# 四島

洋上慰霊、全日程終了 21日は強風で出港できず、船内で式典
12時間前

洋上慰霊、全日程終了 21日は強風で出港できず、船内で式典

 ロシアによるウクライナ侵攻で北方領土への墓参ができない中、四島に眠る祖先の霊に船上から手を合わせる「洋上慰霊」は21日、今年度の全日程が終了した。66人が参加したこの日は強風のため根室港から出港できず、岸壁に着岸した交流船「えとぴりか」船内で慰霊式が行われた。 今年度は全7回の

北方領土返還運動をけん引 千島歯舞諸島居住者連盟の前理事長 脇紀美夫さん(83)死去 国後島出身
2024.08.27

北方領土返還運動をけん引 千島歯舞諸島居住者連盟の前理事長 脇紀美夫さん(83)死去 国後島出身

 北方四島の元島民などでつくる千島歯舞諸島居住者連盟の前の理事長脇紀美夫さんが、8月26日に亡くなりました。83歳でした。脇紀美夫さんは国後島出身で、2003年から3期にわたり、北海道羅臼町長を務め、知床の世界自然遺産登録にも力を注ぎました。 その後は千島連盟の理事

故郷の記憶、絵地図で残す 元択捉島民2世の山下さん
2024.08.21

故郷の記憶、絵地図で残す 元択捉島民2世の山下さん

 ロシアによるウクライナ侵攻の影響などで、北方四島交流事業が中断する中、島の記憶を残そうと絵地図を描き続けている元島民2世の語り部がいる。 「せめて絵地図で故郷を思い出して」。山下孝子さん(61)=札幌市=は、高齢化する元島民らに絵地図を配っている。 択捉島蘂取村出

北方墓参の合意「無効」 鈴木氏利用し日本けん制か ロシア
2024.07.31

北方墓参の合意「無効」 鈴木氏利用し日本けん制か ロシア

 無所属の鈴木宗男参院議員は30日、訪問先のロシアの首都モスクワでガルージン外務次官(前駐日大使)らと会談した。 鈴木氏によると、北方四島の元島民による墓参の早期再開を求めたところ、根拠となる1986年の合意は「無効」とロシア側の担当者から聞かされた。 ロシア外務省

岸田首相、北方墓参再開へ決意
2024.07.30

岸田首相、北方墓参再開へ決意

 岸田文雄首相は30日、北方領土の元島民のひ孫らに当たる中学生7人と首相官邸で面会した。 元島民らによる墓参など北方四島交流事業の再開に関し、「日ロ関係での最優先事項の一つ」だとして、ロシア側への働き掛けを続ける考えを示した。 出席者は「交流事業の停止や元島民が減少

根室港からの洋上慰霊 北方領土元島民ら参加希望335人
2024.07.09

根室港からの洋上慰霊 北方領土元島民ら参加希望335人

 北方領土の元島民らによる洋上慰霊用のチャーター船となる北方四島交流船「えとぴりか」(1124㌧)が8日朝、北海道の根室港に回航された。本番を来月に控え、参加者もほぼ固まりつつあり、5日現在の元島民を含む参加希望者数は335人。うち元島民は66人。一番人気は、元島民21人を含む61人が参加を予

北方領土「洋上慰霊」、8月実施 元島民参加、船内泊コースも
2024.06.17

北方領土「洋上慰霊」、8月実施 元島民参加、船内泊コースも

 北海道は17日の道議会特別委員会で、北方四島の元島民による洋上慰霊を8月20日~9月21日の日程で計7回実施すると明らかにした。 ロシアのウクライナ侵攻により、北方四島交流事業が中断していることを受けた措置で、2022年度、23年度に続き3回目。 洋上慰霊は、元島

北方墓参の早期再開求める決議、今年度も洋上慰霊実施方針 千島連盟
2024.05.27

北方墓参の早期再開求める決議、今年度も洋上慰霊実施方針 千島連盟

 北方四島の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)の通常総会が27日、札幌市内で開催された。「北方四島の早期一括返還の実現」を求めることや、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で再開のめどの立たない北方四島訪問事業のうち、北方墓参について早期再開を目指すことを含む決議が採択された。また

岸田文雄首相、北方四島の墓参再開など「最優先課題。働きかけ続ける」 元島民ら要請
2024.05.14

岸田文雄首相、北方四島の墓参再開など「最優先課題。働きかけ続ける」 元島民ら要請