琉球・岸本隆一「感情迷子。全てが終わった喪失感」連覇ならず「期待と失望を繰り返し、最後に応えられなかった」

AI要約

広島が琉球を下して日本生命チャンピオンシップを制し、史上初の優勝を果たした。

琉球は逆転を狙うも広島に敗れ、2連覇を逃す結果となった。

試合後の選手や監督のコメントでは苦しいシーズンを乗り越えたプライドが感じられる。

琉球・岸本隆一「感情迷子。全てが終わった喪失感」連覇ならず「期待と失望を繰り返し、最後に応えられなかった」

◆プロバスケットボール男子 ▽Bリーグ 日本生命チャンピオンシップ(CS)決勝 第3戦 琉球50―65広島(28日、横浜アリーナ)

 史上初の西地区対決となった決勝は、2戦先勝方式で1勝1敗の第3戦が行われ、前回王者の琉球が広島に50―65で敗れ、史上2チーム目の連覇はならなかった。

 一方の広島は、B2から昇格したチームでは史上初の優勝。ワイルドカードからの王者誕生は3チーム目となった。

 琉球は第1クオーター(Q)から12―17とリードを許し、僅差でついて行くも、なかなか逆転まで持って行くことができず。6点ビハインドで迎えた第4クオーター(Q)も、先に相手に得点を許し、要所でもターンオーバーがあり、リズムを取り戻すことができなかった。

 試合後、桶谷大監督は「広島ドラゴンフライズに『おめでとう』と言いたいなと思う。勝ったチームが一番強い」。第3戦の内容については「(相手の)スイッチディフェンスに対して、糸口を僕自身が選手たちに提案できなかったところが敗因。負けはしたが、自分たちも苦しいシーズン乗り越えてここまで来れた。誇りに持ちたいなと思う」と語った。

 ベテラン・岸本隆一は試合後の会見で「この悔しさが来年以降、チームをどう強くするか?」と問われ「結構今は感情迷子。悔しいって正直、実感もない。なんか、はかないなという感じの気持ち。長く、シーズンどこよりも戦ってきて、今日一日で全てが終わった喪失感がでかい。『来季また』っていうのはもう少し時間かかるところ」とコメント。続けて、「今季に限って言えば、何回も期待してもらって何回も失望させてを繰り返してきた中、最後に期待に応えられなかった。自分の中で整理して、また来季に向かっていけたらというのが今の気持ち」と話した。