# 出版業

最も高いことないな、恋愛が自分の人生で。芥川賞受賞作『おいしいごはんが食べられますように』の著者が綴る、恋愛に関する率直な気持ち
2024.09.14

最も高いことないな、恋愛が自分の人生で。芥川賞受賞作『おいしいごはんが食べられますように』の著者が綴る、恋愛に関する率直な気持ち

みんなの恋愛をわたしは知らない。芥川賞受賞のベストセラー『おいしいごはんが食べられますように』著者の最新刊、最高の〈恋愛〉小説集『新しい恋愛』はどのようにできたのか。「本の名刺」(「群像」2024年10月号掲載)をお届けします歳を重ねるごとに恋心の手触りを忘れつつあるな、と思って

KADOKAWA、新たなサイバー攻撃受けた痕跡なし
2024.09.11

KADOKAWA、新たなサイバー攻撃受けた痕跡なし

出版大手のKADOKAWAは9月11日、6月8日に発覚したサイバー攻撃に関する最新の見解と対応策を公表。攻撃を主張する組織が新たな情報公開を示唆したことを受け、この声明に対する対応を明らかにした。現時点で、同社グループが新たなサイバー攻撃を受けた痕跡は確認されていないという。 出

KADOKAWA「新たな情報漏えいない」 サイバー攻撃の組織が“追加で情報公開”主張に見解
2024.09.11

KADOKAWA「新たな情報漏えいない」 サイバー攻撃の組織が“追加で情報公開”主張に見解

出版大手のKADOKAWAがサイバー攻撃を受け、個人情報が流出した問題で、攻撃を行ったとする組織が“追加的に情報を公開した”と主張していることがわかりました。KADOKAWAは、この主張について10日の夜に把握し、確認を進めているとしたうえで、6月以降は新たなサイバー攻撃を受けた

出版不況、雑誌休刊ラッシュと苦戦のなか 業界大手KADOKAWAの売上に匹敵...社員6人の地方出版社とは
2024.09.10

出版不況、雑誌休刊ラッシュと苦戦のなか 業界大手KADOKAWAの売上に匹敵...社員6人の地方出版社とは

 雑誌や本づくりの出版社が倒産ラッシュの苦境に立たされていることが、帝国データバンクが2024年9月8日に発表した「出版社」の倒産・休廃業解散動向(2024年1~8月)で明らかになった。 その一方で、「漫画」がメインの一部の大手出版社は、我が世の春を謳歌している。 

作家の宇能鴻一郎さん死去、90歳 官能小説で一時代を築いた
2024.09.10

作家の宇能鴻一郎さん死去、90歳 官能小説で一時代を築いた

 1970年代に官能小説で一時代を築いた作家、宇能鴻一郎(うの・こういちろう、本名鵜野広澄〈うの・ひろずみ〉)さんが8月28日、心不全のため死去した。90歳だった。葬儀は親族のみで営んだ。 34年、札幌市生まれ。旧満州で終戦を迎えた。東京大学大学院に在学中の61年、同人誌に載せた

出版社の4割近くが赤字 低迷を脱せず 過去20年で最大
2024.09.09

出版社の4割近くが赤字 低迷を脱せず 過去20年で最大

全国で書店が次々と閉店に追い込まれているなか、出版社でも厳しい経営状況が続いています。 民間の調査会社・帝国データバンクによりますと、昨年度赤字だった出版社は全体の36.2%を占め、過去20年で最大でした。 業績が悪化した出版社は6割を超えているということです。

人気雑誌も「休刊ラッシュ」の苦境 出版社の3割超が「赤字」 過去20年で最大、出版不況で低迷脱せず
2024.09.08

人気雑誌も「休刊ラッシュ」の苦境 出版社の3割超が「赤字」 過去20年で最大、出版不況で低迷脱せず

 全国で書店の減少に歯止めがかからないなか、雑誌や書籍の出版社でも厳しい経営環境が鮮明となっている。2023年度における出版社の業績は「赤字」が36.2%を占め、過去20年で最大となったほか、減益を含めた「業績悪化」の出版社は6割を超えた。出版不況の中で、多くの出版社が苦境に立たされている。<

強まる逆風、消える書店 ネット販売、電子書籍拡大で TSUTAYA鳴和店は9月末に
2024.09.06

強まる逆風、消える書店 ネット販売、電子書籍拡大で TSUTAYA鳴和店は9月末に

 石川、富山県内で書店が次々と姿を消している。金澤文苑堂(金沢市)は同市小金町のTSUTAYA(ツタヤ)鳴和店を30日に閉じることを決定。清明堂書店(富山市)は8月末に同市上袋のアピタ富山店内から撤退し、同社の店舗はゼロになった。インターネット販売や電子書籍の市場が拡大しており、実店舗への逆風

実は国内最大級 「コミックシーモア」がデータからヒットを生む仕組み
2024.09.05

実は国内最大級 「コミックシーモア」がデータからヒットを生む仕組み

NTTソルマーレは5日、電子書籍ストア「コミックシーモア」がサービス創立20周年を迎えるにあたり、これまでの事業の歩みや電子書籍でマンガの売上を伸ばすノウハウ、今後の展望を紹介する戦略発表会を開催した。同社は、ウェブでマンガを読むことが浸透していなかった2004年に、コミックシー

Internet Archiveは違法? 電子書籍の所蔵に関する著作権訴訟に敗訴
2024.09.05

Internet Archiveは違法? 電子書籍の所蔵に関する著作権訴訟に敗訴

インターネット上に公開されているウェブサイトをはじめとするデジタルコンテンツは、物理的な世界とは異なり、提供元のサーバーから削除されてしまえば跡形もなく消滅してしまう。Internet Archiveは、そのようなコンテンツにも文化的価値を認め、削除される前にアーカイブを保管することで、研究者

推しの「沖縄本」4000冊が一堂に! 県内の出版社14社がフェア 4日からジュンク堂書店で
2024.09.04

推しの「沖縄本」4000冊が一堂に! 県内の出版社14社がフェア 4日からジュンク堂書店で

 県内の出版14社がお薦めする本が一堂に集まる「第6回おきなわ本フェア」(主催・沖縄出版協会)が4日から、ジュンク堂書店那覇店1階催事場で開かれる。10月6日まで。フェアではジャンルを問わずロングセラーから新刊まで約4千冊を取り扱う。 期間中の週末には、若手芸人によるお笑いショー

<榎原依那>「FRIDAY」売り切れ続出  破竹の勢いの大型新人 大反響で未掲載カット公開
2024.09.03

<榎原依那>「FRIDAY」売り切れ続出  破竹の勢いの大型新人 大反響で未掲載カット公開

 2月にグラビアデビューしたことも話題の“大型新人”の榎原依那さんが表紙を飾った週刊誌「FRIDAY」(講談社)9月6・13日合併号の3枚の未掲載カットが公開された。同号は8月23日に発売され、各書店やネット書店で売れ切れが続出しているといい、大きな反響を受けて、未掲載カットが公開されることに

「旅は素晴らしい一瞬一瞬をかき集める、その繰り返し」韓国のベストセラー作家イ・ビョンリュル氏インタビュー
2024.08.29

「旅は素晴らしい一瞬一瞬をかき集める、その繰り返し」韓国のベストセラー作家イ・ビョンリュル氏インタビュー

韓国で100万部のベストセラーを記録した旅のエッセイ『いつも心は旅の途中』の日本語訳発売のタイミングで、著者イ・ビョンリュルさんが来日。まるでそこで暮らしているように旅をするというスタイルを確立しているイ・ビョンリュルさんは、語り口もエッセイから感じられる人柄そのまま。どんな質問にも真摯に、そ

島田洋七「がばいばあちゃん」1600万部売れた!衝撃の“印税事情”明かす「通帳見たら…」
2024.08.29

島田洋七「がばいばあちゃん」1600万部売れた!衝撃の“印税事情”明かす「通帳見たら…」

 お笑いコンビ「B&B」として一世を風靡し、作家としても活動する島田洋七(74)が28日に更新されたYouTube「そのまんま宮崎」にゲスト出演。自身の大ヒット作「佐賀のがばいばあちゃん」の“印税事情”について語る場面があった。 元宮崎県知事・東国原英夫氏とのトーク企画。

国際詐欺か?仕事か?日本人の書き手として初めて、韓国の映画批評雑誌から執筆依頼を受けた話
2024.08.29

国際詐欺か?仕事か?日本人の書き手として初めて、韓国の映画批評雑誌から執筆依頼を受けた話

世間から「大丈夫?」と思われがちな生涯独身、フリーランス、40代の小林久乃さんが綴る“雑”で“脱力”系のゆるーいエッセイ。「人生、少しでもサボりたい」と常々考える小林さんの体験談の数々は、読んでいるうちに心も気持ちも軽くなるかもしれません。第31回は「韓国の雑誌に寄稿デビューした」です。

編集者・著述家の松岡正剛さん死去 80歳、「編集工学」を提唱
2024.08.21

編集者・著述家の松岡正剛さん死去 80歳、「編集工学」を提唱

 情報や文化を独自の視点で組み合わせる「編集工学」を提唱し、日本文化を幅広く論じた編集者・著述家の松岡正剛(まつおか・せいごう)さんが12日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。80歳だった。葬儀は近親者で営んだ。後日お別れの会を開く予定。 1944年、京都市生まれ。早稲田大文学

松岡正剛さん死去、80歳 著述家、編集工学者
2024.08.21

松岡正剛さん死去、80歳 著述家、編集工学者

 「編集工学」を提唱し、情報や宗教、美術など幅広い分野で日本文化を論じた、著述家の松岡正剛(まつおか・せいごう)さんが12日午後1時53分、肺炎のため東京都の病院で死去した。80歳。京都市出身。葬儀は近親者で行った。後日、お別れの会を開く予定。 早稲田大を中退し、1971年に雑誌

オープンAI、米出版大手コンデナストと提携 GQやヴォーグを発行
2024.08.21

オープンAI、米出版大手コンデナストと提携 GQやヴォーグを発行

 対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を運営する米オープンAIは20日、米出版大手コンデナストとの提携を発表した。オープンAIは生成AIを使った検索機能「サーチGPT」の試作版を提供しており、こうした製品にコンデナストの記事を活用する。 コンデナストは、「ヴ

「ギリシャ神話でなく沖縄の話で星を学んで」元石垣島天文台所長の著作が今年一押しの県産本に
2024.08.15

「ギリシャ神話でなく沖縄の話で星を学んで」元石垣島天文台所長の著作が今年一押しの県産本に

県内の書店や出版関係者がおすすめの県産本を選ぶ企画、「この沖縄本がすごい」に、「四季の星空ガイド沖縄の美ら星」が選ばれました。「この沖縄本がすごい」は、活字離れが叫ばれる中、本への関心や読むきっかけにしてもらおうと、県内の書店や出版関係者が審査員となって今年一押しの1冊を選出する

「手を押しのけたら、肘の所からポーンとちぎれて」…浮揚した潜水艦内を撮影した新聞記者が語った“凄まじすぎる光景”
2024.08.15

「手を押しのけたら、肘の所からポーンとちぎれて」…浮揚した潜水艦内を撮影した新聞記者が語った“凄まじすぎる光景”

「記録文学の巨匠」吉村昭氏は、戦史文学でも非常に優れた多くの作品を遺した。『戦艦武蔵』『帰艦セズ』『深海の使者』『総員起シ』などがその代表作だが、その圧倒的リアリティを支えたのは、氏がたった一人で行った太平洋戦争体験者への膨大な数の証言インタビューだった。 その数多の録音テープ記