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苦難続くもサヨナラ劇 オリックス、一丸で白星―プロ野球
オリックスが九回にサヨナラ勝ち。宗が犠飛でサヨナラ打点を挙げる。
宜保の活躍から始まり、チーム全体がアクシデントを乗り越えて勝利。
苦しい5月を白星で締めくくり、チーム一丸となって頑張る決意を示す。
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しぶとく何とか勝ち切った。
オリックスが九回にサヨナラ勝ち。宗が犠飛で今季自身2度目のサヨナラ打点を挙げ、「冷静にいけたことがよかった」とうなずいた。
途中出場の宜保のお膳立てから始まった。同点の九回、先頭で左前打。続く西川の打席で盗塁を決め、悪送球も誘い一気に三塁へ。その後1死一、三塁で宗がきっちりと左翼へ飛ばした。宗は「宜保の足を信じて、何とか行ってくれという感じだった」。宜保が勢いよく生還すると、歓喜の輪ができた。
アクシデントを乗り越えた。森が四回の走塁中に右太もも裏に張りを感じてその後交代。紅林も試合途中に退いた。その紅林に代わって八回の守備から出た宜保が活躍。普段通りに準備はしていたといい、「(気持ちが)かかり過ぎないようにと心掛けた。とりあえずやるべきことをやろう、と」。チームを救った。
苦しんだ5月を白星で締めくくった。「こういう状況も乗り越えなければいけないと思う。全員で力を合わせて頑張りたい」と宗。チーム一丸で踏ん張る覚悟だ。