# はやぶさ2

小惑星リュウグウの水は「にがり」に満ちていた 生命の源となる有機物の材料を安定保存か
2024.09.05

小惑星リュウグウの水は「にがり」に満ちていた 生命の源となる有機物の材料を安定保存か

小惑星リュウグウにかつて存在していた水は、物質を安定的に保存する性質を持つ「にがり」に満ちていたことが分かったと、海洋研究開発機構などが5日、発表した。探査機はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの試料からは、生命の材料となる多様な有機物が発見されており、これらの生成に、にがりが役立った可能性がある

小惑星りゅうぐうの水に「塩分」 鉱物保存寄与か、海洋機構
2024.09.05

小惑星りゅうぐうの水に「塩分」 鉱物保存寄与か、海洋機構

 探査機はやぶさ2が小惑星りゅうぐうで採取した砂から、かつて存在した水に含まれていた成分を調べたところ、ナトリウムやマグネシウムなどの「塩分」が多かったことが分かったと、海洋研究開発機構(海洋機構)や九州大などの研究チームが5日、英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に発表した。これらの塩

リュウグウの「にがり」解明、有機物の保存 はやぶさ2採取の砂から
2024.09.05

リュウグウの「にがり」解明、有機物の保存 はやぶさ2採取の砂から

 探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った砂からは、生命に欠かせないアミノ酸などの有機物が見つかっている。数十億年以上も前にできたものが、残っているのはなぜなのか。そのカギとなる「にがり」の組成を明らかにしたと海洋研究開発機構(JAMSTEC)などの研究グループが5日、発表した。地

たった1つのデータから小惑星「2001 CC21」の形状を推定 はやぶさ2探査予定天体
2024.08.14

たった1つのデータから小惑星「2001 CC21」の形状を推定 はやぶさ2探査予定天体

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」は、現在拡張ミッションを行っており、2026年には98943番小惑星「2001 CC21」の近くを通過しながら撮影と観測を行うフライバイが予定されています。しかし、高速で通過する探査機が小さな小惑星を捉えるには、その正確な形状を事前に

はやぶさ2、目的地は細長い形状 次なる探査の小惑星、京大解析
2024.08.02

はやぶさ2、目的地は細長い形状 次なる探査の小惑星、京大解析

 日本の探査機はやぶさ2が2026年に探査予定の小惑星「2001CC21」が、細長い形状であることが分かったとの分析成果を京都大の有松亘特定助教らの研究グループが2日、発表した。恒星が別の天体に隠される「恒星食」をアマチュア天文家が確認し、新たな解析技術を用いて高精度で形状を推定。探査成功に貢

「はやぶさ2」が次に向かう小惑星、落花生に似た形 アマ天文家も解明に一役
2024.08.02

「はやぶさ2」が次に向かう小惑星、落花生に似た形 アマ天文家も解明に一役

令和2年に小惑星リュウグウから試料を持ち帰った探査機「はやぶさ2」が次の目的地としている「小惑星2001CC21」が、長さ約840メートル、直径約310メートルの細長い落花生に似た形であることを京都大などの研究チームが突き止め、2日に発表した。はやぶさ2は、地球にリュウグウの試料

リュウグウに生命の源、アミノ酸の材料も はやぶさ2が持ち帰った砂
2024.07.10

リュウグウに生命の源、アミノ酸の材料も はやぶさ2が持ち帰った砂

 探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った砂に、アミノ酸などの材料となる分子が含まれていたと、海洋研究開発機構(JAMSTEC)などのグループが10日発表した。地球の生命や水が小惑星からもたらされたとする説を補強する成果だという。 グループは、砂を熱水に浸して抽出する

JAXA吉川真さんが語る 日本航空宇宙学会「ジュニア会員制度」とは?
2024.06.23

JAXA吉川真さんが語る 日本航空宇宙学会「ジュニア会員制度」とは?

航空や宇宙の技術について専門家が集まり議論をする「日本航空宇宙学会(JSASS)」は、2023年から満13歳~満20歳を対象としたジュニア会員制度の募集を開始しました。学会というと大学などの高等教育機関に進学してから参加するものというイメージがありますが、ジュニア会員制度とはどのような制度で、