛星「だいち4号」を分離し、打ち上げは成功した。今年2月の2号機に続く打ち上げ成功で、実用化に向けて大きく前進した。

月の裏側試料は2キロ、中国 世界初で国威発揚「宇宙強国」へ
2024.06.28

月の裏側試料は2キロ、中国 世界初で国威発揚「宇宙強国」へ

 【北京共同】中国の宇宙当局は28日、無人探査機「嫦娥6号」が世界で初めて月の裏側から持ち帰った試料(サンプル)について、重量が1935.3グラムだったと発表した。「宇宙強国」の建設を掲げる習近平指導部は、嫦娥6号の任務成功を「画期的な成果」と称賛。月探査の開発力を積極的にアピールし、国威発揚

SLIM、再度目覚めず–「今後通信できる可能性は低い」とJAXA
2024.06.28

SLIM、再度目覚めず–「今後通信できる可能性は低い」とJAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月28日、日本初の月面着陸に成功した「SLIM」について、今後通信できる可能性は低いと明らかにした。 SLIMの公式X(旧Twitter)アカウントが明らかにした。 「月の夜」を探査機が乗り越えることを「越夜」という。月面は昼に摂

JAXA月探査機「SLIM」前回に続き5回目の越夜後も通信に応答なし
2024.06.28

JAXA月探査機「SLIM」前回に続き5回目の越夜後も通信に応答なし

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年6月27日(日本時間・以下同様)、X(旧Twitter)の小型月着陸実証機「SLIM」プロジェクト公式アカウントにて、5回目の夜を越したとみられるSLIMとの通信を試みたものの、電波は確認できなかったことを明らかにしました。【最終更新:2024年6月

ドローンで捜し物を見つけよ!–きぼうプログラミング競技会に過去最多の応募
2024.06.27

ドローンで捜し物を見つけよ!–きぼうプログラミング競技会に過去最多の応募

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、第5回「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC)の参加チーム募集を終了。過去最多の661チーム、2788人が応募した。有人宇宙技術部門が6月26日に発表した。 Kibo-RPC(Kibo Robot Programming Ch

JAXA公開の衛星データから能登半島地震を調査(前編) - データを整理し被害を可視化
2024.06.25

JAXA公開の衛星データから能登半島地震を調査(前編) - データを整理し被害を可視化

2024年1月1日午後4時10分、石川県能登地方で最大震度7の地震が発生し、能登半島から日本海沿岸の地方まで広い範囲を津波が襲った。地震による建物の損傷だけでなく、道路の寸断や空港、港の損傷など交通アクセスが広範囲に影響を受けたこともあり、被害状況の把握、報道には民間各社の衛星画像を利用した例

突然屋根を突き破った宇宙ゴミ…NASAに8万ドルの損害賠償訴訟
2024.06.24

突然屋根を突き破った宇宙ゴミ…NASAに8万ドルの損害賠償訴訟

空から落下した宇宙ゴミに屋根が破損した米国のある家庭が、米航空宇宙局(NASA)を相手取って損害賠償訴訟を提起した。22日(現地時間)、英紙ガーディアンによると、法律事務所クランフィル・サムナーはフロリダ州ネープルズに住む家族を代理して8万ドル(約1300万円)の損害賠償訴訟を起

SpaceX、バックパックに収まるモバイルアンテナ「Starlink Mini」を発売
2024.06.24

SpaceX、バックパックに収まるモバイルアンテナ「Starlink Mini」を発売

 SpaceXの衛星インターネットがずっと持ち運びしやすいものになる。宇宙を利用したインターネットプログラム「Starlink」で知られる同社は、バックパックに収まるほど小型のモバイルミニアンテナを発売した。 SpaceXの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏は、X

BULLとJAXAが共創–宇宙ゴミ拡散防止装置をイプシロンSロケットに搭載
2024.06.21

BULLとJAXAが共創–宇宙ゴミ拡散防止装置をイプシロンSロケットに搭載

大気圏への再突入技術を生かした宇宙利用サービスの提供を目指すBULL(栃木県宇都宮市)は6月21日、宇宙ゴミ(スペースデブリ)対策について宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共創活動を開始したことを発表した。JAXAの新事業創出プログラム「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ」(J-SPA

カスペルスキー、「Security Analyst Summit 2024」をバリ島で開催
2024.06.20

カスペルスキー、「Security Analyst Summit 2024」をバリ島で開催

 カスペルスキーは、サイバーセキュリティーの年次カンファレンス「Security Analyst Summit(SAS)2024」を、10月22日から25日にインドネシアのバリ島で開催する。 サイバーセキュリティーリサーチャー、世界の法執行機関、国家CSIRT、企業の担当者などが

ロ朝首脳、包括的戦略条約署名 プーチン氏、侵攻支持に謝意
2024.06.19

ロ朝首脳、包括的戦略条約署名 プーチン氏、侵攻支持に謝意

 【ウラジオストク、北京共同】ロシアのプーチン大統領は19日、24年ぶりに北朝鮮の首都平壌を訪れた。金正恩朝鮮労働党総書記と会談し、ウクライナ侵攻を含め「ロシアの政策に対する一貫した支持を高く評価する」と謝意を示した。金正恩氏は侵攻への「全面的な支持と連帯を示す」と改めて表明した。ロシア大統領

スウェーデンOvzon、同社初のブロードバンド衛星が静止軌道に到達
2024.06.19

スウェーデンOvzon、同社初のブロードバンド衛星が静止軌道に到達

スウェーデン企業Ovzonは現地時間6月14日、同社初の衛星「Ovzon 3」が静止軌道に到達したと発表した。 Ovzonは北南米や欧州、アジア、アフリカといった地域の政府機関にブロードバンドサービスを提供している。これまではIntelsatなどの衛星通信事業者から容量を借りて、

19日の朝刊(都内最終版)☆2
2024.06.19

19日の朝刊(都内最終版)☆2

【日刊工業】◆「天体衝突防止」新組織 はやぶさ2知見活用 JAXA、研究加速(1)◆タムラ製、鉄道用参入 電流センサーで欧米開拓(1)◆医薬品、平時から在庫把握 厚労省、システム化検討 供給不安解消へ(2)【鉄鋼新聞】◆厚板

「我々は西側諸国に反対する」兵器供与で露朝関係に変化…プーチン氏24年ぶり平壌へ
2024.06.19

「我々は西側諸国に反対する」兵器供与で露朝関係に変化…プーチン氏24年ぶり平壌へ

24年ぶりとなるプーチン大統領の北朝鮮訪問。プーチン大統領が今、北朝鮮との関係を強める背景をひも解きます。18日の平壌。大通り沿いにはロシアの国旗とともにプーチン大統領の写真が掲げられ、24年ぶりの訪問を歓迎する態勢が整えられていました。そして、道路の上には「不敗の朝露親善団結万

プーチン大統領の訪朝にロシア国防・エネルギー・宇宙分野トップ同行
2024.06.18

プーチン大統領の訪朝にロシア国防・エネルギー・宇宙分野トップ同行

18、19日に北朝鮮を国賓訪問するロシアのプーチン大統領の随行団にはロシアの国防、宇宙、エネルギー分野のトップらが含まれた。17日(現地時間)のロシア国営RIAノーボスチ通信(RIA)によると、ロシア大統領府はプーチン大統領の国賓訪問に同行する随行団を公開した。名簿

スペースデータ、東大と共同研究–宇宙ステーションや宇宙ロボットにAI活用
2024.06.18

スペースデータ、東大と共同研究–宇宙ステーションや宇宙ロボットにAI活用

スペースデータ(東京都渋谷区)は6月17日、東京大学 先端科学技術研究センター(東大先端研)と宇宙ステーションや宇宙ロボットへのAI(人工知能)活用に向けた共同研究と開発を開始したことを発表した。 東大先端研で知能工学分野で教授を務める矢入健久氏は、20年以上宇宙でのAI活用を研