# アウシュビッツ

ジェシー・アイゼンバーグ監督最新作『リアル・ペイン』2025年公開決定
2024.08.20

ジェシー・アイゼンバーグ監督最新作『リアル・ペイン』2025年公開決定

ジェシー・アイゼンバーグが監督・脚本・製作・主演を務めた最新作『リアル・ペイン~心の旅~』(原題:A Real Pain)が2025年に公開されることが決定した。ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)とベンジーは(キーラン・カルキン)は、亡くなった最愛

「効率」を求める兵器 短時間で東京を火の海に・・・考え尽くされた「焼夷弾」【科学が変えた戦争】
2024.08.11

「効率」を求める兵器 短時間で東京を火の海に・・・考え尽くされた「焼夷弾」【科学が変えた戦争】

科学によって生み出される兵器の開発目的の1つにあるのが「効率」です。東京大空襲で使われた焼夷弾は、いかに短時間で街を燃やし尽くすか、入念に計算されたものでした。■毒ガスを生んだ科学 アウシュビッツの虐殺でもおよそ100年前(1918年)、食糧危機から人

「毎日何千もの人がガスで殺された」生存者の証言 多くの人を短時間で殺害…アウシュビッツで起きたこと【科学が変えた戦争】
2024.08.11

「毎日何千もの人がガスで殺された」生存者の証言 多くの人を短時間で殺害…アウシュビッツで起きたこと【科学が変えた戦争】

1918年にノーベル賞を受賞したフリッツ・ハーバー。人類を食糧危機から救った人物だ。一方で「化学兵器の父」とも呼ばれる。第一次世界大戦で広く使われた新たな兵器がある。大量破壊兵器『毒ガス』だ。この開発を主導した人物こそ、ハーバーだった。人

『関心領域』で何よりも恐ろしい“当たり前の事実” ジョナサン・グレイザーの演出を考察
2024.06.23

『関心領域』で何よりも恐ろしい“当たり前の事実” ジョナサン・グレイザーの演出を考察

 ここのところホラー映画を観る機会が増えたのだが、至極あたりまえのように、昔観た名作と呼ばれる類の作品は観返してみても確かに怖いし、観ていなかった近年の作品でも充分に怖いものがいくつもある。しかしながら、どれにも共通しているのは“視覚的に怖い”ということであり、どれも一瞬だけの突き抜ける刺激と

塀越しの無関心(6月19日)
2024.06.19

塀越しの無関心(6月19日)

 福島市で上映中の映画「関心領域」は不穏な空気が漂う。ナチスが設けたアウシュビッツ強制収容所の隣の豪邸に住む所長と家族の日々を描く▼ピクニック、パーティー…。生活は一見、穏やかだが、高い塀越しに悲鳴や銃声が聞こえる。焼却炉の煙突から大量の煙が立ち上る。観客はユダヤ人の凄絶[せいぜつ]な末路を想

僧侶の英月さんが身震いした「関心領域」が映し出す〝見えていないもの〟
2024.06.01

僧侶の英月さんが身震いした「関心領域」が映し出す〝見えていないもの〟

約80年前のポーランドでの、ルドルフ(クリスティアン・フリーデル)一家の物語です。彼らが住むのは、厳しい冬の寒さから守ってくれる暖房完備の立派な2階建ての家。夏には花が咲き誇る広い庭のプールで泳ぐこともできます。そんな一家に大きな変化が訪れたのは、夫の転勤がきっかけ。4年間住み続けた素晴らしい

映画『関心領域』監督らが解説する特別映像公開「可能な限り真実に近づくことが大切だった」
2024.05.31

映画『関心領域』監督らが解説する特別映像公開「可能な限り真実に近づくことが大切だった」

公開中の映画『関心領域』より、ジョナサン・グレイザー監督らが作品を解説する特別映像が公開された。本作は、イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化した作品。原題でもある『The Zone of Interest(関心領域)』

アカデミー賞受賞作『関心領域』満席続出、週末動員ランキング「洋画1位」に輝く
2024.05.28

アカデミー賞受賞作『関心領域』満席続出、週末動員ランキング「洋画1位」に輝く

ジョナサン・グレイザー監督の最新作『関心領域』が、5月24日(金)に公開初日を迎え、週末動員ランキングで初登場5位、洋画作品としては1位となり、大ヒットスタートを切った。アウシュビッツ収容所の隣で幸せな生活を送る一家の姿を描いた衝撃作として話題を集め、第76回カンヌ国際映画祭グラ

「関心領域」 この例えようのない後味の正体は、脳にこびりついた誰かの叫び声だ
2024.05.28

「関心領域」 この例えようのない後味の正体は、脳にこびりついた誰かの叫び声だ

第96回アカデミー賞にて、国際長編映画賞と音響賞の2部門を受賞した「関心領域」。〝今世紀最も重要な映画〟〝どんなホラー映画よりも恐ろしい〟、そう映画評論家に言わしめた衝撃作だ。第二次世界大戦下のアウシュビッツ強制収容所と隣り合わせで生活していた家族にスポットライトを当てた105分間は、私にとっ

『関心領域』は「耳で聞く」映画だ──ジョナサン監督や音楽のミカ・レヴィらが語ったトークイベント全文レポ
2024.05.27

『関心領域』は「耳で聞く」映画だ──ジョナサン監督や音楽のミカ・レヴィらが語ったトークイベント全文レポ

映画『関心領域』のトークイベントが5月15日、東京・渋谷のユーロライブで開かれた。試写会ののち、監督のジョナサン・グレイザー、音楽を手がけたミカ・レヴィ、プロデューサーのジェームズ・ウィルソンがオンラインで登壇し、観客の質問に答えた。同作は、第二次世界大戦中の1945年、アウシュ

宇垣美里「顔から血の気が引ききった」“ある事実”に気づいた瞬間一気に鳥肌が立ったワケ
2024.05.26

宇垣美里「顔から血の気が引ききった」“ある事実”に気づいた瞬間一気に鳥肌が立ったワケ

 元TBSアナウンサーの宇垣美里さん。大のアニメ好きで知られていますが、映画愛が深い一面も。 そんな宇垣さんが映画『関心領域』についての思いを綴ります。●作品あらすじ:空は青く、誰もが笑顔で、子どもたちの楽しげな声が聞こえ、そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建

【週末映画コラム】問題作を2本 テーマは傍観者的な虐殺『関心領域』/石原さとみが鬼気迫る演技を披露する『ミッシング』
2024.05.24

【週末映画コラム】問題作を2本 テーマは傍観者的な虐殺『関心領域』/石原さとみが鬼気迫る演技を披露する『ミッシング』

『関心領域』(5月24日公開) 本作は、ホロコーストや強制労働によりユダヤ人を中心に多くの人々を死に至らしめたアウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る、収容所所長ルドルフ・ヘス(クリスティアン・フリーデル)一家の日々の営みを描く。 マーティン・エイミスの小説を

『関心領域』グレイザー監督「映画は政治をラジカルに描くべきだ」
2024.05.23

『関心領域』グレイザー監督「映画は政治をラジカルに描くべきだ」

アウシュビッツをテーマにした『関心領域』は、米アカデミー国際長編映画賞を受賞するなど、世界的に高く評価されている。本作は監督のジョナサン・グレイザーが、アカデミー賞の受賞スピーチでイスラエルとガザの現状に触れたことでも大きな話題を集めた。これまでのホロコースト映画とは一線を画す斬新な手法で歴史

ハマスの元人質親族、アウシュビッツで「生者の行進」に参加
2024.05.07

ハマスの元人質親族、アウシュビッツで「生者の行進」に参加