# 地球科学

地球の「内核の自転」2010年頃から減速中 研究で明確な証拠
2024.07.02

地球の「内核の自転」2010年頃から減速中 研究で明確な証拠

地球の中心にある内核の自転が、14年前の2010年頃から減速しており、その結果として1日の長さがわずかに長くなっている可能性があるとの最新の研究結果が発表された。科学誌Natureで6月に発表された今回の研究は、内核が地球の表面よりも速く自転しているとするこれまでの研究とは逆の結

中国の月探査機「嫦娥6号」が月の裏側で採取したサンプルは1935.3グラム
2024.06.29

中国の月探査機「嫦娥6号」が月の裏側で採取したサンプルは1935.3グラム

中国国家航天局(CNSA)は2024年6月28日付で、地球へ帰還した中国の月探査機「嫦娥6号(Chang’e 6)」が月の裏側で採取したサンプルの引き渡し式を開催したと発表しました。発表ではサンプルの重さは1935.3グラムとされています。【最終更新:2024年6月28日12時台】

月の裏側から試料1935・3g持ち帰る…中国の無人探査機「嫦娥6号」
2024.06.28

月の裏側から試料1935・3g持ち帰る…中国の無人探査機「嫦娥6号」

 【ウランバートル=出水翔太朗】中国国営新華社通信は28日、月の裏側で土壌を地球に持ち帰った中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)6号」が、1935・3グラムの試料を持ち帰ったと発表した。月の裏側から試料を持ち帰ったのは世界初で、中国は今後、試料の分析を本格化させる。 嫦娥6号は25

太古の宇宙の海洋世界、小惑星ベンヌの標本が解き明かした驚きの可能性
2024.06.28

太古の宇宙の海洋世界、小惑星ベンヌの標本が解き明かした驚きの可能性

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の探査機が小惑星「ベンヌ」で採集した試料の分析で、ベンヌに水が豊富だった予想外の過去がある可能性や、太古の海洋世界から分離した可能性があることが分かった。探査機「オシリス・レックス」は2020年にベンヌで121.6グラムの標本を採集し、23年9

南極氷床の下で進む融解、海面上昇は予想以上に加速か 英研究所
2024.06.26

南極氷床の下で進む融解、海面上昇は予想以上に加速か 英研究所

(CNN) 南極大陸で氷床の融解が進むなか、氷床の下に暖かい海水が少しずつ流れ込んでいる現象が新たに見つかり、海面が予想以上の速さで上昇する可能性が指摘されている。英南極研究所(BAS)のチームが、25日発行の地球科学の専門誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に報告した。

37億年前の岩石に「最古」の地球磁場の明白な証拠、グリーンランドで発見
2024.06.20

37億年前の岩石に「最古」の地球磁場の明白な証拠、グリーンランドで発見

地磁気(地球の磁場)がなければ、地球上に生命は存在できないだろう。なぜなら地磁気は、有害な宇宙(放射)線や、太陽風として知られる、太陽から放射される荷電粒子の定常的な流れから、人類を含む生物を保護しているからだ。だが、現在の磁場が最初に形成された時期に関する信頼性の高い年代値は、これまで得られ

京都賞に透明マント考案、全球凍結研究など3氏 稲盛財団
2024.06.19

京都賞に透明マント考案、全球凍結研究など3氏 稲盛財団

 稲盛財団(京都市、金澤しのぶ理事長)は2024年の京都賞を、自然界の物質にない性質を持つ人工物質「メタマテリアル」の理論を築き、物体を見えなくする透明マントなどを考案した英インペリアル・カレッジ・ロンドン教授のジョン・ペンドリー氏(80)と、全地球表面が凍りついた「全球凍結」を解明し、またプ

あまりにも「膨大」過ぎる「太陽」のエネルギーが「地球」にもたらすその圧倒的な「影響力」
2024.06.19

あまりにも「膨大」過ぎる「太陽」のエネルギーが「地球」にもたらすその圧倒的な「影響力」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

「積乱雲」の「発生条件」には「熱」が必須…あまりにも意外過ぎたその「熱源」の「正体」
2024.06.19

「積乱雲」の「発生条件」には「熱」が必須…あまりにも意外過ぎたその「熱源」の「正体」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

なぜ東北の火山分布は「すき間だらけ」なのか…その謎を解く、驚きの「マグマの熱い指」仮説
2024.06.17

なぜ東北の火山分布は「すき間だらけ」なのか…その謎を解く、驚きの「マグマの熱い指」仮説

 地球の大陸は謎だらけ。 地球表面を構成する岩石は、海洋底と陸で明確に異なる。火星や金星の表面を覆う岩石は、地球の海洋底の岩石と同じ「玄武岩」。地球の陸地を構成する「安山岩」は、火星や金星には存在しない。ほかの惑星には存在しない安山岩に、地球表面の3割が覆われている。

なんと、マグマ活動の鍵を握るのは「マントルまで染み込んだ水」だった…沈み込み帯で起きている「驚きの現象」
2024.06.14

なんと、マグマ活動の鍵を握るのは「マントルまで染み込んだ水」だった…沈み込み帯で起きている「驚きの現象」

 地球の大陸は謎だらけ。 地球表面を構成する岩石は、海洋底と陸で明確に異なる。火星や金星の表面を覆う岩石は、地球の海洋底の岩石と同じ「玄武岩」。地球の陸地を構成する「安山岩」は、火星や金星には存在しない。ほかの惑星には存在しない安山岩に、地球表面の3割が覆われている。

寒い「チベット高原」が、じつは日本の「猛暑」を引き起こしていた…地球を回り続ける「ジェット気流」の驚くべき「軌跡」
2024.06.13

寒い「チベット高原」が、じつは日本の「猛暑」を引き起こしていた…地球を回り続ける「ジェット気流」の驚くべき「軌跡」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

DNAを組み立てれば、生命はつくることができるのか。生命活動の発動スイッチはどこに
2024.06.13

DNAを組み立てれば、生命はつくることができるのか。生命活動の発動スイッチはどこに

 高知コア研究所で保管されている海底下コア試料。このコア試料から見つかった微生物たちについて研究しているのが、海洋研究開発機構(JAMSTEC)超先鋭研究開発部門 高知コア研究所の星野辰彦主任研究員です。海底下には陸上と同等の多様な微生物世界が広がっていることがわかりました。しかし、栄養源のほ

果たして、マグマはどのようにできるのか…簡単には溶けない岩石をドロドロにする「3つの方法」
2024.06.13

果たして、マグマはどのようにできるのか…簡単には溶けない岩石をドロドロにする「3つの方法」

 地球の大陸は謎だらけ。 地球表面を構成する岩石は、海洋底と陸で明確に異なる。火星や金星の表面を覆う岩石は、地球の海洋底の岩石と同じ「玄武岩」。地球の陸地を構成する「安山岩」は、火星や金星には存在しない。ほかの惑星には存在しない安山岩に、地球表面の3割が覆われている。

樹木が生息する土壌に特有の微生物が落葉を効率的に分解、東大など実証
2024.06.12

樹木が生息する土壌に特有の微生物が落葉を効率的に分解、東大など実証

 森林において樹木が生息する土壌に特有の微生物の集まり(微生物叢)が落葉を効率的に分解していることを東京大学などの研究グループが野外実験で実証した。森林生態系の物質循環を担う微生物叢の働きに差があることを示しており、今後の森林保全において場所ごとに特有の微生物叢を保つことが重要だとしている。<

毎年日本上空にやってくる「亜熱帯ジェット気流」…「忌み嫌われる季節」が日本にもたらす全生命への「極上の恵み」
2024.06.12

毎年日本上空にやってくる「亜熱帯ジェット気流」…「忌み嫌われる季節」が日本にもたらす全生命への「極上の恵み」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

まるで「ガラスの天板」…あまりにも「予想外」過ぎた「台風」の「真実の姿」
2024.06.11

まるで「ガラスの天板」…あまりにも「予想外」過ぎた「台風」の「真実の姿」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

エルニーニョ終息と気象庁
2024.06.10

エルニーニョ終息と気象庁

 気象庁は10日、昨年春から続いてきた南米ペルー沖で海面水温が高くなるエルニーニョ現象が終息したとみられると発表した。今秋にかけて、ラニーニャ現象が発生する可能性が高いとしている。

じつは暑い「赤道直下」ではなく、地球の緯度30度前後に「砂漠が集中」している「意外すぎる理由」
2024.06.10

じつは暑い「赤道直下」ではなく、地球の緯度30度前後に「砂漠が集中」している「意外すぎる理由」

----------「謎解き・海洋と大気の物理」、「謎解き・津波と波浪の物理」で知られるサイエンスライター保坂直紀氏による『地球規模の気象学』。風、雲、雨、雪、台風、寒波……。すべての気象現象は大気が動くことで起こる。その原動力は、太陽から降り注ぐ巨大なエネルギーだ

なんと、地殻はマントルの上で「浮いて」いた…地球スケールで考える「アルキメデスの原理」
2024.06.07

なんと、地殻はマントルの上で「浮いて」いた…地球スケールで考える「アルキメデスの原理」

 地球の大陸は謎だらけ。 地球表面を構成する岩石は、海洋底と陸で明確に異なる。火星や金星の表面を覆う岩石は、地球の海洋底の岩石と同じ「玄武岩」。地球の陸地を構成する「安山岩」は、火星や金星には存在しない。ほかの惑星には存在しない安山岩に、地球表面の3割が覆われている。