錦織圭、右肩痛で途中棄権 3年ぶりGSの全仏は2回戦敗退

AI要約

全仏オープンテニス(French Open 2024)での錦織圭の復帰戦が右肩痛により途中棄権となった。

雨天順延により試合が30日に再開され、錦織は第15シードのベン・シェルトンに敗れた。

錦織は股関節、足首、膝の負傷に続き、肩の問題で今大会にはプロテクトランキングを利用して出場していた。

錦織圭、右肩痛で途中棄権 3年ぶりGSの全仏は2回戦敗退

【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2024)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、約3年ぶりの四大大会(グランドスラム)出場となった錦織圭(Kei Nishikori)は大会第15シードのベン・シェルトン(Ben Shelton、米国)に6-7(7-9)、1-6と2セットを取られた後、右肩痛のため途中棄権した。

 試合はもともと29日に始まっていたが、雨天順延となっていた。

 元世界ランキング4位で、現在は故障による長期離脱で同350位まで落ちている錦織は「肩はこの2~3か月調子が悪かったが、良くなっていた。1回戦の前もプレーできると思ったから出場した」と話した。

 初戦は予選勝者のガブリエル・ディアロ(Gabriel Diallo、カナダ)をフルセットで下していたが、4時間22分に及んだマラソンマッチの影響もあり、2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)以来となるグランドスラムの復帰戦は残念な結末となった。

 錦織本人も「残念ながら、(1回戦で)5セットを戦い、(2回戦では)肩の準備ができていなかった」と認め、「最初は問題なかったが、1、2セットをプレーし終えて痛み始めた。もう1セットはプレーできたかもしれないが、鋭い痛みが出始めたからやめた」と説明した。

 2014年の全米オープンで準優勝している34歳の錦織は、股関節や足首、膝を立て続けに負傷し、この2年はほとんどツアーでプレーできておらず、今大会にはプロテクトランキングを利用して出場していた。【翻訳編集】 AFPBB News