J1アビスパ福岡・井上聖也「自分の力でつかむ」雪辱&ゴールでレギュラー定着

AI要約

J1アビスパ福岡は、柏との試合に向けて気持ちを切り替え、勝ち点を重要視している。

前回の柏との対戦ではCKからの失点が課題となっており、選手たちは改善を図っている。

チームは新潟戦で白星を挙げたものの、センターバック陣に苦しい状況が続いており、次戦への準備を進めている。

J1アビスパ福岡・井上聖也「自分の力でつかむ」雪辱&ゴールでレギュラー定着

 J1アビスパ福岡は6月2日、アウェーで柏と戦う。両チームは現在ともに勝ち点22で、福岡が10位で柏が11位。6位の浦和まで勝ち点2差と混戦で長谷部茂利監督は「一つの勝ち点、1点の得失点が(最終的な)順位に響いてくる。中位から上位にと、一歩前に出るような強い気持ちを持って戦うべきだなと思います」と力を込めた。

 柏とは5月22日にルヴァン・カップ3回戦で対戦。アディショナルタイムに決勝点を奪われて1―2で敗れた。センターバックでフル出場し、同カップで2試合連続ゴールを挙げた井上聖也は「自分たちで修正して、それを披露できる場がすぐあるので、しっかり勝ちたい」と雪辱に意欲を見せた。

 アディショナルタイムの決勝点はCKから奪われた。5月18日のホームC大阪戦でもセットプレーで失点しており、井上は「(本来は)自分たちの強みの部分。しっかりと自信を持って自分たちの役割を果たせばそう簡単に失点しない」と球際に強い本来の守備を取り戻すことを誓った。

 リーグ戦の前節・新潟戦は2―1で白星を挙げたが、2点リードからアディショナルタイムに失点。井上は「アビスパらしいサッカーができたと思います。前(線)の選手にやりやすいようにやってもらって、守備でもしっかりスライドして(守る)ことはできた。ただ、最後の失点がもったいなかった。隙をつくらずにやっていきたい」と無失点勝利を掲げた。

 新潟戦では主将の奈良竜樹がコンディション不良で欠場。宮大樹は故障離脱から復帰を目指している段階だ。柏戦はドウグラスグローリが警告累積で出場停止。センターバック陣は苦境が続く。

 「(チャンスを)自分の力でつかむだけなので、いい準備をしていきたい。リーグ戦の得点もそろそろ取りたいですね」。柏戦でリベンジを果たし、レギュラー定着を狙う。(向吉三郎)