【オリックス】中嶋監督、3連敗も前を向く「明日、どうにかやり返すしかない」

AI要約

オリックス中嶋聡監督は競り負けての3連敗となったが、明るさを保ち、力強いスイングや期待できるバッターがいたことを収穫と捉えている。

風の影響で届かなかった頓宮の犠飛や古巣相手に立ち回る西川の活躍に注目し、次戦に期待を寄せている。

中嶋監督は悔しい競り負けの中から前向きな要素を見つけ、チームを奮起させる姿勢を見せている。

【オリックス】中嶋監督、3連敗も前を向く「明日、どうにかやり返すしかない」

<日本生命セ・パ交流戦:広島2-1オリックス>◇28日◇マツダスタジアム

 オリックス中嶋聡監督(55)は競り負けての3連敗となったが、総じて表情は暗くなく、むしろ明るさが垣間見えた。

 特に声のトーンが上がったのは、4回の頓宮の左中間への犠飛。もう少しでスタンドインの大飛球だった。試合開始から左から右へ強い風が吹いており、その影響で届かなかった。

 これに指揮官は「うん、完璧やったですね。あれ、他(の球場)やったら絶対入ってるんで、あの風じゃなかったら。持ってないなあ」と残念がった。不振で降格し、この日1軍に戻った昨季首位打者の力強いスイングを、この日の収穫の1つととらえた。

 中嶋監督は悔しい競り負けの中にも、前向きな材料を探しているようだ。それが表情からも見て取れる。「それしかないですよ。明日、どうにかやり返すしかないですし、期待できるスイングをしているバッターが多いほど、こっちはね、攻めやすくなりますし」と次戦に目を向けた。

 古巣相手に2安打の西川には「一番立っている球場でしょうし、そこに関しては違和感なく入っていると思います」と言及した。