【テニス全仏OP】大坂なおみ、ママでは初!2年4カ月ぶりの4大大会勝利 パリ五輪会場で粘り勝ち

AI要約

大坂なおみが全仏オープンで約2年4カ月ぶりの勝利を挙げる。

試合展開や長女との遠征について述べる。

大坂なおみの次戦に期待が高まる。

【テニス全仏OP】大坂なおみ、ママでは初!2年4カ月ぶりの4大大会勝利 パリ五輪会場で粘り勝ち

 ◇全仏オープン(2024年5月26日 パリ・ローランギャロス)

 今季4大大会第2戦が開幕し、女子シングルス1回戦で世界ランキング134位の大坂なおみ(26=フリー)は同67位のルチア・ブロンツェッティ(25=イタリア)に6―1、4―6、7―5で勝利。4大大会では22年1月の全豪オープン以来、約2年4カ月ぶりに白星を挙げた。昨年7月の出産後、4大大会の勝利は初めて。順当なら2回戦で3連覇を狙う世界1位のイガ・シフィオンテク(22=ポーランド)と激突する。

 第1セットは、お互いのサーブをキープして迎えた第4セットで、坂がブレークに成功。バックハンドで丁寧にコースをつき、第6ゲームでもブレークに成功した。続く第7ゲームをサービスエースで締め、第1セットを先取した。

 第2セットは第9ゲームまでキープし合ったが、第10ゲームでブレークを許し、このセットを4―6で落とした。ダブルフォルトが続くなど第1セットにはなかったミスが見られたが、イライラする素振りはなし。終始、落ち着いた表情でコートに立ち続けた。

 第3セットは第1ゲームでいきなりブレークに成功。第4ゲームは0ー30から盛り返し、キープするなど4連続でゲームを奪った。しかし、その後は5連続でゲームを落とす苦しい展開に。それでも、第10ゲームをキープすると、第11ゲームをブレーク。第12ゲーム、最後は相手のリターンがネットにかかり、初戦突破を決めた。

 今遠征には長女シャイちゃんを連れてきた。娘の前で4大大会を戦うのは初で、開幕前の24日に初めて歩いたことも明かした。「彼女がここにいることは本当にクール」と日々成長する姿から刺激を受けている。今夏のパリ五輪と同会場で、金メダルを目指す戦いの試金石になる今大会で、好スタートを切った。

 試合後のオンコートインタビューでは「ここに戻ってこられて凄くうれしい。試合中はナーバスになることもあったが、次も頑張ります」と語った。